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2020.02.20

ビジネス用途でも活用が進むライブ配信
~メリット/デメリット、主な活用シーン・実施のポイント~

有料/無料様々な「ライブ配信サービス」や「ライブ機能付き動画配信プラットフォーム」が登場し、情報発信の手法としてますます身近になったライブ配信。当社お客様では、自社スタッフだけでライブ配信を実施される企業様が増える一方、専門スタッフを使って実施するライブ配信も引き続き多数ご相談をいただいています。

今回は、自社スタッフだけで実施するライブ配信はもちろん専門スタッフによるライブ配信も含め、ビジネス向け用途での活用シーン・実施のポイントを解説します。

1.ライブ配信のメリット/デメリット

はじめに、ライブ配信のメリット/デメリットを確認しておきましょう。

■ ライブ配信のメリット

ライブ配信には以下のようなメリットがあります。

  • 最新情報を素早く伝達できる
  • 均質な情報伝達(正確な情報伝達)ができる
  • 視聴者との関係性を強化できる

さらに、集合型のイベントと比較した場合は

  • より多くの人が参加できる
  • 会場費や準備などのコスト削減
  • 会場までの移動コストや時間の削減

などのメリットがあります。

近年「宿泊費の高騰」や「働き方改革を通じた時間の使い方への意識変革」などもあり、ライブ配信のメリットは主催者・参加者の両者においてより強まっているのではないでしょうか。

■ ライブ配信のデメリット

ライブ配信のデメリットは、集合型に比べると「コミュニケーション」「一体感」の面が劣る点です。
しかし、双方向コミュニケーションを上手く取り入れることでカバーできます。

ライブ配信における「双方向」には2種類あります。「双方向ライブ配信」と「双方向機能を活用したライブ配信」です。

例えば2名の演者が対談をするライブ配信で、演者が多忙などの理由で別々の拠点にいる場合です。まず2拠点間を双方向ライブで繋ぎ対談をおこないます。イベント参加者はそれぞれの会場に集合し対談を視聴します。
さらにその双方向ライブをライブ配信することができます。この場合のライブ配信は会場から視聴者に向かって一方向のライブ配信です。

例えば地方に本社がある企業で、新製品発表会をおこなう場合です。本社と東京支店を双方向ライブで繋ぎ、東京支店に集まった記者からの質問に本社から答えることが可能です。
さらにその双方向ライブをライブ配信することもできます。この場合のライブ配信は会場から視聴者に向かって一方向のライブ配信です。

一方向のライブ配信では、チャットやいいねなど視聴者の感情を投稿する機能、アンケートなどを活用することで、集合型に比べ劣りがちなコミュニケーションや一体感を強化できます。

2.主な活用シーン・実施のポイント

主な活用シーン・実施のポイントをシーン別に解説していきます。

■ 株主総会などIRイベントのライブ配信

特定時期に開催が集中しやすい株主総会。株主総会をライブ配信することで株主はより多くのイベントに参加しやすくなります。企業も情報開示姿勢・対話姿勢があることを示すことができます。

株主総会は会場集合+ライブ配信で開催されることが多く、両者に向けて「見やすく」「聞きやすく」映像と音声を届ける必要があるため、専門スタッフとプロ機材を使ってライブ配信を開催される企業様が主流です。

ライブ配信はプライバシーに配慮して実施します。映像面では議長や役員のみ映し、株主の顔は映らないよう配慮が必要です。また音声面では事前に会場参加の株主に向けてライブ配信をおこなう旨伝え、発言時に個人名などを名乗らないよう注意を促しておきます。

最近では、経済産業省主導で「ハイブリッド型バーチャル株主総会」への取り組みが始まっています。単に株主認証付きで株主総会をライブ配信するだけではなく、株主による視聴を法律上の「出席」として扱ったり、「議決権行使」をしたりといったことまで見据えたルールづくりが進められています。

■ 社内イベントライブのライブ配信

  • 周年記念行事のライブ配信
  • 年頭などのトップ挨拶のライブ配信
  • 四半期ごとのキックオフイベントのライブ配信
  • 社内表彰式

など各種社内向けイベントもライブ配信に向いています。すべてをライブ配信に切り替える場合もありますし、会場集合とライブ配信を併用する場合もあります。

これらは「開催頻度が少ない」「特に重要なイベント」の場合、専門スタッフを手配してライブ配信を実施されるのが主流です。担当者様としては「絶対に失敗できない」「手慣れたスタッフに任せたい」「イベントそのものの運営に注力したい」といった思いがあるのではないでしょうか。
もちろん自社スタッフだけでライブ配信をおこなうことも可能です。

お祝い事としての意味合いが強いイベントであれば参加者同士の一体感が重要です。一方的にライブ配信を視聴させるだけでなく、視聴者の感情を共有するような仕掛けや、参加者の顔写真を使ったイベント映像演出など趣向を凝らすのがおすすめです。

  • 新卒採用の内定式イベントのライブ配信

未来の社員に向けてのイベントもライブ配信向きです。下記は、当社のライブ配信スタッフが現場を担当した事例です。

■ 講演会・セミナーのライブ配信

講演会・セミナーは「Web講演会」「Webセミナー」や「ウェビナー(ウェブ+セミナー)」「オンラインセミナー」「ライブセミナー」といった呼び方をされるます。自社スタッフだけで実施しやすいライブ配信の一つです。

見込み顧客やサービスご利用者向けなど販売促進・顧客サポートをはじめ、採用シーンでも活用できます。

BtoC商品を扱う企業でかつ不特定多数に向けたライブ配信であれば、自社商品と相性のよいSNSを使ってライブ配信をおこなうのが良いでしょう。

BtoB企業などで視聴者を限定した配信(BtoC企業でも会員向けのライブ配信など)をする場合は、セキュリティに配慮したライブ配信をする必要があります。必要な機能が備わったライブ配信プラットフォーム(ライブ配信対応の動画配信プラットフォーム)を使いライブ配信をおこないます。

