[図解付き] ストリーミング配信とは?
ダウンロード配信との違いやメリット/デメリットのわかりやすい解説

2021.05.13

J-Stream Equipmedia

動画・ライブ配信

動画配信 基礎知識

動画を視聴する人のイメージ

「ストリーミング配信」という言葉をご存じですか? 今回は「なんとなく聞いたことがある」「言葉は知っているが意味はよく分からない」といった方に向けて、ストリーミング配信のメリット/デメリット、そして合わせて知っておきたいダウンロード配信についても分かりやすく解説します。

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1.ストリーミング配信とは?

ストリーミング配信とは、インターネットを介した動画配信や音楽配信に用いられるインターネット技術に関する言葉です。「ストリーミング(streaming)」の語源でもある「ストリーム(stream)」は小川などの水の流れを指す言葉です。

ストリーミング配信のイメージ

ストリーミング配信は、動画ファイルなどのデータを小さく分けて運び、受信した分から順次再生していきます。川を流れる水のように留まることなくデータが流れていきます。後ほど詳しく解説しますが「再生開始が早い」「端末にデータが残らない」といった特徴があります。

ストリーミング配信は、あらかじめ用意された動画ファイルを視聴者の好きなタイミングで視聴できるオンデマンド配信だけでなくライブ配信でも用いられています。ライブ配信の場合は「ライブストリーミング」と呼ばれることもあります。
本記事ではオンデマンド配信の場合を例に解説していきます。

2.ストリーミング配信のメリット

メリット(1):再生開始が早い

ストリーミング配信は、視聴したいファイルのデータを全てダウンロードしてから再生を開始するのではなく、データを小さく分割し受信しながら再生をするという方式です。ファイル容量が重くなりがちな動画でもそれほど待たされず再生が開始できるというメリットがあります。

ストリーミング配信の概要図(再生開始が早い)

メリット(2):端末にデータが残らない

ストリーミング配信では1つの動画ファイルをパケットと呼ばれる情報伝送の単位でコマ切れのファイルにしてパソコンやスマホといった視聴端末に受信していきます。細切れのファイルは一時的に端末に記憶されますが、再生が終わると消えるようになっています。
視聴端末にデータが残らないため、端末のストレージの空き容量を圧迫しないというメリットがあります。また、端末に残らないため、著作権管理が重要な映画や音楽、機密情報を含む社内向けなど企業用途での動画配信にも適しているというメリットがあります。

ストリーミング配信の概要図(端末にデータが残らない)

3.ストリーミング配信のデメリット

メリットの裏返しでもありますが、ストリーミング配信では端末にファイルが残らないため、再生する時には常にインターネット接続環境が必要となります。また、再生する都度インターネット通信が発生します。これらの点は、「インターネット通信環境の無い場所で再生したい」「インターネット通信量の発生を抑えたい」といった場合にはデメリットとなります。

ストリーミング配信のデメリット

4.合わせて知っておきたいダウンロード配信

ストリーミング配信との比較でよく登場するのがダウンロード配信です。ダウンロード配信とは、インターネット経由でのファイルダウンロードが全て完了してから再生を始める配信方式で、下記のようなデメリットがあります。

《ダウンロード配信のデメリット》

  • ダウンロードが完了するまで再生が開始されない
  • パソコンやスマホなど視聴端末側に、データを保存するためのストレージ容量が必要
  • 視聴端末にデータが保存される
ダウンロード配信の待ち時間

特に動画ファイルは容量が多くなりがちなため、ダウンロード時間が長いというのはかなりストレスを感じるかもしれません。
しかし、一度ダウンロードしてしまえばインターネット接続ができない環境やインターネット通信量を抑えたいといった状況でもファイルの再生ができる点はメリットといえます。端末にストレージ容量の余裕があり事前に動画をダウンロードできていれば、再生もスムーズです。

プログレッシブダウンロード

ここでもう一つ知っておきたいのが「プログレッシブダウンロード」と呼ばれる配信方法です。
「疑似ストリーミング」とも呼ばれるこの方法は、ある程度のファイル容量がダウンロードできた段階で再生を開始します。
一見ストリーミング配信と似ているように感じますが、端末にファイルが残る点はダウンロード配信と同じです。また、尺の長い動画や高画質動画など容量が大きい動画の場合には、再生がダウンロードに追いついてしまい再生が止まってしまうこともあります。
一方、ストリーミング配信では、アダプティブビットレートという視聴通信状況に合わせて動画の画質を自動的に切り替える仕組みが実装されている場合が多く、通信状況が悪い場所で視聴している場合はもちろん、視聴途中で通信状況が悪化した場合でも再生が途切れにくく快適に視聴ができます。

5.まとめ(ストリーミング配信とダウンロード配信の特徴比較)

ストリーミング配信とダウンロード配信を並べてその特徴を整理しておきましょう。

 ストリーミング配信ダウンロード配信
再生開始までの時間速い遅い
端末へのデータ保存されないされる
端末のストレージ空き容量不要必要
インターネット通信量再生する都度発生ダウンロード時に発生
インターネット環境無しでの動画再生できないできる(あらかじめ端末にダウンロードを完了しておけば)

動画配信方式としては現在ストリーミング配信が主流となっており、huluやU-NEXTといった動画配信サービスを始め、YouTubeもストリーミング配信を採用しています。ただし動画配信サービスの一部では、事前に端末に動画をダウンロード保存しておき、外出先でインターネットにつながず視聴するといったことが可能なコンテンツもあります。

企業・ビジネス用途での動画配信もストリーミング配信の方が利便性と安定性、機密性が高いため主流の配信方式となっています。ストリーミング配信以外にも、機密情報を含む動画配信に関するポイントを知りたい方はこちらも参考になさって下さい。

以上、ストリーミング配信のメリット/デメリット、そして合わせて知っておきたいダウンロード配信について解説しました。

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