2022.03.24
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文章だけでは伝えきれない社長の熱意や想いをダイレクトに伝えることができるため、トップメッセージ動画は会社案内や新卒採用、取引先への年頭挨拶などの社外向けはもちろん、従業員への方針説明、モチベーションアップといった社内向けなど幅広い用途で活用されます。
しかし、ダイレクトに想いが伝わるからこそ気を付けなければいけないポイントがあります。今回は、トップメッセージ動画でやってはいけない代表的なNGポイントを5つご紹介します。
尚、トップメッセージ動画の「トップ」には、社長に限らず経営層や部門長・支店長、新卒採用責任者なども含んでいますが、本稿では便宜的にこれらを総称して「社長」と表記します。また、動画制作の場合を基本に解説していますが、ライブ配信でも活かせる内容です。
《 目次 》
視聴者の心に響くトップメッセージ動画を制作するには、2つのポイントがあります。
いずれも、事前準備の工程が重要ですので、アドリブ撮影は避けましょう。
「社長はいつも話し慣れているからカメラを向ければ上手く話してくれるだろ」というのは、多くの場合撮影側の思い込みで、実際にカメラを向けると期待したメッセージを撮れないことはよくあります。
事前に動画の目的や収録意図を理解してもらいましょう。例えば「素敵な会社だと思ってほしい」「会社の未来を感じてほしい」など、動画を通じて伝えたい想いを、台本通りではなく自分の言葉で話せるように準備をお願いする必要があります。
仮にアドリブで上手くメッセージを撮影できたとしても、メッセージを受け取る人(視聴者)の心に響く動画になっていなければ、熱意や想いをダイレクトに伝えられる動画の特性を活かしたことにはなりません。
撮影を担当する側が「どのような風景を背にして語っていたら素敵な会社だと思ってもらえるのか」「どのような話し方であれば会社の未来を感じてもらえるのか」を考えることが構成と演出のベースになります。
まずはプロジェクトの主担当者が実際に視聴する人のことをイメージし、動画を見た視聴者にどう感じてほしいかを想像してみてください。
ワンカット撮影とは、メッセージの真意がきちんと伝わるように一切手を加えず最初から最後までをワンカットで撮影する手法です。ワンカット撮影ではなくいくつかのカットを編集でつないだ動画の場合、カットが切り替わる瞬間に視聴者は「編集している」と感じてリアリティが薄れることがあるため、短尺の動画などではワンカットで撮影した方が効果的な場合もあります。
しかし、ワンカット撮影では撮り直しが大変なため、社長の目的が「セリフを間違えずに最後まで話すこと」になりがちです。間違えずに語ろうとすると、早口になったり、ついついカンニングペーパーに目線がいってしまったり、本来の目的である「想いや熱意を伝えること」が疎かになってしまいます。そのため、例えば「最初の挨拶」「本題」「終わりの挨拶」といった章ごとに区切って撮影すると、言い間違いに対する社長の負担も少なくなり、動画にリズムも生まれます。
動画のリズムを活かすためには、話し終わった後に数秒間カメラを見続けてもらうことも重要です。OKテイクをつないだ際に自然なカットの変わり目を作ることができます。
また、メッセージがきちんと伝わる動画にするためには、イメージカットや関連画像の挿入も有効な手段です。収録前に、編集でどこに挿入するかを決めておくとよいでしょう。
ただし、イメージカット挿入部分だからといって音声のみが使われるという意識で原稿を読み上げてしまうと、その部分だけ話し方の印象が変わってしまうことがあるため注意が必要です。
疑似ライブ配信を除き、ライブ配信の場合は事前に編集するという分けにはいきません。複数台のカメラとスイッチャーと呼ばれる機材を使用することで、ライブ配信でもワンカットを避けることができます。
もしスムーズに話すことに不安がある場合は、プロンプタというカメラ目線のまま原稿を読める機材を使うのも良いでしょう。プロンプタは収録の場合でも役立ちます。
質問に答えるインタビュー形式の撮影は、自然な回答を演出することができます。しかし、社長の目線が画面の外側を向いているとメッセージ性を半減させます。
視聴者にとってトップメッセージ動画の魅力は、社長から直接語りかけられているような疑似体験ができることです。そのためには、社長がカメラのレンズを視聴者の目だと考え、しっかりと目線を合わせて収録することが大切です。
タブレットやスマートフォンで撮影する場合は、レンズの位置がわかりづらいことがあるので、社長にレンズの位置を伝えて、目線を確認してから撮影を行いましょう。
インタビュー動画はトップメッセージとは異なる動画です。インタビュー動画制作を検討中の方はこちらの記事をお読み下さい。
お辞儀は、日本のビジネスシーンでは欠かせない所作の一つです。しかし、トップメッセージ動画のオープニングやエンディングでは、お辞儀をしない演出でも問題ありません。
動画はテレビ電話などとは異なり双方向でお互いの姿が見えているわけではないため、社長が一人で頭を下げて深いお辞儀をしている状態はまるで謝罪をしているかのような違和感を視聴者に与えることもあります。トップメッセージ動画では会釈程度のお辞儀でも誠意は伝わりますし、それよりも目線を合わせて自信に満ちた表情で終わる方が、視聴者に好印象を与えることができます。
社長に限ったことではありませんが、忙しいなか撮影時間を確保してもらっているということを忘れてはいけません。撮影の後には次の予定も待っているでしょう。
時間通りにきっちり始まらなければ、社長はストレスを感じます。メッセージ内容にもその場のピリピリとした雰囲気が出てしまうかもしれません。
時間通りに始められない例としては「準備の遅れ」「本番の機材トラブル」などがあります。いずれも、不慣れな場合に起こりやすいものです。
撮影を開始してからの機材トラブルやオペレーションミスを起こさないためには、事前準備やチェック・リハーサルが重要になります。また万が一に備え、予備の機材準備や不具合時の代替手段を検討しておくことも大切です。
生放送であるライブ配信の場合、時間の遅れは社長だけでなく視聴者へも影響します。ライブ配信の場合もしっかり準備して臨んでください。
以上、トップメッセージ動画を台無しにする、代表的な5つのNGポイントをお伝えしました。
オンデマンド配信であれば編集を加えての完成が可能ですし、ライブ配信であれば臨場感をもってかつ迅速にメッセージ発信が可能です。また疑似ライブ配信であれば、事前に収録・編集した動画を指定時間にライブ配信することが可能です。
ご紹介したNGポイントと用途や状況にあった配信方法をうまく活かしてトップメッセージ動画活用を進めてください。
社内向けのトップメッセージ動画の場合、動画内に機密情報を含む場合もあるでしょう。機密情報を含む動画配信に関するポイントを知りたい方は下記を参考になさってください。
当社では、動画活用のお役立ち情報の提供に加え、プロフェッショナルによる「動画制作」 「動画内製化支援」や「ライブ配信サービス」も提供しています。トップメッセージ動画の制作やライブ配信にご関心をお持ちでしたらお気軽にお問い合わせください。
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