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2016.12.09

トップメッセージ動画を台無しにする4つのNGポイント

文章だけでは伝えきれない社長の熱意や想いをダイレクトに伝えることができるため、トップメッセージ動画は会社案内や新卒採用、取引先への年頭挨拶などの社外向けはもちろん、従業員への方針説明、モチベーションアップといった社内向けにも活用が拡がっています。しかし、ダイレクトに伝わるからこそ気を付けなければいけないポイントがあります。
そこで今回は、トップメッセージ動画でやってはいけない代表的な「NGポイント」をご紹介します。

尚、トップメッセージ動画の「トップ」には、社長に限らず経営層や部門長・支店長、新卒採用責任者なども含んでいますが、本稿では便宜的にこれらを総称して「社長」と表記します。

NG1 アドリブ撮影(突撃取材)

視聴者の心に響くトップメッセージ動画を制作するには、2つのポイントがあります。
1つ目は、事前準備によりメッセージを発する社長の本当の想いを引き出すことです。「社長はいつも話し慣れているからカメラを向ければ上手く話してくれるだろ」というのは、多くの場合撮影側の思い込みで、実際にカメラを向けると期待したメッセージを撮れないことはよくあります。いつもは話し慣れている社長であっても、事前に収録の意図を理解してもらい、その意図に沿って「素敵な会社だと想ってほしい」「会社の未来を感じてほしい」という想いを、台本通りではなく自分の言葉で話せるように準備をお願いする必要があります。

2つ目は、撮影を担当する側が視聴者の立場に立って動画の構成を考えることです。仮にアドリブで上手くメッセージを撮影できたとしても、メッセージを受け取る人(視聴者)の心に響く動画になっていなければ、熱意や想いをダイレクトに伝えられる動画の特性を活かしたことにはなりません。「どのような風景を背にして語っていたら素敵な会社だと想ってもらえるのか」「どのような話し方であれば会社の未来を感じてもらえるのか」を考えることが構成と演出のベースになります。まずはプロジェクトの主担当者が実際に視聴する人のことをイメージし、動画を見た視聴者にどう感じてほしいかを想像してみてください。

NG2 ワンカット撮影

ワンカット撮影とは、メッセージの真意がきちんと伝わるように一切手を加えず最初から最後までをワンカットで撮影する手法です。ワンカット撮影ではなくいくつかのカットを編集でつないだ動画の場合、カットが切り替わる瞬間に視聴者は「編集している」と感じてリアリティが薄れることがあるため、短尺の動画などではワンカットで撮影した方が効果的な場合もあります。
しかし、ワンカット撮影では撮り直しが大変なため、社長の目的が「セリフを間違えずに最後まで話すこと」になりがちです。間違えずに語ろうとすると、早口になったり、ついついカンニングペーパーに目線がいってしまったり、本来の目的である「想いや熱意を伝えること」が疎かになってしまいます。そのため、例えば「最初の挨拶」「本題」「終わりの挨拶」といった章ごとに区切って撮影すると、言い間違いに対する社長の負担も少なくなり、動画にリズムも生まれます。

動画のリズムを活かすためには、話し終わった後に数秒間カメラを見続けてもらうことも重要です。OKテイクをつないだ際に自然なカットの変わり目を作ることができます。
また、メッセージがきちんと伝わる動画にするためには、イメージカットの挿入も有効な手段です。収録前に、編集でどこに挿入するかを決めておくとよいでしょう。ただし、イメージカット挿入部分だからといって音声のみが使われるという意識で原稿を読み上げてしまうと、その部分だけ話し方の印象が変わってしまうことがあるため注意が必要です。

NG3 対談(インタビュー形式)

質問に答えるインタビュー形式の撮影は、自然な回答を演出することができます。しかし、社長の目線が画面の外側を向いているとメッセージ性を半減させます。
視聴者にとってトップメッセージ動画の魅力は、社長から直接語りかけられているような疑似体験ができることです。そのためには、社長がカメラのレンズを視聴者の目だと考えて、しっかりと目線を合わせて収録することが大事です。タブレットやスマートフォンで撮影する場合は、レンズの位置がわかりづらいことがあるので、社長にレンズの位置を伝えて、目線を確認してから撮影を行いましょう。

NG4 オープニングとエンディングの深いお辞儀

お辞儀は、日本のビジネスシーンでは欠かせない所作の一つです。しかし、トップメッセージ動画のオープニングやエンディングでは、お辞儀をしない演出でも問題ありません。動画はテレビ電話などとは異なり双方向でお互いの姿が見えているわけではないため、社長が一人で頭を下げて深いお辞儀をしている状態はまるで謝罪をしているかのような違和感を視聴者に与えることもあります。トップメッセージ動画では会釈程度のお辞儀でも誠意は伝わりますし、それよりも目線を合わせて自信に満ちた表情で終わることの方が、視聴者に好印象を与えることができます。

以上、トップメッセージ動画を台無しにする、代表的な4つのNGポイントをお伝えしました。

最近は、社内への情報共有などの目的であれば家庭用のビデオカメラやスマートフォンのカメラでもビジネスクオリティの動画を撮影できるようになりました。しかし、会社のイメージを左右するようなトップメッセージ動画を制作する場合には、社外向け動画・社内向け動画を問わず上記のようなプロのノウハウを活用した質の高い動画の制作も検討してみてください。

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