JストリームBlog

J-Stream Blog

2021.03.01

「オンラインイベント」とは? 事例から知る成功のヒント

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として2020年に一気に普及し、今年も引き続き注目の「オンラインイベント」。ビジネス用途に絞っても「規模の大小」や「無料で視聴できるもの/有料のもの」「オンライン参加のみ/オンライン参加と会場参加を併催しているもの」など開催形態は様々で捉えどころがありません。
そこで今回は、オンラインイベントの定義やメリットといった基本解説と、当社のお客様事例を通してビジネス用途のオンラインイベント成功のヒントをお伝えします。

1.オンラインイベントとは

比較的広く捉える場合

  • インターネット回線を用いて、オンライン上で開催されるイベント
  • 期間や日時を限って開催されるイベント

上記2つともに該当するものを「オンラインイベント」と定義することができます。

オンラインイベントは、エンターテイメントから企業のマーケティング活動、自社従業員や代理店などインナー向け、顧客サポートなど、幅広い用途で活用されています。自社で主催するものもあれば、イベント会社が主催するオンラインイベントに参加(出展)する場合もあります。

規模は数十名などの小規模から数万人など大規模まで、参加費も無料/有料と様々あります。

会期は1日限定で1時間程度のものから、4〜5時間にわたって開催されるもの、複数日に渡って開催されるものや、同時に複数セッションが開催されるものもあります。他にも、週1日だけ例えば日曜日など限定で複数週に渡って講演を行うようなイベントもあります。

配信形式は「ライブ配信」のイメージが強いですが、あらかじめ制作した動画を用いた「疑似ライブ配信」や、視聴者の好きなタイミングで見られる「オンデマンド配信」などもあります。規模が大きくなるほど、運営側の負担軽減や出演者の都合などで、複数の配信方法をうまく組み合わせてイベント運営をする必要がでてきます。

2.オンラインイベントのメリット

オンラインイベントを集合型のイベントと比較した場合のメリットとしては

  • より多くの人が参加できる(開催者・参加者視点)
  • 会場費などのコスト削減(開催者視点)
  • 会場までの移動コストや時間の削減(参加者視点)

などがあります。さらに、感染症対策としても有効なため、当社にもオンラインイベント開催に関する多くのご相談をいただいています。

3.オンラインイベントの活用シーン

大規模や年1回/数年に1回など開催頻度が低いものと、比較的小規模かつ頻繁に開催する傾向にあるものとに分けて活用シーンを紹介します。

■ 大規模や開催頻度が低いもの

  • 製品など発表会や展示会
  • ビジネスカンファレンスや学会、シンポジウム
  • スポーツイベント、コンサート、交流会
  • 株主総会、決算説明会
  • 内定式・入社式、全社総会、キックオフ、コンテスト、周年事業

■ 比較的小規模かつ頻繁に開催するもの

  • 採用向け会社説明会
  • 販促ウェビナーや顧客向けウェビナー、会員向けウェビナー

「大規模や開催頻度が低いもの」は、外部(専門スタッフ)に委託してオンラインイベントを開催するのが主流です。「比較的小規模かつ頻繁に開催するもの」は自社スタッフだけでオンラインイベントを開催する傾向にあります。

専門スタッフに委託することで「失敗なくイベント運営ができる」「自分たちの主業務に集中できる」「質の高いイベントを開催できる」などのメリットが得られます。
一方、自社スタッフで開催できる体制を構築したほうがコスト削減になります。小規模のイベントであれば、自社にあった配信スタイルを構築することで、低コストかつ安定してイベント運営が可能です。

4.オンラインイベント開催に必要なもの

イベント内容や規模にもよりますが、オンラインイベント開催の準備は多岐に渡ります。

下記は一例ですが、オンラインイベント開催に必要なものです。

  • イベント企画、台本など作成
  • 演者やスタッフの手配
  • イベント告知ページ作成
  • イベント申し込みフォームや視聴URLの案内
  • 課金決裁やチケット販売(有料イベントの場合)
  • 動画配信プラットフォーム(ライブ配信・アーカイブ配信、チャットなど視聴者とのコミュニケーション機能、アンケート機能、動画視聴解析など)
  • インターネット回線手配(UPロード用)
  • 講演のための会場またはスタジオ、カメラや音響・配信機材など手配
  • 本番対応、視聴者からの問い合わせサポート
  • イベントレポート(運営関係者への開催結果報告)

