2021.05.13
J-Stream Equipmedia
動画・ライブ配信
基礎知識
調査
2021年3月に当社が行った調査で『企業用途での動画活用 課題の第一位は「セキュリティが心配」』という結果が出ました。コロナ環境下のこの1年で動画活用施策を企画・運営された方を対象とした調査です。
動画活用施策は社内向け・社外向けと幅広くありましたが、多いものから「教育・研修」「業務マニュアル」「トップのメッセージ」と社内向けの施策が目立っていました。
社内向けの場合は動画内に機密情報を含むことがありますので、動画共有の方法に配慮して活用に取り組む必要があります。そこで今回は、社内向けでの動画活用をご検討中の企業のご担当者様に向けて、セキュリティに配慮した動画配信のために知っておくべきポイントを解説します。
尚、動画配信は大きく分けてオンデマンド配信とライブ配信に分けられますが、本記事ではオンデマンド配信の場合を例に解説しています。
教育・研修、業務マニュアル、社内情報共有やインターナルコミュニケーションなど、動画活用の目的は様々です。まずは課題を設定し、課題解決のための動画を制作します。動画が準備できたらいよいよ動画の共有です。
動画の共有方法には様々な選択肢があります。下記は一例です。
①~③は手軽な方法ですが、動画ファイル自体の再配布や持ち出しがしやすいため社内向けなど機密情報を含む動画の共有にはおすすめできません。
機密情報を含む動画の共有には、パソコンやスマホなど視聴端末自体に動画ファイルが残らない「ストリーミング配信」がおすすめです。ストリーミング配信について詳しく知りたい方は下記の記事を参考になさって下さい。
現在ストリーミング配信は動画配信方式の主流で、YouTubeもストリーミング配信を採用しています。しかし、社内向けなど機密情報を含む動画配信にはYouTubeはおすすめできません。
YouTubeには「限定公開」という、視聴対象者を絞って公開できる方法があります。設定を限定公開にすることで、誰でもアクセスできるチャンネルページには動画が表示されず、アカウントの持ち主と動画URLを知っている人だけが動画を視聴できるようになります。
ただし、視聴URLを知っている人が別の人にそのURLを共有してしまえば、本来想定していなかった人も動画を視聴できてしまう危険性を持っています。限定公開という名称とは裏腹に、実際には誰でも視聴できてしまうのです。
YouTubeには「非公開」という設定もあります。非公開を使うことで特定の人に絞った動画共有が可能になります。ただし、動画視聴を許可するためには、視聴させたい相手がGoogleアカウントを持っている必要があり、企業用途では適さない場合もあるでしょう。
社内向けの動画共有ではストリーミング配信を使うことに加え、動画視聴ページへの認証や動画自体への制限を行う必要があります。企業用途の動画配信に良く用いられるものを、「動画を視聴する場所のセキュリティ」「動画自体のセキュリティ」に分けて紹介します。
例えば
などです。従業員しかアクセスできないWebサイト内で動画を視聴させることで、動画配信のセキュリティは高まります。
動画を視聴する場所のセキュリティに加え、動画自体のセキュリティを高めることで、よりセキュアな状態で動画配信ができるようになります。
例えば、ID/PASSで認証をおこなってからアクセスできる従業員用のサイト内で、動画に視聴ドメイン制限を掛けて配信することで、仮に視聴URLが外部流出したとしても視聴はできないということになります。
動画には「一度に多くの情報が正確に伝えられそれが効率よく記憶に定着する」という効果があります。社内向けはもちろん、社外向けなど様々なシーンで動画は活躍します。
機密情報を含む動画の共有においてセキュリティは非常に重要です。ただし、セキュリティを高めすぎると「社外からは視聴が面倒」といった状態になり利用者の利便性が失われる場合もあります。
社内向けの動画に対する必要なセキュリティレベルは動画内容によって様々です。動画運用のセキュリティレベルや動画視聴対象者をあらかじめ定め、動画ごとに適切に運用していくのがいいでしょう。
以上、社内向けでの動画活用をご検討中の企業のご担当者様に向けて、セキュリティに配慮した動画配信のために知っておくべきポイントを解説しました。
当社では、動画活用にまつわるお役立ち情報の提供に加え、企業の動画活用に必要なあらゆる機能を装備しながら、5万円から始められる動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia(イクイップメディア)」を提供しています。
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