会社紹介動画の活用方法とは?
制作に失敗しないためのポイントも紹介

2021.12.01

動画企画制作

制作・開発

会社紹介動画は、企業イメージや事業内容をわかりやすく伝えられるコンテンツのひとつです。
今回は、会社紹介動画が作られる理由や利用目的のほか、動画のコンテンツの種類、制作のポイントなどについてご紹介します。

1.会社紹介動画の活用が拡がっている背景

まずは、会社紹介動画の活用が広がっている背景について見てみましょう。
コンテンツという視点では、会社紹介を動画にすることで、印刷した会社案内などの紙媒体と比べて、多くの情報を盛り込めるというメリットがあります。文字や写真だけではわかりにくいような内容でも、映像や音声、テロップなど、多彩な手法を使うことで内容が視覚的に伝わりやすく、企業として知ってほしいメッセージも届きやすくなるでしょう。

また、会社紹介動画はDVDなどのメディアでも以前から作られていたものですが、デジタル技術の発展によって、インターネット回線の通信速度や視聴環境の改善が図られてきたことも、会社紹介動画の活用が広がりを見せている背景のひとつです。
動画の視聴ができるスマートフォンやタブレットなどのデバイスが普及し、ビジネスやプライベートを問わず、日常生活の中で動画の視聴が身近なものになりました。通信環境があれば場所の制約なく視聴できるため、例えば、就職活動中の学生が学校や外出先でスマートフォンを使って、Webサイトで配信されている会社紹介動画を手軽に視聴することもできます。

2.会社紹介動画の利用目的

会社紹介動画の主な利用目的には、商談などで取引を行う企業に対して自社の事業内容を理解してもらうための会社紹介や、投資家や株主向けに事業の現状や将来の事業計画を伝えるIR動画、自社に入社を希望する新卒社員などに見せる会社説明用の動画などがあります。

そのほか、社外に向けて自社のブランドイメージを浸透させたり、認知度を向上させたりするために会社紹介動画を活用するケースもあるでしょう。顧客への認知度向上はもちろん、一般消費者、新卒・中途採用の希望者、自社の従業員やその家族へのインナーブランディングなど、幅広い対象に自社をアピールする効果が期待できます。

3.会社紹介動画を制作するときのポイント

会社紹介動画を作る際には、どのような点に注意すればいいのでしょうか。ここからは、会社紹介動画を制作するときのポイントをご紹介します。

動画を視聴するターゲットと利用シーンを選ぶ

まず、注意しなければならないのが、会社紹介動画を「誰に見てもらうのか?」ということです。ターゲットが決まっていなければ、動画の中で、自社の何を紹介すればいいのかが定まりません。
例えば、動画を視聴してもらうターゲットが自社製品の営業先であれば、製品の特徴や競合製品との優位性をわかりやすくまとめたり、適切な生産管理や品質管理の製造工程がわかる工場内の様子を紹介して、信頼性を訴求したりするような動画内容が考えられます。

一方、IRや社員採用のための動画であれば、事業全般の説明や経営計画がわかる内容、働く人にスポットをあてた内容が向いているでしょう。さらに、IRイベントや企業セミナーなどで自社を紹介するのであれば、現時点での主力商品や事業の紹介だけでなく、将来に向けた研究開発の取り組みや事業にかける想いなど、企業のビジョンが伝わる内容を盛り込むのがいいかもしれません。

自社の魅力を客観的に探して動画にする

会社紹介動画の制作で最も大切にしたいのが、自社の魅力をどのように伝えるのかという点。
これは、「自分たちが伝えたいこと」ありきで制作するのではなく、ターゲットに選んだ相手が動画を見て、「魅力的に感じてくれるか」という視点を持つことがポイントです。

動画はなるべく5分以内に収める

会社紹介の動画の中にいろいろな内容を盛り込んでしまうと、見る側も飽きてしまうおそれがあります。Jストリームが行ったアンケートによると、10分間以上の動画は長く感じるという結果も。
例えば、商談の場で10分間の動画を見てもらうことは難しいので、1本の動画は長くても5分くらいの尺に収めるのが望ましいでしょう。ただ、採用動画など見る側のモチベーションが高い場合には、長めの動画でもしっかり見てもらえる可能性は高くなります。

4.会社紹介動画を構成する主なコンテンツ

一般的な会社紹介動画は、月単位で更新することは少なく、頻繁に更新するとしても1年程の単位のケースが多いでしょう。そのため、会社紹介動画は、定番のコンテンツで構成することが多いといえます。
ここでは、会社紹介動画を構成する、主なコンテンツの種類をご紹介します。

