動画配信とは? 3つの配信方式とやり方の解説

2023.03.01

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インターネット上で映像を配信することを指して「動画配信」といいます。インターネット上での動画配信には「ライブ配信」「オンデマンド配信」「疑似ライブ配信」の3つの配信方式があるのはご存じでしょうか?
今回は、3つの配信方式の特徴やそのやり方について解説します。

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1. 3つの動画配信方法とは?

3つの動画配信方法とは?

先述したように、動画配信には「ライブ配信」「オンデマンド配信」「疑似ライブ配信」の3つの方法があります。それぞれの配信方法について詳しく解説します。

※本記事では、集合型のイベントや対面での情報伝達との比較ではなく、3つの配信方法同士を比較しています。

ライブ配信

ライブ配信は、リアルタイムに動画配信を行う方法です。もう少し詳しく説明すると、配信サーバーやインターネット回線を経由し、映像や音声をリアルタイムに視聴者に配信するという仕組みです。「インターネット生放送」「インターネット生中継」と呼ぶこともあります。

配信日時があらかじめ決まっているため、後述するオンデマンド配信に比べ、高い視聴率を期待できます。

上記の他にもライブ配信には

  • 最新情報を素早く伝達できる
  • 均質な情報伝達(正確な情報伝達)ができる
  • 視聴者との関係性を強化できる

といった特長があります。

ライブ配信のメリットやビジネス用途での活用シーンや実施のポイント、活用事例など詳しく知りたい方はこちらも参考になさってください。

ライブ配信は生放送なので、プレッシャーやトラブルリスクが切り離せません。また、配信内容によっては機材準備・オペレーションや進行管理といった本番運用の負担も小さくありません。

オンデマンド配信

オンデマンド配信は、事前に制作した動画を予めサーバーにアップロードしておき、いつでも視聴できるよう配信する方式です。オンデマンド(on demand)という言葉には「要求があれば」「要求があり次第」といった意味があります。

生放送であるライブ配信と異なり配信前に動画を完成させておくため、動画制作時に収録をやり直したり編集で伝わり方を工夫したりとより配信内容の質を高めることができます。

オンデマンド配信の場合、配信期間中はいつでも視聴者の好きなタイミングで視聴することができます。一時停止や再生速度の変更、繰り返し視聴もできます。こうした理由から、オンデマンド配信は視聴利便性の高い配信方式といえます。

また運用側視点でもライブ配信に比べ

  • 配信が簡単
  • 動画の内容をしっかり作り込める
  • 長い期間に渡って動画を活用できる

といった特長があります。

オンデマンド配信のメリットや活用事例など詳しく知りたい方はこちらも参考になさってください。

疑似ライブ配信

疑似ライブ配信は、事前に収録・編集した動画コンテンツをライブ配信する方法です。「File to Live」や「Simulive」、「録画配信」と呼ばれる場合もあります。

疑似ライブ配信は、ライブ配信とオンデマンド配信の特長を併せ持つ配信方法です。疑似ライブ配信ではあらかじめ収録をおこない、ライブ配信内容を動画として完成させておくため、演者のプレッシャーが減ります。収録時は取り直しができたり、その後の編集作業では修正や調整が可能です。
予め配信する動画を完成させておくので少人数で配信の運用が可能です。にもかかわらず、ライブ配信と同等の視聴率が期待できます。

疑似ライブ配信の実施側の特長をまとめると以下のようになります。

  • 本番配信で必要なものが少ないため、トラブルリスクが低減
  • 少人数で運用可能(チャット無しなら0名でOK)
  • 事前収録なので登壇者のプレッシャーを軽減
  • 事前にチェックを行った内容で配信
  • 録画配信なので繰り返し開催にも有効

配信する動画に求められるクオリティは用途によって異なります。求めるクオリティや社内の制作体制によっては内製することも可能です。

疑似ライブ配信のメリットや活用事例など詳しく知りたい方はこちらも参考になさってください。

次からは、実際に動画配信はどのようにやるのか「ライブ配信」「オンデマンド配信」「疑似ライブ配信」のやり方をそれぞれ解説します。
まずは、比較的やり方が簡単なオンデマンド配信から解説します。

2. オンデマンド配信のやり方

オンデマンド配信用の動画制作の解説については、本記事では割愛させていただきます。詳しくは下記記事を参考になさってください。

クオリティはそこまで高くなくてよく、かつ手軽な方法を用いて自社内で制作(内製)したいといった場合におすすめの方法もあります。ダウンロードしてご活用ください。

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オンデマンドで動画を配信する場合、「ストリーミング配信」「プログレッシブダウンロード(疑似ストリーミング)」「ダウンロード」という方式があります。
それぞれの解説は、下記記事を参考になさってください。

ここでは、動画配信方式の現在の主流であるストリーミング配信に絞って解説していきます。
ストリーミング配信のやり方としては、YouTubeをはじめとする「動画配信プラットフォーム」を使う方法が簡単です。

動画配信プラットフォームを使う方法

動画配信に必要な機能とワークフローを一元的に提供するシステムを指して「動画配信プラットフォーム」と呼びます。コンテンツの管理やセキュリティなどの配信設定、あらゆる端末で視聴を可能にするマルチデバイス配信対応、アナリティクス機能などを備えています。
専門的な技術が無くとも、簡単に動画配信を実現できる点で非常に有用といえます。