また、視聴者側でも視聴のための端末(PCやスマホなど)やインターネット環境が必要です。視聴時のアプリインストール有無は「無し」の方がユーザーには好ましいため、動画配信プラットフォーム選びは慎重におこないたいところです。さらに、場合によっては上記に加え集客の施策なども必要になります。

より具体的にイメージしていただくために、ここからは当社のお客様事例を紹介していきます。

5.【事例紹介】製品発表会、大型販促イベント、学会

■【オンライン製品発表会】株式会社ユポ・コーポレーション 様

株式会社ユポ・コーポレーション様は、毎年行われている「お客様交流会」について、コロナ禍の影響を受け「Web発表会」としてオンラインで実施され、初めての試みながら成功を収められました。

《実施成果・導入効果》

  • 北海道や九州の離島、海外など遠方からの参加者を含め、参加総数は例年の倍以上の1,000名に拡大
  • 既存のお得意様だけではなく、新規顧客へ新製品のアピールができ、新製品のテスト希望数が予想を上回る成果
  • 参加者一人一人の興味度をデータとして蓄積でき、イベント後の営業フォローに役立てられる

当社は、ライブ配信およびライブ配信に必要な各種機能(ユーザー認証・視聴ページ・アンケート・BBS)の提供を行いました。失敗のできないオフィシャルなイベント開催の場合、セキュリティやインフラ面にもしっかり配慮し委託先を決めることが成功の秘訣といえます。

■【オンライン大型販促イベント】株式会社IDAJ 様

株式会社IDAJ様は、自社販促Webイベントとして行われた「IDAJ Conference Online 2020」は、初めての取り組みでありながらも、これまでのリアルイベントと何ら遜色のないプロモーション効果を得られました。

《実施成果・導入効果》

  • 明確な要件定義と、それを叶えるベンダー選定により短期間でWebイベントを実現
  • 参加数の大幅な増加、運用の工夫により参加率・アンケート回収率を高くキープ
  • 本イベントの経験を経て、今後は顧客接点のひとつにオンラインを継続利用

当社は、セキュリティや動画ポータル機能、イベントサイト構築要件をトータルでカバーさせていただきました。大規模イベントの場合、集客からアーカイブ配信など事後タスクまで多くの準備と実行が必要です。要件定義で外部委託したい範囲を明確にすることに加え、トータルで任せられるサービスや企業を選定することは成功の秘訣といえるでしょう。

■【オンライン学会】日本神経科学学会 様(代理店:株式会社エー・イー企画 様)

神経科学の分野で国内最大の会員数を有する、日本神経科学学会様が実施された「第43回 日本神経科学大会」は、ストリーミングビデオ配信で実施されました。講演・シンポジウム・ポスター発表の1,500演題を専用サイトで配信、会期4日間でおよそ45,000回再生され、コロナ禍においても大会を成功されました。

《実施成果・導入効果》

  • 1,500件もの演題をストリーミングビデオ配信、理想的な学会ストリーミングサイトを構築できた
  • 過去のリアル開催と比較しても多数の参加を得られ、アンケートでも総じてポジティブな反応
  • 今後はリアルとオンラインのハイブリッドがベストなソリューションだと確信

当社は、ストリーミング配信、認証機能サイト制作・運用(コンテンツ管理)を対応しました。オンラインイベントの規模や内容によっては、Webサイトに「プログラム一覧」「検索機能」「質問機能」「スポンサー広告表示機能」なども必要になります。また、会期中の視聴ランキング発表など、盛り上げ施策も参考にしたい点です。

■【有料オンライン学会】脳血管内治療技術と機器研究会 様

脳卒中の急性期治療・脳動脈瘤治療のエキスパートである坂井信幸先生が 代表幹事を務める、脳血管内治療技術と機器研究会(ブラッシュアップセミナー実行委員会)様が主催・運営する「BSNET2020」にて、ライブ症例の供覧とレクチャー、ランドテーブルディスカッションの有料ライブ配信を実施されました。