会社概要

会社概要は、会社紹介動画に欠かせないコンテンツです。企業理念をはじめ、事業目的や経営計画、取り扱っている主要商品・サービスのほか、本社や事業所・工場、従業員、働く環境、社会貢献活動など、企業に関わるあらゆるテーマが対象になります。

会社の沿革

自社の創業からこれまでの歴史を、当時の写真や年表、ナレーションなどで振り返る会社の沿革の紹介は、会社紹介動画の定番コンテンツのひとつ。
特に歴史がある会社であれば、長年、継続して事業活動を続けられていることが伝わって、信用度が高まる効果が期待できます。

経営トップからのメッセージ

経営トップからのメッセージは、社長をはじめとする経営陣などがみずから出演して、経営ビジョンや自社が取り組んでいる課題などについて話すコンテンツです。経営トップが考えている経営方針や事業にかける想いを、見る人へ直接語りかける演出が可能なため、自社の理解をより深めてもらうことができます。
株主、一般消費者、取引先、新卒・中途採用の希望者など、動画を見るターゲットによってメッセージの内容や演出方法を変えるのが効果的です。

事業領域や得意分野

自社が携わっている事業領域や業界内での立ち位置、競合他社と比べたときの優位性につながる得意分野の紹介は、IRや新規取引先の営業活動のほか、新卒・中途採用などにも有効なコンテンツといえます。
グラフやイメージ図、テロップなど、工夫を凝らした演出を加えることで、短い動画でもわかりやすく表現することが可能です。

商品・サービス紹介

製造業やサービス業の場合に力を入れたいのが、商品やサービスの紹介です。製品の実物を持ち歩けない場合や、口頭や文字だけでは説明しにくいサービスを提供している場合でも、商品やサービスの説明を視覚的に訴求することができます。

従業員インタビューによる社風や就労環境の紹介

自社の社風や就労環境などを伝えたいときには、従業員インタビューで紹介する方法があります。
実際に社内で働いている人が出演することで信頼性が高まり、社外の人にはわかりづらい雰囲気も伝わりやすくなる効果が見込めるでしょう。

事業所や工場などの施設紹介

製造業の場合、自社が導入している生産設備や品質管理保証、納期管理といった生産管理体制について伝える、事業所や工場などの施設紹介も定番コンテンツといえます。
口頭や文字だけの資料では伝わりづらい生産工程の流れや、生産現場の環境整備への取り組みをわかりやすく伝えることが可能です。

5.会社紹介動画を内製・外注する場合のメリットとデメリット

会社紹介動画を制作するとしたら、内製化するのと、外部の制作会社へ発注するのとでは、どちらがいいのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

内製化する場合のメリット・デメリット

会社紹介動画を外注する場合は、制作会社と企画方針などをすり合わせる時間が発生するほか、先方のリソースによっては依頼後すぐに制作してもらえるとは限りません。その点、内製化する場合、企画から編集、動画公開までを社内調整だけで進められ、スピーディーに制作できます。
ただし、コストとして自社で機材を導入する費用や、担当スタッフの人的リソースを割くことになるというデメリットもあります。

また、動画のクオリティを担保できない可能性があることもデメリットのひとつです。動画制作の場合、カット割りの立案、ビデオカメラの設定や操作、音声・照明機材の設営、テロップ・効果音などを加える編集、ナレーション録りなど、必要な制作スキルが幅広く、それらをまとめ上げるディレクションの経験も求められるでしょう。

制作会社へ外注する場合のメリット・デメリット

会社紹介動画を制作会社へ外注する場合のメリットは、撮影や編集といった動画制作に関する豊富なノウハウを持っていることが挙げられます。さらに、制作会社が外部の立場という点を活かせば、企画時などに「自社の魅力を客観的な視点で捉える」ことも可能で、自社が意識していなかった特徴や魅力を構成に反映させることも可能です。
デメリットとしては外注費がかかることですが、内製化する際にも、撮影や編集の機材に関する費用、関連スタッフの人件費といったコストはかかるため、外注するときだけのデメリットとも言い切れないでしょう。

6.会社紹介動画を活用して、ビジネスの訴求力をアップさせよう

会社紹介動画は、営業活動などさまざまなビジネスシーンで活用でき、自社のビジネスの特徴や魅力をアピールする効果が期待できます。
Jストリームでは「動画制作サービス」をご提供しており、会社紹介動画や採用動画、製品・サービス紹介動画などの制作事例も豊富です。お客様の課題を解決する動画の企画提案を得意としていますので、会社紹介動画の制作を検討する際には、ぜひ一度ご相談ください。

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