パワーポイント(PowerPoint)で動画制作をするには? 動画挿入方法も解説

パワーポイント(PowerPoint)で動画制作をするには? 動画挿入方法も解説

「動画で情報を伝えたい」「動画を活用したい」と思うことはありませんか? 「でも動画制作は難しそう」「動画制作をプロに頼む予算は無いし…」今回解説するのは、そんな方におすすめの「Microsoft PowerPoint(パワーポイント)を使う動画制作方法」です。

※本記事では以降、Microsoft PowerPoint をパワーポイントまたはPowerPointと表記します。

1. パワーポイント(PowerPoint)で制作した動画の用途・制作方法の特長

今回紹介する動画は「人とスライド資料で構成される動画」です。このスタイルは、ウェビナー(Webセミナー)や社内情報共有、勉強会・発表、教育・研修(eラーニング)など幅広いビジネスシーンで使える便利な鉄板のスタイルです。

パワーポイントで録画・編集するこのスタイルは

  • 少ない機材で制作できる
  • 使い慣れたパワーポイントでの動画制作
  • 撮り直しが簡単でプレゼンが苦手でも安心

といった特徴があり、動画制作が初めてという方にとってもかんたんでおすすめです。

2. 完成イメージ(サンプル動画)

下記掲載の動画は本記事で紹介している方法で制作しました。

動画展開

動画展開は「タイトル」「冒頭」「本編」「まとめ」「ロゴ」です。「冒頭」「まとめ」では出演者の映像を大きく配置しています。「本編」ではスライドの右下隅に出演者の映像を小さく配置しています。

動画展開は「タイトル」「冒頭」「本編」「まとめ」「ロゴ」

制作の流れ

制作手順は

  • ①必要なものを準備する(初回はロケハンも)
  • ②パワーポイントで録画する
  • ③パワーポイントで編集 

という流れです。次章以降で詳しく解説していきます。

3. 【制作手順 1】 必要なものを準備する

収録に必要なもの(収録場所、ノートPC、マイク)

準備一覧

  • 収録場所 … 会議室など静かな場所
  • 出演者 兼 収録担当 … 1名
  • スライド資料(パワーポイント) + プレゼンテーション原稿
  • 機材など
カメラ付ノートPCカメラ付きノートPCを用意します。今回は、出演者が普段業務用に使用しているPCを使用しました。
PCにカメラが付いていない場合はWebカメラを別途準備します。Webカメラは数千円~で購入できます。PCのディスプレイ上部に固定できるものがおすすめです。
パワーポイント(PowerPoint)動画制作に対応したパワーポイントが必要です。バージョンによっては対応していない場合もありますので、詳しくはMicrosoftが公開している情報を確認してください。
マイクノートPCには元々マイクが内蔵されていますが、より聞き取りやすいクリアな音声で仕上げるためには別途マイクを用意するのがおすすめです。
サンプル動画では、5,000円程度で以前購入したハンドマイクを使用しました。
ハンドマイク以外でもピンマイクやイヤホン付きマイク、ヘッドセットなども使用できます。PCに音声を入力でき、聞き取りやすい音質で録音できるものを用意します。

収録場所探し/ロケハン

できるだけ静かな部屋を確保します。音が反響しすぎないかどうかも確認しておきましょう。部屋の広さや壁の材質によって音の響き方は異なります。部屋の中で手を叩くと反響具合が確認できます。
収録時は部屋だけでなく廊下や隣の部屋で発生する音を拾ってしまう恐れがあるため、収録をおこなうことを事前に周囲に告知するとともに、張り紙で音を立てないよう掲示し協力を得るとよいでしょう。

今回の収録では、自然光も差し込む当社従業員用休憩スペースの一画を使用しました。

収録場所探し/ロケハンのイメージ画像

明るさも充分かどうか、実際にPCを使って確認します。多少の明るさ調整であれば収録後にパワーポイントでもきますが、スライドごとに動画の調整が必要になるため、あらかじめ適切な明るさで収録するのがおすすめです。

