2021.11.08
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新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020年一気にオンライン化が進んだ学会。オンライン学会の開催は参加人数やプレゼンテーション数・開催日数、配信形式やWebサイトの機能など多様です。また、2021年に入ってからは会場参加かオンライン参加かを選べるハイブリッド型での学会開催も増えています。
そこで今回は学会運営に関わる方に向けて、オンライン学会のメリット・デメリットの解説と、当社お客様のオンライン学会事例を紹介します。
インターネット上でライブ配信など動画を活用して開催される学会を「オンライン学会」と呼びます。規模や開催期間は学会により異なりますが、論文など研究成果の発表や最新情報の共有、意見交換などを主な目的として開催されます。
人の移動や密集を回避できるため新型コロナウイルス感染症対策に有効として、学会のオンライン化が急速に進みましたが、感染症対策以外にも多くの開催メリットがあります。
オンラインで開催される学会には
などのメリットがあります。
一方でオンライン学会は集合型に比べると
といったデメリットがあります。
開催規模は様々で、1日限定で開催されるものもあれば、数日間にわたって開催されるものもあります。参加人数も数百人から数千人など様々です。規模や参加人数が多様であるため、一口にオンライン学会といっても、Webサイトの構成や必要となる機能も様々といえます。
オンライン学会における動画配信の種類には3つあります。
オンデマンド配信は、イベント開催終了後に配信する場合を指して「アーカイブ配信」と呼ぶこともあります。どれか一つの配信方法だけ使うということではなく、特徴を掛け合わせて使用されます。
ライブ配信には「最新情報を素早く伝達できる」「均質な情報伝達(正確な情報伝達)ができる」「視聴者との関係性を強化できる」といったメリットがあります。ただし、ライブ配信は生放送であるがゆえにプレッシャーやトラブルリスクが切り離せません。
また、配信内容によっては機材準備・オペレーションや進行管理といった本番運用の負担も小さくありません。そのため、運営体制や学会の規模によっては、ライブ配信部分を外部に委託して開催されます。
ライブ配信の課題解消をしたい場合、収録済み動画を指定時間にライブ配信する「疑似ライブ」の活用がおすすめといえます。疑似ライブで配信することでプレッシャーや難易度は下げ、ライブ配信同様の視聴率・実施効果を得ることが可能です。
特定の時間だけ視聴できるライブ配信・疑似ライブ配信に対し、オンデマンド配信であれば学会期間中いつでも視聴することが可能です。オンデマンド配信にチャット機能を付け加えることで、発表者に質問やコメントを送る/質問に答えるといった双方向のコミュニケーションを実現している学会もあります。
動画配信部分には、上記3つの配信方法が可能な動画配信プラットフォームを用いるとスムーズといえるでしょう。
比較的小規模での開催の場合、ZoomなどWeb会議ツールを使って研究発表を行い、発表内容のアーカイブ配信(オンデマンド配信)は配信に適したシステム で行うといったパターンもあります。
2020年はバーチャルオンリーでの開催が主流だったオンライン学会ですが、2021年に入り会場参加かオンライン参加かを選べる、ハイブリッド型での開催も増えてきました。ハイブリッド開催にすることで、先ほど挙げたようなデメリットを払拭することができます。
また、バーチャルオンリーでの開催の場合も、「参加者同士のテキストチャット」「講演後のブレークアウトルームの設置」など、より参加者同士の交流を生みやすいような場や機能を持たせることも可能になっています。
ここからは、当社のお客様事例を紹介していきます。
本記事で紹介している事例+αをまとめた「オンライン学会 事例集」を配布中です。ダウンロードしてご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
パワー半導体の研究・開発・応用に特化した国際学会として広く知られているISPSD様では、パワー半導体デバイス国際シンポジウムを1988年より開催されてきました。新型コロナウイルス感染症対策として、第32回/ISPSD2020(オーストリア ウィーン主催)をオンラインで開催され、日本主催の第33回/ISPSD2021もオンラインで開催されました。
《実施成果・導入効果》
当社はISPSD2021において、認証機能付きWebサイト制作・システム開発・運用、ライブエンコード対応に加え、ライブ・オンデマンド配信のための動画配信プラットフォーム提供をいたしました。
【事例詳細はこちら】 パワー半導体デバイスに関する国際シンポジウム「ISPSD2021」で、国内外からの登壇者と参加者を対象に5日間に渡りオンライン学会を開催
神経科学の分野で国内最大の会員数を有する、日本神経科学学会様が実施された「第43回 日本神経科学大会」は、ストリーミングビデオ配信で実施されました。
講演・シンポジウム・ポスター発表の1,500演題を専用サイトで配信、会期4日間でおよそ45,000回再生され、コロナ禍においても大会を成功されました。
《実施成果・導入効果》
当社 は、ストリーミング配信、認証機能サイト制作・運用(コンテンツ管理)を対応しました。
脳卒中の急性期治療・脳動脈瘤治療のエキスパートである坂井信幸先生が 代表幹事を務める、脳血管内治療技術と機器研究会(ブラッシュアップセミナー実行委員会)様が主催・運営する「BSNET2020」にて、ライブ症例の供覧とレクチャー、ランドテーブルディスカッションの有料ライブ配信を実施されました。
《実施成果・導入効果》
2020年は新型コロナウイルス感染リスクを回避するため、 完全オンラインで実施され、延べ視聴者数およそ1,400名、瞬間同時視聴者数は1,000名を超え盛況に開催されました。
公益社団法人日本皮膚科学会様は昨年の第119回は完全オンライン開催、そして第120回の今年は会場参加とオンライン視聴が可能なハイブリッド形式で開催されました。第120回日本皮膚科学会総会は、パシフィコ横浜内14の会議室での4日間にわたる講演(会場とオンライン)とデジタルポスター(Webのみ)や実習(会場のみ)などで構成されていました。
《実施成果・導入効果》
当社 は、第120回日本皮膚科学会総会4日間のライブエンコード対応と配信総指揮、及びライブ・オンデマンド配信のための動画配信プラットフォーム提供、Webサイト制作を担当しました。
【事例詳細はこちら】 オンライン化2年目の第120回日本皮膚科学会総会は、4日間に渡りハイブリッド形式で開催されのべ6,700名が参加
以上、オンライン学会のメリット・デメリットの解説と、当社お客様のオンライン学会事例を紹介しました。本記事が学会運営関係者様にとってのヒントになれば幸いです。本記事で紹介している事例+αをまとめた「オンライン学会 事例集」を配布中です。ご覧になりたい方は下記からダウンロードください。
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