疑似ライブ配信とは? 他配信方法との違いやメリット・動画作成方法などを紹介

2020.03.10

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疑似ライブ配信

セミナーや研修、各種式典や説明会など集合型イベントのライブ配信への切り替えをご検討中の企業様に、ライブ配信とオンデマンド配信それぞれのよいところを活かした「疑似ライブ配信(File to Live)」についてご紹介します。

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1.疑似ライブ配信とは?

動画の配信方法には「ライブ配信」と「オンデマンド配信」があります。これに加え「疑似ライブ配信」という方法があるのをご存じでしょうか。

ライブ配信とは

配信サーバーやインターネット回線を経由し、映像や音声をリアルタイムに視聴者に配信することを指します。「インターネット生放送」「インターネット生中継」と呼ばれることもあります。
ライブ配信の詳しい説明については下記を参考になさって下さい。

オンデマンド配信とは

あらかじめ作成した動画を配信サーバーにアップロードしておき、視聴者の好きなタイミングで見てもらえるように配信することを指します。動画作成時に、収録をやり直したり編集で伝わり方を工夫したりと、より配信内容の質を高めることができます。
オンデマンド配信の詳しい説明については下記を参考になさって下さい。

疑似ライブとは

疑似ライブ配信とは、収録済み動画を指定時間にライブ配信する動画配信方法の一つです。「ライブ配信」に比べ本番配信時の機材やオペレーションが大幅に低減できます。また、現場スタッフの人数も少なくて済みます。

疑似ライブの成功事例について知りたい方は下記を参考になさってください。

2.疑似ライブ配信のメリット

疑似ライブ配信は下記のような場合におすすめです。

  • はじめてなのでライブ配信はちょっと不安
  • 講演内容の言い間違いや失敗を避けたい
  • 社内チェックをおこなった内容でライブ配信をしたい
  • 少数スタッフで実施したい

ライブ配信は生放送なので、演者はもちろんライブ配信実施担当者にもプレッシャーと緊張が伴います。もちろんライブ配信を専門のスタッフに委託すれば心配は減りますが、お客様の自社スタッフでライブ配信を実施する場合、特にはじめての場合は大きな不安があるのではないでしょうか。

疑似ライブ配信はあらかじめ収録をおこない、ライブ配信内容を動画として完成させておくため、演者のプレッシャーが減ります。収録時は取り直しができたり、その後の編集作業では修正や調整が可能です。

配信内容が同程度の「ライブ配信」と「疑似ライブ配信」を比較した場合、疑似ライブ配信は配信時の機材や必要人員数が少なくて済みます。次章で解説していきます。

3.疑似ライブとライブの機材と必要人員数の比較

配信内容の想定は下記です。

  • 演者1名(ピンマイク使用)
  • カメラ2台(固定)
  • 演者とスライド資料の切り替え(スイッチング)あり

「ライブ配信」と「疑似ライブ配信」を比較した図が以下です。

ライブ配信時の主なトラブル発生箇所の可能性としては「インターネット回線」「機材・ツール」「オペレーション」が挙げられます。疑似ライブは文字通り疑似的なライブ配信であるため、「インターネット回線」「機材・ツール」「オペレーション」といった部分のトラブルリスクが大幅に低減できます。

もちろんあらかじめ動画を作成するため、ライブ配信に比べると準備には時間がかかります。
速報性のある情報を配信したい場合や、スピーディーに配信準備をおこないたい場合は、収録後の編集をシンプルにするか、収録当日に編集を終え動画を完成させるといった工夫をしましょう。

4.疑似ライブ配信時の双方向コミュニケーション

疑似ライブ配信時にはチャットで視聴者の質問に応答することで、一方的に配信・視聴するだけの配信とは違い、双方向コミュニケーションが実現できます。
もし配信時間内に答えきれない質問があれば、後日個別に返答したり新たな動画で回答したりするのがよいでしょう。

チャットによるコミュニケーションは「主催者 ― 視聴者」「視聴者 ― 視聴者」の2種類があります。社内向けなど視聴者間の関係性がある集団に向けての配信の場合「視聴者 ― 視聴者」のコミュニケーションが盛り上がりやすい傾向にあります。

チャットに投稿される内容に検閲をおこないたい場合は、管理者が確認した内容だけを表示できるような管理機能のあるチャットを使うとよいでしょう。

チャットは必ず必要というわけではありません。「その瞬間、同じ時間に体験を共有している」という意味では、ライブ配信の視聴はそれだけで一体感を生み出すものです。

双方向コミュニケーションの必要性は配信内容や対象者によって異なります。お祝い事としての意味合いが強いイベントであれば参加者同士の一体感が重要です。チャット以外で一体感を創出する手法としては「いいね、など視聴者の感情を投稿する機能」「事前に集めた視聴者の顔写真を使ったイベント映像演出」などがあります。

「特に日時を縛って配信する必要はない」という場合は、オンデマンド配信のほうが合っている場合もあります。ただし、当社で実施の自社向けライブ配信やお客様の実例からも、ライブ配信の方が視聴されやすいという傾向が出ています。

オンデマンド配信を検討される場合は「オンデマンド配信の視聴促進」も参考になさってください。

5.疑似ライブ配信用の動画作成方法

オンラインイベント用の動画作成は「プロに頼む」「内製する(社内で作成する)」「内製と外注を組み合わせる」などの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあります。

内部工数 外部費用 クオリティ
プロに頼む
内製する(社内で作成する)
内製と外注を組み合わせる 中~高

「演者1名のみがカメラに正面を向いてしゃべる」「演者とスライド資料を一緒に撮る」など、作りたい動画の内容によっては比較的簡単に社内で作成(内製)することが可能です。下記は「演者とスライド資料を一緒に撮る」場合のイメージです。見やすい・聞きやすい映像に仕上がるように三脚とマイクを使用するのがおすすめです。

「内製と外注を組み合わせる場合は「収録は自分たちで・編集はプロに」というパターンです。収録時には気にならなかった不要な間を詰めたり、言い間違い部分を差し替えたり、唇の音や空調の音を軽減させたりといといった作業は意外と時間がかかるものです。動画編集をプロに頼んでしまえば、自社内への動画編集環境の準備も不要です。

当社では、お客様が収録された素材を使った動画編集をご依頼いただくことがよくあります。収録前にご相談いただく場合は、収録時のコツを伝授させていただいたり、マイクを貸し出しさせていただいたりといった内製支援からおこなっています。

以上、収録済み動画を使った「疑似ライブ配信(File to Live)」についてご紹介しました。
ライブ配信はやってみたいけれど「失敗しないか不安」「配信内容のクオリティを確実にコントロールしたい」とお考えの企業ご担当者様、疑似ライブ配信はいかがでしょうか。

当社では、ライブ配信にまつわるお役立ち情報の提供のほか

など各種サービスを提供しております。ご興味のあるお客様はお気軽にお問い合わせください。

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