どんな映像と内容にしたいか考える

動画制作をする際はごく簡単にでもいいので「目的、視聴ターゲット、視聴状況」を定義しておきます。

目的今回制作した動画は「本Blogの概要理解と、作れる動画のクオリティの理解」を目的としています。
視聴ターゲット企業に所属されている方で、動画制作初心者の方を想定しています。
視聴状況勤務時間中に会社支給のPCで動画を視聴することを想定しています。普段から動画を見たりWeb会議ツールを使ったりといったことが多いので、イヤホンを持っている(音声をONにした視聴ができる)前提です。音声をONにした視聴ができない前提であれば字幕を入れる必要があります。

その後コンテを作ります。コンテとは動画制作のための設計図のようなものです。イラストや写真など絵付きで制作することもあれば、文字だけの簡易なコンテの場合もあります。下記は、今回の動画用に準備したコンテです。

かんたんな絵コンテの参考イメージ

スムーズに制作を進めるためにはコンテは重要です。「どんなシーンを撮るのか」「どんな動画の展開なのか」「どのくらいの動画の長さが適しているか」などを考えておきます。

スライド資料の準備

企画内容を念頭に置きながらパワーポイントでスライド資料を作ります。今回制作したスライドサイズは16:9(ワイド画面)です。

動画視聴時の画質によっては、小さな文字は読みにくい場合があります。しっかり読ませたい文字は大きめのサイズにする必要があります。また、出演者の映像が資料上に挿入されることを考慮した作りにします。

その他の点としては

  • 1スライド1メッセージで作る
  • 色数は2~3色に抑える
  • 伝わりやすいプレゼンテーションの流れになっているか

などに注意しながら作業を進めました。

加えて、メモ欄にプレゼンテーション用の原稿を準備しておきます。完成した資料を元に想定時間内に動画の長さが収まりそうか原稿を読み上げ、ストップウォッチで測って確かめておきます。実際に、テストも兼ねて収録してみて、おおよそ長さを確認するのも良いでしょう。

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4. 【制作手順 2】 パワーポイント(PowerPoint)で収録

準備が整ったらいよいよ収録です。

以降、Windows 11、Microsoft 365 Apps for enterpriseを使った場合で解説します。

収録当日の流れ

収録当日の流れは以下です。

  • 機材設置
  • 収録角度や明るさの調節
  • テスト収録で収録の流れなどを確認
  • 本番収録
  • 収録内容の確認

機材設置

下記を参考に機材などを設置します。

収録の機材設置イメージ図

収録角度や明るさの調節

出演者と画面の比率は「バストショット」と呼ばれる、胸元から頭の先までが入るような位置に調整します。さらに、カメラの高さが目線と水平になるように調整すると自然な角度(アングル)になります。
PC内蔵のカメラ位置を上げたい場合、PCの下に手頃な高さの箱や本を置いて調整するのが手軽です。

収録時の収録角度や明るさの調節イメージ図

出演者の顔の印象は光の当たり方や量によって変わります。出演者の背後に窓があり外光が差し込むような場合は「逆光」と呼ばれる状態になり、顔が暗く映ってしまいます。収録に臨む位置を変えたりカーテンを引いたりといった対応が必要です。
顔色よくかつ表情をしっかり映すためには、出演者正面側から適度な光が当たるのが望ましい状態です。
天井の蛍光灯が主な光源の場合、被写体の真上に強い照明があると真下に影ができ人物の顔色が悪く見えます。その場合は少し場所を変えて、できる限り色や影が自然に見える場所を探します。

適した光の当たり方の説明図
適した光の当たり方のイメージ写真

カメラ側で収録時の明るさ調整を行います。
カメラを起動します。PC画面左下のスタートボタン(Windowsロゴのアイコン)をクリックして、検索バーに「カメラの管理」と入力し、表示結果から「カメラの管理」をクリックします。収録場所が暗い場所はバーを調整します。

カメラ側で収録時の明るさ調整をする設定画面のイメージ

 テストで本番の流れなどを確認

テスト収録を行い、本番の流れや、音声の聞こえ具合などを確認してみましょう。プレゼンテーションの一部を実際に録画して確認してみます。

画面上部にあるメニューから「スライドショー」の「録画」をクリックして、収録を開始します。

パワーポイントで録画する手順

スライドを操作しながら撮影を行います。このとき、蛍光ペンでポイントをマークしたり、説明箇所をポインターで示したりすることも可能です。これにより、対面でのプレゼンテーションで起こりがちな、どこの話をしているのか分からないという問題を解消できます。