《実施成果・導入効果》

  • 完全オンラインによる開催で、従来のリアルセミナーと同等の参加数が得られた
  • これまで会場に足を運べなかった医師にも広く情報共有の機会を得られた
  • 血管の微細な状態まで確認できる高画質配信は、参加医師にも好評

オンラインイベントでは、本番はもちろん、準備から視聴レポートの提出まで、しっかり運営していく必要があります。イベント全体を俯瞰して、抜け漏れないよう進行していくためには、実績のある配信プラットフォームやパートナー選定が欠かせません。

6.【事例紹介】スポーツ・エンタテイメント

■【マルチアングルライブ配信】株式会社アイキャスト 様

2019年7月10日に行われた「ひかりTV 4K・FUNAI ダブルス選手権」において、大会特設Webサイト内で、さまざまなカメラアングルから大会のライブ配信を視聴できる「マルチアングルライブ配信」の技術提供をJストリームが行いました。

「マルチアングルライブ配信」は、さまざまなカメラアングルを配信し、そのアングル/配置切替えを視聴者が自由に行うことができる配信方法です。
具体的には、映像/エンコード機材の設計・構築、大会会場での機材オペレーション、配信技術の支援などをJストリームが行うことで、高品質かつ安定したライブ配信を実現しています。

■【オンライン映画上映会】株式会社東京国際フォーラム 様

東京国際フォーラム様・国立映画アーカイブ様が主催する、貴重な文化記録映画を講師の解説付きで上映する映画会「月曜シネサロン&トーク」は、新型コロナウィルス感染防止対策のため座席数を例年の半数とし、ご自宅でもお楽しみいただけるよう上映会アーカイブ動画のオンライン配信を実施されました。

《実施成果・導入効果》

  • 再生ドメイン制限+ストリーミング配信により、低コストで権利コンテンツの配信を実現
  • 削減した座席数の補完に成功。オンライン配信ならではの利便性に対し好意的な意見もあり、視聴者の満足向上につながった
  • 動画視聴者の3割は新規ユーザーであり、新規ユーザーへのアプローチとしても効果があった

配信内容ごとに目指すべきセキュリティレベルは異なります。許されるコストの範囲でどのようなセキュリティ対応が考えられるのか、動画配信の専門家に相談しながら進めるのが成功の秘訣といえるでしょう。

7.【事例紹介】IR

■【バーチャル株主総会】株式会社LIXIL 様

住生活関連製品の製造・販売・サービスを行われる株式会社LIXIL様は、より開かれた株主総会、株主との対話をさらに広げる施策として、2020年6月にバーチャル株主総会 (参加・対話型)を実施されました。

《実施成果・導入効果》

  • ライブ配信視聴者数は例年の来場者数を上回り、実会場には来場できない遠隔地(1都3県以外)からも多数視聴された
  • 来場予定ではなかった株主も多数の視聴、およそ9割の視聴株主からポジティブな評価、過半数が次年度以降もライブ視聴を希望
  • 来年開催に向け、よりインタラクティブな対話の推進・オープンな株主総会を実現する運用課題を抽出、ノウハウを蓄積した

本総会は、従来より証券代行業務を担われる三菱UFJ信託銀行様、会場運用にかかわる映像・音響業者様、通訳業者様とWeb対応を行う当社が連携し対応を行いました。複数の外部委託先を手配する場合、外部委託先同士の連携がスムーズに行われることが、イベント成功には重要といえるでしょう。

8.【事例紹介】従業員向け

■【オンライン内定式】三菱ケミカル株式会社 様

三菱ケミカル様は、「内定者の負担軽減」「貴重な学生としての時間を大切にしてほしい」などといった理由から、これまで東京の本社に集まり実施していた内定式を、2020年度の内定者に対してはライブ中継という形で実施しました。

《事例のポイント》

  • 内定者の負担軽減のために内定式をライブ中継で実施
  • つながりを感じられる仕掛けや安定した視聴環境により内定者からは高い評価
  • 結果的に集合する内定式と比べて、5割近いコスト削減

