2023.08.31
動画配信
不特定多数の人に動画で広く情報を発信できるYouTube。YouTubeの「限定公開」は、その動画のURLを知っている人だけが視聴できる公開方法です。YouTubeは無料で利用できる動画配信プラットフォームですので、企業用途でも用いたいと考える場合もあるでしょう。
しかし「限定公開」の特長を正しく理解していなければ、意図しない相手に動画を視聴されてしまう可能性もあり危険です。
そこで本記事では、YouTubeの「限定公開」について、他の公開設定との違いや具体的な設定方法を解説します。YouTubeの「限定公開」を活用する上で押さえておきたい注意点も紹介しています。
お役立ち資料 【動画配信スターターガイド ~対象者を限定した配信向け~】
《 目次 》
YouTubeで動画をアップロードするとき、「公開」「限定公開」「非公開」の3段階のプライバシー設定(公開設定)から選んで投稿することができます。「限定公開」はそのプライバシー設定のひとつです。
「限定公開」にすることで、動画の登録を行うあなたと、動画のURLを知っているユーザーのみが視聴できるようになります。
公開 | 誰でも視聴できる |
限定公開 | 動画URLリンクを知っている人のみ視聴できる |
非公開 | 許可された人のみ視聴できる |
ここでは、「公開」「非公開」との違いについて触れながら、「限定公開」とはどのような状態の動画公開設定なのかを紹介します。
「公開」は、誰もが視聴できる、YouTubeで最もオーソドックスな動画の公開方法です。
制限なしでYouTube内のあらゆる場所に表示され、不特定多数の人が視聴できます。
動画を公開にすることで、そのチャンネルを訪れたユーザーは、どのような動画が公開されているのかを把握したり、視聴したりすることができます。
「限定公開」は、その動画のURLを知っている人だけが視聴可能な動画公開方法です。「限定公開」した動画は、検索しても検索結果に含まれず、関連動画やおすすめ動画に表示されることもありません。
URLを知る人に動画を共有できるという特徴を生かして、ビジネスシーンにおいて、例えば次のような活用がされています。
ただし、限定公開のURLを知っている人が他の人に共有したり、再生リストに追加したりすると、URLを知らない人でも限定公開の動画を見ることができる点は注意が必要です。この注意点については、本記事の後半で詳しく解説します。
意図しない相手への動画共有を防ぎたい場合は、ビジネス用途に適した動画配信プラットフォームの利用をお勧めします。動画配信プラットフォームについては、下記の記事で詳しく説明しています。
「非公開」は、YouTube動画の公開設定において、最もプライバシー設定のレベルが高い動画公開方法です。動画を意図しないユーザーには見られない状態にする設定方法として活用されています。
「非公開」設定をした動画は、あなたとあなたが許可したユーザーしか視聴・閲覧ができません。非公開の動画を視聴するためには、Googleのアカウント登録が必要で、メールアドレスを指定し、「共有」の設定をおこなった相手だけが視聴可能となります。「非公開」の動画は、チャンネルにも表示されません。
「非公開」は、次のような使い方をしたいときに向いています。
ただし、動画視聴を許可するためには、視聴させたい相手がGoogleアカウントを持っている必要があり、企業用途では適さない場合もあるでしょう。
「非公開」のやり方については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてお読みください。
次章からは、YouTubeの「限定公開」のやり方(設定方法)を解説していきます。ブラウザ版とアプリ版で設定の手順が異なるため、それぞれ解説ます。
まずは、パソコンなどのブラウザからYouTubeで「限定公開」の設定をする場合の操作手順を見ていきましょう。
2つのケースに分けて紹介します。
既に公開済みの動画を、後から「限定公開」に変更することも可能です。
タブレットやスマートフォンのYouTubeアプリからも「限定公開」の設定を行うことができます。
端末にYouTubeアプリをインストールしていない人は、端末に合ったストアからダウンロード・インストールをしましょう。
YouTubeの「限定公開」は、動画のプライバシー設定を「限定公開」にして、そのURLを特定の人に共有することで、URLを知っている人だけが動画を視聴することができる便利な機能です。
しかし、限定とはついていますが、実はURLさえ知ってしまえば、簡単に第三者が視聴できてしまいます。例えば、社内向けなど機密情報を含むような動画の場合、限定配信では思わぬトラブルになってしまう可能性があります。
そこで最後に、YouTubeの限定公開を利用する上で理解しておきたい注意点について、具体的なケースを交えながら解説したいと思います。注意点を十分に理解したうえで、適切に活用しましょう。
先述の通り、限定公開の動画URLを知っている人が、知人にURLを共有してしまったり、TwitterなどのSNSでリンクを不特定多数に発信・拡散してしまった場合、URLを直接共有した相手以外も視聴できてしまいます。
たとえば、社内向けの機密情報を含む限定公開の動画を、社員が第三者へ共有できてしまうということです。また、限定配信で設定した動画も、管理画面で簡単に公開設定に変更できてしまいます。
「限定公開」設定の動画を、視聴者側(URLを知っている誰か)が「公開している再生リスト」に入れてしまった場合、他の人が見れてしまう可能性があります。再生リストとは、「好きなMusicVideo」や「アニメソング」など、特定のテーマに沿って任意に集めた動画リストのことです。
再生リスト自体にも「公開」「非公開」「限定公開」の設定があります。「公開」設定されている再生リスト中に、限定公開の動画が含まれていると公開され、検索結果にも出てきてしまうため注意が必要です。
YouTubeは無料で使えますし、非常に多くのユーザーが日々利用し、マーケティングの場としても魅力的です。ただしここまで説明してきたように、「限定公開」設定は、URLを知っている人が視聴できる設定です。視聴URLを知っている人が別の人にそのURLを共有してしまったり、再生リストへ追加してしまえば、本来想定していなかった人も動画を視聴してしまう危険性を持っています。
そのため、社内向けなど機密情報を含むような動画の配信では、YouTubeの「限定公開」は不向きです。特長をしっかり理解して利用するようにしてください。
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