ただし、企業が特定の対象者に向けて動画配信を行う場合、YouTubeは最適な選択とはいえませんので、企業向けの動画配信プラットフォームを用いてください。

自社でシステムを構築する方法

動画配信プラットフォームを使う方法以外には、自社でシステムを構築する方法もあります。動画配信を用いたビジネスを行う場合には、自社で構築する方が良い場合もあります。ただし自社でシステムを構築する場合は、初期開発コストや運用コストが大きくなりますので、事業計画に照らし合わせて自社開発の妥当性があるかを検討しましょう。

HTML5のvideoタグを使う方法

この他に、HTML5のvideoタグを使う方法もあるのでは? と思った方もいるでしょう。HTML5のvideoタグを使う方法はストリーミング配信ではなく、先ほど挙げた「プログレッシブダウンロード(疑似ストリーミング)」での配信となります。「視聴者の端末に動画が残ってもかまわない内容」「動画のファイルサイズが軽い」といった場合には、videoタグを用いる場合もあります。例えば、Webサイトの背景動画も用途の一例です。

3. ライブ配信のやり方

ライブ配信は、配信サーバーやインターネット回線を経由し、映像や音声をリアルタイムに視聴者に届けます。

ライブ配信の仕組み。ライブ配信では、会場の映像と音声をインターネットを通じてライブ配信サーバーに届け、視聴者へと配信されます。

ライブエンコードとは、カメラ映像や音声をインターネット伝送に適した形式やビットレートに変換することを指します。ライブエンコードには「PCで動作するソフトウェア」や「スマートフォンアプリ」の他、「ライブエンコード専用端末(ライブエンコーダー)」などがあります。

ライブ配信(ライブ配信サーバー部分以降)には「動画配信プラットフォーム」を利用します。届けたい映像と音声によって、ライブ配信にはいろいろなやり方があります。

詳しくは、気になる方法をそれぞれクリックしてみてください。また、実践ガイドもありますのでダウンロードしてご活用ください。

自社スタッフでできる『ライブ配信実践ガイド』ダウンロードはこちらから

ちなみに、YouTube をライブ配信に使用するときは、「時間に余裕を持ってアカウントを準備する」「配信中にアカウント停止につながる可能性のある行為を事前に把握する」などしっかりと準備を行ってください。

限定配信など、対象者を限定しての配信であれば、やはり企業向けの動画配信プラットフォームを利用することをおすすめします。

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4. 疑似ライブ配信のやり方

疑似ライブ配信は、 事前に撮影・編集した動画をインターネットで配信します。配信用の動画の作り方については「オンデマンド配信のやり方」で紹介した記事やダウンロード資料を参考になさってください。

ほぼ0かんたん動画制作実践ガイドをダウンロードする

疑似ライブの配信にも動画配信プラットフォーム(またはライブ配信プラットフォームなど)を用います。大きく分けて2つの実施方法があり、やり方によって難易度や安定性、運用の楽さが変わります。

疑似ライブ配信、2つの方法の比較図。
(1)収録済み動画をリアルタイムに再生しライブ配信する方法
(2)あらかじめ動画サーバーに登録しておいた収録済み動画が、指定時間に自動で配信される方法
とがあり、(2)のほうががより低リスク・少人数で配信できるためおすすめ。
  • (1)収録済み動画をリアルタイムに再生しライブ配信する方法
  • (2)あらかじめ動画サーバーに登録しておいた収録済み動画が、指定時間に自動で配信される方法

(2)がより低リスク・少人数で配信できるためおすすめです。(2)の方法が実現できるかは、使用する動画配信プラットフォームの機能によりますので、サービス提供元に問い合わせてみるとよいでしょう。

5. 動画配信プラットフォームは目的に合わせて選ぼう

ここまで解説したように、動画配信にはライブ配信・疑似ライブ配信・オンデマンド配信の3つの配信方式があります。それぞれの配信方式を理解したうえで、目的に応じた配信方式を選び動画活用をしていくことをおすすめします。

冒頭で軽く動画配信プラットフォームについて解説しましたが、再度説明します。
動画配信プラットフォームは「コンテンツ管理やセキュリティなどの配信設定」「あらゆる端末で視聴を可能にするマルチデバイス配信対応」「アナリティクス機能」など、動画配信に必要な機能とワークフローを一元的に提供するシステムのことです。
無料の動画配信プラットフォームで最も有名なのはYouTubeです。YouTubeは非常に多くのユーザーが日々利用し、マーケティングの場としても魅力的です。ただし、YouTube活用の際は、巨大な動画共有のためのプラットフォームの一部を利用しているのだということを忘れないでおきましょう。YouTubeは主に広告収益を柱としています。ユーザーからアップロードされる動画は、広告配信のための資産なのです。

「対象者を限定して配信したい」「出演者の権利処理や配信コントロールをしっかり行いたい」「料金を払ってくれた人にだけ動画を見せたい」「高度にカスタイマイズしたい」「自社や他のサービスと組み合わせて使いたい」などの場合であれば、自社でしっかりコントロール可能な、企業向けの動画配信プラットフォームを利用することをおすすめします。

企業向け動画配信プラットフォームといっても、海外製品や国産など実は様々なサービスがあります。当社は「J-Stream Equipmedia」(イクイップメディア)という動画配信プラットフォームを提供しています。動画マーケティングや企業プロモーション用途だけでなく、企業内の情報共有や教育・研修まで幅広く利用されており、導入実績数は国内最大級です。

今回解説した3つの配信方式が実施できるのはもちろん、大切な動画を安全に、安定的に配信・共有でき、企業の「動画資産」をきちんと管理・運用することが可能になります。詳細な視聴分析により動画の利活用を支援します。また、専門知識不要で認証型動画サイトを作れる「EQポータル」という機能もあります。

30日間無料でお試しいただけますのでご興味のある方はお申し込みください。

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