配信にトラブルがないことはもちろん、一体感やつながりを感じてもらうための仕掛けも、こういったオンラインイベントには重要です。オンライン上のコミュニケーションの一例としてぜひ参考になさってください。

■【オンライン競技大会】一般社団法人日本自動車連盟 様

日本自動車連盟(以下JAF)様は、2年に1度、全国から選抜されたロードサービス隊員が、接客や救援技術を競う「全国ロードサービス競技大会」を開催しています。
会場に足を運ぶことができない全国約3,400名の職員に競技大会の様子を伝えるためにライブ配信を実施し、また、リアルタイムでの視聴が難しい職員のために録画した動画のアーカイブ配信も行っています。動画を視聴した職員からは「会場の雰囲気を感じられた」という声の他に「自社サービスの商品力が再確認できた」「代表選手の動きが参考になる」など前向きな意見が多くあがりました。

《事例のポイント》

  • 社内イベントをライブ配信、録画した動画をアーカイブ配信
  • 会場の雰囲気を感じられるなど全国の職員からは好評価
  • EQライブキャストアプリは誰でも使える簡単さ、用意する機材がiPadのみで済む手軽さを評価

イベントの位置づけや予算など諸条件によっては、ライブ配信を自社スタッフだけで行う必要がでてきます。その際、iPadのように「直観的に使いやすい機材」「それだけ用意すればライブ配信できる機材」を選ぶのは有効な方法といえます。

9.【事例紹介】ウェビナー(Webセミナー)

■【販促ウェビナー】メトロームジャパン株式会社 様

スイスに本社を置く分析機器メーカーであるメトロームジャパン様は、同社からのニュースレターを受け取っている既存顧客、見込み顧客を対象として製品の技術情報を発信するウェビナー(Webセミナー)を実施しています。
会場を借りての集合セミナーはこれまでも東京・大阪で実施していましたが、「地方の顧客が参加できない」「顧客対象が研究職、技術職と外出しづらい職種のため参加できない」といった本来接点を持ちたい顧客にうまくアプローチできていないことに課題をお持ちでした。ウェビナー(Webセミナー)の実施で、これらの課題解決に取り組んでいます。

《事例のポイント》

  • 会場セミナーに参加できない顧客へのアプローチ方法として期待
  • スイス本社など海外では「会場セミナーよりも参加者が多い」などWebセミナーの効果を実感済み
  • 「実績」、「サポート体制」といった点でJストリームを評価

「ウェビナー(Webセミナー)」など、定期的・頻繁に開催するオンラインイベントの場合、自社スタッフだけでの運用体制の構築が理想です。しかし、自社に合った機材選定や環境の構築には知識や経験値が欠かせません。導入初期にプロによるサポートを受けられることは成功のための重要ポイントといえるでしょう。

■【会員向けウェビナー】株式会社オールアバウトライフワークス 様

オールアバウトライフワークス様では、全国の会員講師に向けて、会場セミナーに加えてライブ中継とオンデマンドのWebセミナーを行っています。 Webセミナーは開催場所への移動時間をなくし、交通費負担が少なく、均一な情報伝達を実現できているため全国の会員に喜ばれています。

《事例のポイント》

  • ライブ形式のWebセミナーを導入し視聴数の増加とオンライン上での教材販売増収を実現
  • 「全国の会員が平等になった」「都合に合わせて参加できる」と会員は非常に好意的な反応
  • J-Stream Equipmeiaの機能と、導入サポートの充実が選定の後押しとなった

オンラインイベント実施には動画配信プラットフォームなど動画配信の仕組みが欠かせません。プラットフォーム選定には機能や性能、価格に加え、サポートも重要です。しっかり見極めてから選定・導入を進めるのがポイントといえるでしょう。

以上、オンラインイベントの基本解説と、当社のお客様事例を紹介いたしました。オンラインイベントといっても多様な形態や活用シーンがあり、また主催される企業様の状況も様々です。本記事に、御社にとってのオンラインイベント成功のヒントがあれば幸いです。

当社では、オンラインイベントに関わるサービスとして

など、幅広く提供しております。
オンラインイベント開催をご検討の企業様はお気軽にお問い合わせください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連サービス

関連記事

PageTop
PageTop メルマガ購読申し込み