パワーポイントで録画している画面

画面上部、中央の「赤い丸」を押すと、3秒のカウントダウンの後、録画が始まります。

パワーポイントで録画する手順

録画開始後、一拍間を置いて話し始めましょう。「話し終わってスライドを送る時」「次のスライドの話しを始める時」も同様に、一拍間を置きます。間を置かない場合、音声の冒頭や末尾の言葉が欠けてしまいます。

プレゼンテーションを停止する場合は、上部の「停止(四角)」や「一時停止(縦2本線)」のボタンを押します。
録画が完了したら、画面上部「編集」をクリックし、PowerPointの編集画面に移動します。

スライドごとの録画内容を確認する場合は、スライド右下隅に記録された映像をクリック、再生マークをクリックすれば確認できます。

パワーポイント、スライドごとの収録内容を確認

確認の際は

  • 音声の聞き取りやすさは充分か
  • 冒頭や末尾など発話の欠けはないか
  • 出演者の姿勢や座り位置、アングルはバランスがよいか

などをチェックします。
テストで問題なければ、本番収録を行います。

本番収録

テストの手順を参考に、本番収録を行います。パワーポイントで録画した映像はスライド単位で記録されます。
言い間違いなどがあれば、必要に応じて該当スライドを撮り直します。言い間違った場合その都度録画を止めて撮り直してもいいですし、通しで収録して後から言い間違いのあったスライドのみ撮り直しても構いません。

詰まりや言い直しなどをどの程度許容するかは動画の用途によります。撮り直しが多くなるほど、収録時間が長くなってしまいます。

録画内容の確認

プレビューで確認し問題なければ収録は完了です。
確認の観点としては以下です。

  • 話している内容に言い間違いはないか
  • 聞きやすさは充分か
  • 見やすさは充分か
  • 必要なカットが揃ったか

作業中、ファイルは適宜保存しておきます。
話し初めと終わりの間が長すぎる場合は、不要な間を編集で削除(トリミング)できます。

その他の演出

今回は使用しませんでしたが、スライドへの書き込みといった演出も使えます。

5. 【制作手順 3】 パワーポイント(PowerPoint)で編集

停止後、プレゼンテーションに使ったパワーポイント上に映像がスライド単位で保存されています。

必要に応じて

  • 映像尺のトリミング
  • 映像挿入サイズ・位置の調整
  • 映像の明るさ調整
  • 画面切り替えやアニメーション設定

などを行います。

録画した映像は「スライド単位で記録されている」「スライドの上に配置されているが移動可能」という状態です。そのため、録画後に映像の位置や大きさを自由に移動できるだけでなく、スライドの文字サイズを大きくしたり、間違いを直したりも可能です。

映像尺のトリミング

記録された映像の上で右クリックし、「トリム」をクリックします。「ビデオのトリミング」が表示されますので、水色のバーの上の矩形を内側に移動させ、不要な部分をトリミングします。灰色に変わったバーの部分は使わない部分です。

パワーポイント、映像尺のトリミング

もちろん、記録された映像の前後の間は気にならなければそのままでも構いません。

今回の編集では動画の流れを良くするため、話し初めの前と終わりの後の間をトリミングしています。映像尺のトリミングをした場合、リボン タブ「画面切り替え」の「画面切り替えのタイミング」部分の秒数の変更が必要です。

「画面切り替えのタイミング」部分には録画した映像の秒数が自動で入力されていますので、映像尺をトリミング後の映像秒数に変更します。「ビデオのトリミング」の画面で右上に表示される「継続時間」を「画面切り替えのタイミング」部分に入力します。

パワーポイント、画面切り替えのタイミング調整

画面切り替え

今回は、スライド間の切り替わりに「フェード」を使用しました。リボン タブから「画面切り替え」をクリックし、好みの切り替えを選択しましょう。

パワーポイント、画面切り替え

映像の明るさ調整

出演者映像が暗い場合は、パワーポイントで明るさを調節できます(あらかじめカメラ自体で明るさを調整しておく方がおすすめです)。記録された映像の上で右クリックし、「ビデオの設定」をクリックします。明るさの数値を変更します。