限定配信に用いるセキュリティにはいくつかの種類があります。

  • 再生できるドメインを制限する
  • アクセスできるIPアドレスを制限する
  • 視聴前にID/パスワード認証をおこなう
  • 一定時間ごとに発行され一度しか使えないパスワードを用いる

必要なセキュリティレベルに合わせて設定し使用します。

BtoB向けセミナーの王道は、資料スライドと講師で構成されるスタイルです。音声の聞きやすさと資料の見やすさの点に注意しライブ配信をおこないます。

マイクとカメラの位置が非常に近い場合など一部例外はありますが、聞き取りやすい音声の為にはマイクの利用をおすすめします。
資料スライドをより見やすく配信するためには、資料スライドを映したディスプレイやスクリーンを撮影するのではなく、PCなどに表示したスライド資料映像をエンコード(インターネット伝送に適した形式やビットレートに変換)し配信するのがよいでしょう。

サービス紹介で恐縮ですが、当社J-Stream EquipmediaではビデオカメラやPCを使ったライブ配信に加え、iPhone/iPadで撮影した映像をそのままライブ配信することのできるiOSアプリも提供しています。こちらのアプリもスライド資料を事前に端末に読み込ませておくことで、資料を見やすく配信ができます。

演者1名で資料を中心にセミナーをおこなうのは王道のスタイルですが、より視聴者の関心を維持し飽きさせない工夫をするのであれば「対談形式」「複数人演者」などの構成や、チャットを使って質問を募集しライブ配信中に演者が質問に答えるといった演出があります。

■ 社内情報共有、勉強会(教育)のライブ配信

自社スタッフだけでも実施しやすいライブ配信のもう一つが「社内情報共有、勉強会(教育)」目的でのライブ配信です。本稿では便宜的に、従業員だけでなく代理店・販売店などを含め「社内」と表記させていただきますが、1年を通じて色々な活用シーンがあります。

例えば

  • 部門会議などの情報共有
  • 定期的な社内広報に関する情報発信
  • サービス・商品説明やその販売に関わる知識の勉強会
  • 社内システムの使い方や会社制度の説明会

など様々です。

従来は担当者が各部署や支店を回って集合型で開催していたような内容もライブ配信にすることで

  • 情報共有が素早くおこなえる
  • 1度の実施で済む
  • 出張時の交通費や宿泊費・時間が削減できる
  • 欠席者にはライブ配信のアーカイブ視聴を案内できフォローが簡単

といったメリットがあります。

社外に向けてのライブ配信に比べると比較的気軽に挑めるので、これからライブ配信チャレンジされたい企業様にはおすすめの活用シーンです。実践ガイドもありますのでぜひ参考になさってください。

3.ライブ配信とオンデマンド配信の違い

ライブ配信のメリットは「1.ライブ配信のメリット/デメリット」で解説しましたが、オンデマンド配信にもメリットはあります。

■ オンデマンド配信のメリット

オンデマンド配信は事前に収録した動画を配信することを指します。視聴者にとってオンデマンド配信は「いつでも見られる」という利便性があります。

運営側の視点ではライブ配信は生放送なので、演者には言い間違いなどをしたくないことからの緊張、運営スタッフには失敗できないプレッシャーがあります。
収録なら言い間違いがあっても撮り直しや編集時の調整が可能です。「事前に用意した動画をオンデマンド配信しよう」と考えられる企業様もいらっしゃるかもしれません。

■ オンデマンド配信のデメリット

下記はライブ配信とオンデマンド配信の実施までの流れを簡単に比較した図です。

オンデマンド配信には「収録」「編集」といった工程が必要になるため、配信までに余分に時間が掛かります。鮮度が重要な情報伝達にはライブ配信がおすすめです。

また、当社で実施の自社向けライブ配信やお客様の実例からも、ライブ配信の方が視聴されやすいという傾向が出ています。

オンデマンド配信は「いつでも見られる」という利便性の反面「今見なくてもよい」という状態でもあります。動画に関心を持って「あとで見よう」と思っても、ついつい目の前の仕事に追われて視聴が後回しになるのかもしれません。

しかし「いつでも見られる」という特徴は、視聴者が「自分のタイミングで見られる」「隙間時間で少しずつ見られる」などの利点ですので、オンデマンド配信もうまく活用すべきです。

■ オンデマンド配信の視聴促進

オンデマンド配信をより多くの人に視聴させるために下記のような方法があります。

方法 配信範囲
社内ポータルなど従業員がよくアクセスする場所に掲載する 社内向け
視聴管理をおこない未視聴者に視聴を促す 社内向け
疑似ライブ配信をする(事前作成の動画を日時を決めて配信する) 社内向け・社外向け
期間限定で配信する(1週間など一定期間しか見られない状態にする) 社内向け・社外向け
メール等で案内をおこなう 社内向け・社外向け
TOPページなどアクセスの多い場所に掲載する 社外向け
広告などを使う 社外向け

視聴者の状況や伝達内容によって、ライブ配信向きかオンデマンド配信向きかは異なります。
どちらか一方にこだわるのではなく「ライブ配信 + アーカイブのオンデマンド配信」「まずはライブ配信、その後時間をかけて作った動画のオンデマンド配信を実施」など上手く活用するのがおすすめです。

以上、ビジネス用途でのライブ配信の主な活用シーン・実施のポイントについて解説しました。
当社では「ライブ配信にまつわるお役立ち情報の提供」として

などをはじめ「ご契約者様向けハンズオンセミナーの実施」「ライブ配信に関するサービス提供や支援」もおこなっています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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