ウェビナーの質どう上げる? 印象をアップする演出例・改善案のご紹介

2022.02.07

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Zoomに代表されるようなWeb会議ツールで開催するウェビナーは、2020年から一気に普及しました。しかし手軽に開催できる一方で「見た目の印象が悪い」「もっとウェビナーの質を上げたい」といったお声をいただくことがあります。今回は「すでにウェビナーを実施中」「これから実施したい」という企業のご担当者様向けに、ウェビナーの印象を上げる演出例・改善案を紹介します。

※本記事はスライド資料と出演者で構成されるウェビナーを対象に解説しています。

1. ウェビナーの印象を上げる演出例とは

Web会議そのままの画面や講演者の顔出しとスライド資料だけでシンプルに進行するのではなく、下記のような演出を加えることで、ウェビナーの印象をアップすることができます。

  • オープニングタイトルを動画化
  • 出演者紹介や挨拶時にテロップを挿入
  • 配信までの待ち時間や終了後に音楽を流す
  • デザイン性のあるフレーム、高度なスイッチングやワイプ挿入などの演出を加える

もちろん、見た目だけがウェビナーの質の全てではありませんが

  • 商談前など接点の少ないお客様向けウェビナー
  • 大規模なオンラインイベント
  • 公式的なオンラインイベント

など、私たちがTPOに合わせて服を選ぶように、ウェビナーにもイベントの位置づけや視聴者との関係性に合った演出を加えることで印象の向上が期待できます。

2.「疑似ライブ配信」なら比較的簡単に実施可能

先ほど紹介したような演出は、ライブ配信で実施する場合、機材準備や機材オペレーションなど本番の負担が増え難易度が上がります。しかし疑似ライブ配信であれば、事前に配信する映像を完成させておけるのでライブ配信より簡単に実施できます。

当社マーケティングウェビナーでの例

当社が自社の販促用に実施しているウェビナーの多くは、少人数での安定運用のために、疑似ライブ配信を中心に活用しています。疑似ライブ配信の場合、本番日より前に講演内容の収録・編集を終えておき、配信設定を完了できます。本番配信中は視聴者とのチャットでのリアルタイムコミュニケーションのみに集中できます。

動画収録・編集はマーケティングチームのウェビナー担当者が内製しています。以前はかなりシンプルな見せ方でしたが、運用負荷とのバランスを見ながら現在は下記のような演出を加えています。

以前

以前のマーケティングウェビナーのイメージ

現在

現在のマーケティングウェビナーのイメージ

3. もちろん「ライブ配信」でも実現可能

ライブ配信であっても、環境を整えることで「デザイン性のあるフレーム」「高度なスイッチングやワイプ挿入」といった演出を加えることが可能です。

よくある見せ方(Web会議そのままの画面を配信)

演出を加えない場合の例

演出を加えた場合

演出を加えた場合のウェビナー展開例

すべてのパートにおいてブランドロゴなどを含んで進行したり、統一した枠組みの中でウェビナーの進行をしたりする例です。出演者は通常のWeb会議に参加するようにカメラに向かって話し画面共有するだけ。画面デザインや場面転換など、普段のウェビナーとはまったく異なる質の高い演出が可能です。上記は「シンプルオンラインパック」を使用して実現しています。

4. 運営体制や役割分担の改善でできる印象アップの例

ここまでは演出例を紹介してきましたが、運営体制や役割分担の改善でもウェビナーの印象をアップすることが可能です。

改善1:配信ツール操作と講演担当を分ける

視聴者が少ないウェビナーでは、少人数で運営されている企業様も多いと思います。中には、全体を講演担当も含め1名のみで進行するウェビナーもあるかも知れません。
イベント進行や講演に相当慣れた方であれば1人で進行しても問題ありませんが、「やることが多すぎて講演に集中できない」「万が一の時が不安」と感じている場合は、配信ツール操作と講演担当を分けることをおすすめします。

配信ツール操作と講演担当を分ける

配信担当者が配信ツール操作や開始の合図、時間管理などを担当することで、講演担当者はより集中して講演できる環境が整います。「万が一の時が不安」という場合は、疑似ライブ配信の活用も検討ください。

参考記事

改善2:司会を立てると、進行にメリハリが出て印象アップ

配信ツールの操作に加え司会進行部分を別の人に任せると、より講演自体に集中することが可能になります。また、司会を立てることで、イベントのフォーマル感もアップします。

司会を立てると、進行にメリハリが出て印象アップ

改善3:話すのが苦手な方には「掛け合い形式」がおすすめ

「話すことが苦手なのに講演を担当しなければならない」そんな課題はありませんか? 話すのが苦手な方が短期間で講演上手になるのは簡単ではありません。配信ツール操作や司会などを講演パートから切り分けても、まだうまく話せないという場合におすすめなのが、掛け合い形式でのウェビナーです。

配信ツールの操作と司会を別々の人に担当してもらい、さらに司会担当には講演に出演してもらいます。講演内容の進行を司会担当に行ってもらうことで、一人で講演をするより断然話しやすくなります。
また、掛け合い形式の場合、視聴者目線での質問を講演シナリオの中に自然に盛り込むことが可能です。ウェビナーの中で疑問を解決しながら進行できるので、より分かりやすさが増します。

掛け合い形式のウェビナー例

掛け合い形式のウェビナー例
(左:講演者、右:司会担当)

掛け合い形式はウェビナー以外でも用いられる手法です。下記は動画制作事例ですが、掛け合い形式のイメージとしてこちらも参考になさってください。

参考事例(動画制作)

以上、ウェビナーの印象を上げる演出例・改善案を紹介しました。
今回紹介した内容が、自社スタッフだけで実現可能かどうかは、体制とスタッフのスキルによるところです。内製で実施するのが難しい場合には「プロに依頼する」「プロの内製支援を受けて環境を整える」といった方法もあります。
また先ほどご紹介したように、ライブ配信よりは疑似ライブ配信の方が比較的難易度が低く実施できます。まずはチャレンジしやすい部分からウェビナーの改善に取り組んでみてください。

『疑似ライブ 検討時に知っておくべき5つのポイント』をまとめた資料のダウンロードはこちら

ウェビナーの質を左右する要素は、今回紹介した部分以外にも多数あります。
視聴者の期待に対し

など様々な要素が関係してきます。

加えて「開始時間通りに始まらない」「予定時間通り終わらない」といった部分や、集客時や開催後のフォローなども質に関わります。ウェビナー開催の基本をおさらいしたい方は下記をダウンロードください。

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