パワーポイントで明るさを調節

スライド単位で映像が記録されているので、すべてのスライド映像の明るさ変更をします。

パワーポイントで明るさを調節

映像の配置サイズの調整

今回制作した動画では、「冒頭」「まとめ」では出演者の映像を大きく配置しています。

映像の配置サイズの調整全体イメージ図

「冒頭」「まとめ」では、記録された映像を最背面に移動させ、拡大して配置しました。さらに映像上に、白から透明に変わるグラデーションを配置し、映像が滑らかに背景になじむようにしました。
「本編」では、元々配置されている映像より、一回り大きく映像を拡大し、さらに頭の上の余白をトリミングしています。
もちろん、記録された映像の大きさと位置はそのままでも構いません。

アニメーションの追加

今回は、「タイトル」「冒頭」と最終カットの「まとめ」「ロゴ」部分にアニメーションを追加しました。「冒頭」と「まとめ」では、プレゼンテーションの内容に合ったタイミングでロゴやアイコンが切り替わります。

動画の確認

プレビューで動画全体の流れを確認します。

  • スライドとスライドの間は長すぎないか
  • 映像の配置場所はちょうどよいか

など確認し、問題なければ編集は完了です。

動画の書き出し

「書き出し」とは、編集終了後ファイル形式を変えて動画を保存することを指します。ファイルを一般的な扱いやすい形式に書き出すことで、パワーポイントのインストールされていないPCでも動画を見たり、動画配信プラットフォームに動画をアップロードしたりといったことができるようになります。

完成したら、最後に動画として書き出します。画面上部にあるメニューの「ファイル」から、「エクスポート」→「ビデオの作成」→「フルHD」「記録されたたタイミングとナレーションを使用する」が選択されていることを確認します。「ビデオの作成」をクリックし、ファイル名を付けて「エクスポート」をクリックします。

パワーポイント、動画の書き出し

保存形式はMP4を推奨します。MP4は広く普及しているため多くのソフトで再生可能で、データ容量も他の形式と比べて抑えられることが特徴です。

書き出しには、完成動画の長さ以上の時間がかかることが多くあります。かかる時間は動画の量に加えPCのスペックやアニメーション設定などによっても変わります。初めての方は、まずは短めの長さの動画制作から試してみることをおすすめします。

動画制作に要した時間

今回の動画制作には、合計6時間30分かかりました。内訳は以下です。

【事前】3時間30分

  • コンテ、スライド資料およびプレゼン原稿制作 … 3時間
  • ロケハン … 30分

【当日】3時間

  • 機材設置・設定 … 10分
  • テストおよび本番収録 … 30分
  • 撤収(機材や会議室の片付け) … 5分
  • 編集 … 1時間
  • アニメーション追加 … 1時間15分

同じ場所・時間帯で同じような動画を制作する場合は、次回以降ロケハンは省略してもよいでしょう。
編集は映像ごとのトリミングが不要であれば、もっと短い時間で完了できるでしょう。アニメーションも動画用途によっては必要ありません。

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6. 既存の動画をパワーポイント(PowerPoint)に挿入する方法

パワーポイントで作成したスライドに既存の動画を挿入すれば、アイキャッチとなったり理解を促進したりするのに役立ちます。特に文章や画像で伝わりにくい内容の場合には、動画挿入の効果が高いです。

ここでは、以下の3つの方法について説明します。

  • 動画ファイルを埋め込む
  • ストックビデオを活用する
  • YouTubeの動画を表示する

動画ファイルを埋め込む

PC内の動画ファイルを挿入する手順は、以下の通りです。

動画を挿入したいスライドを開き、画面上部にあるメニューから「挿入」をクリックします。
「メディア」の 「ビデオ」をクリックします。
「このデバイス」を選択し、目的の動画ファイルがあるフォルダを開いて挿入します。

動画ファイルを埋め込む

動画を挿入すると、埋め込まれた動画の分だけファイルは重くなります。

目的の動画ファイルを選び「挿入」ではなく、「ファイルにリンク」を選ぶと、動画の埋め込みではなくなるためスライドのファイルサイズを抑えられます。その代わり、再生時に読み込みの時間が発生することで、動作が遅くなる可能性があります。また、動画ファイルを更新したり移動したりすると、リンクが切れて再生されなくなることにも注意してください。

パワーポイント、動画の挿入「挿入」と「ファイルにリンク」

ストックビデオを活用する

パワーポイントに収録されているストックビデオの挿入手順は、以下の通りです。

動画を挿入したいスライドを開き、画面上部にあるメニューから「挿入」をクリックします。
「メディア」の「ビデオ」をクリックします。
「ストックビデオ」を選択すると、ストックビデオ一覧が表示されるので、用途に合うものを選びます。

Microsoft365に登録していれば、ストックビデオも参照できます。ストックビデオを活用することで、視聴者の目を休めたり動画の雰囲気を変えたりする効果が期待できます。特に、タイトル部分にストックビデオを使えば、視聴者の目を引くスライドになるでしょう。ただし、不必要に差し込みすぎると、スライドがかえって見づらくなる場合もあります。スライドのボリュームにもよりますが、ストックビデオの挿入は1〜2カ所程度にしておくのが無難です。

ストックビデオを使用する際は、下記ページの内容も参考にしてください。

YouTubeの動画を表示する

YouTubeにアップされている動画をスライドに挿入する手順は、以下の通りです。

動画を挿入したいスライドを開き、画面上部にあるメニューから「挿入」をクリックします。
「メディア」の 「ビデオ」をクリックします。
「オンラインビデオ」を選択し、入力欄に該当するYouTube動画のURLを入力します。

YouTubeチャンネルを活用している企業にとっては、非常に使いやすい機能です。関連する既存動画を挿入するだけで、視聴者の理解を促進できます。ただし、動画を再生するためにはインターネット接続が必要で、YouTube上の元動画が削除されるとスライド上での再生もできなくなることに注意してください。

7. パワーポイント(PowerPoint)で動画が再生できないときは?

パワーポイントに動画を挿入したのに、正常に再生されないケースがあります。スライドに設定した直後から再生されないときは、ファイル形式やファイルサイズに問題がある可能性が高いです。スライド作成時は再生できたのに、後でパワーポイントを開いたときに不具合が発生した場合は、動画へのリンクが切れてしまったことが考えられます。

以下、それぞれのケースについて解説します。

動画の形式に対応していない

パワーポイントでサポートされていない動画ファイル形式は、スライド上で再生できません。動画挿入時に、サポートされている形式であるか確認してください。

サポート外の動画形式だった場合は、動画変換ソフトなどを使って対応形式に変換し、パワーポイント上で設定し直す必要があります。また、動画形式を変更すると、ファイルサイズや画質が変わる可能性があることにも留意しましょう。

動画のファイルサイズが大きすぎる

動画のファイルサイズが大きすぎると、PCのスペックによってはパワーポイントの動作が遅くなったり止まったりして、正常に再生されない場合があります。動画の挿入後にパワーポイントの挙動がおかしくなったときは、ファイルサイズが大きすぎた可能性が高いです。

動画のファイルサイズを落とすには、時間を短縮するか、画質を下げるのが一般的です。動画編集ソフトなどを使用して、適切なファイルサイズに落としてから、スライドに挿入してください。

動画がリンク切れになっている

パワーポイントに挿入(ファイルにリンク)した動画の参照先に何らかの変更があると、リンク切れとなって再生できません。デバイス内の動画を挿入した場合は、動画ファイルの更新(名前の変更・内容の編集など)や移動、削除を行うと、リンクが切れるので注意してください。

YouTubeなどへのオンラインリンクを設定していた場合は、インターネットの接続状態や、元動画が削除もしくは非公開になっていないかを確認しましょう。復帰できないことが判明したら、リンク状態を解除するか別の動画を設定する必要があります。

8. まとめ

以上、パワーポイント(Microsoft PowerPoint)を使った、「人とスライド資料で構成される動画」の制作方法をご紹介しました。
「動画制作は初めて」「この機材(手法)での動画制作は初めて」という場合、まずは短めの長さの動画制作からチャレンジするのがおすすめです。実際に制作してみることで、流れや操作がよりイメージできます。

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