パワー半導体の研究・開発・応用に特化した国際学会として広く知られているISPSD様では、パワー半導体デバイス国際シンポジウムを1988年より開催されてきました。新型コロナウイルス感染症対策として、第32回/ISPSD2020(オーストリア ウィーン主催)をオンラインで開催され、日本主催の第33回/ISPSD2021もオンラインで開催されました。
JストリームはISPSD2021において、認証機能付きWebサイト制作・システム開発・運用、ライブエンコード対応に加え、ライブ・オンデマンド配信のための動画配信プラットフォーム提供をいたしました。
実施成果・導入効果
- 国内外からの登壇者と参加者を対象に5日間に渡りオンライン学会を開催
- 研究論文のプレゼンテーションの場を万全の体制で運営
- ハイブリッド開催からバーチャルオンリーへの方針転換も、トラブルなく本番を終了
ハイブリッド開催を計画も、状況に鑑みバーチャルオンリーで開催
開催準備は2017年頃から始めていました。当時はまだ新型コロナウイルス感染症の発生前で、世界各国から名古屋の会場にお越しいただく集合型での開催を考えていました。しかし準備が徐々に本格化していく中で新型コロナウイルス感染症が流行し、オンライン開催の検討が必要になりました。
オンライン開催には「参加のための交通・宿泊費や移動時間を削減できる」というメリットがあります。しかし、集合型には「より深い技術討論ができる」「新しい人材ネットワークが築きやすい」といった利点があります。 ISPSD2020はオンラインのみでの開催でしたが、ISPSD2021開催時には新型コロナウイルス感染症収束の可能性もあり、名古屋本会場+バーチャルでのハイブリッド形式で計画を進めていきました。
しかし開催まであと3か月となった2021年3月、新型コロナウイルス感染症の状況に鑑みて、バーチャルオンリーで開催することを決めました。
ISPSD2021 委員会
会長 濱田公守 様
研究論文のプレゼンテーションの場を万全の体制で運営
本学会は研究論文発表の場として重要です。発表は論文に加え、プレゼンテーションがあってより深みを増すものです。そのプレゼンテーション中に配信トラブルが起こらないよう、Web会議ツールとEquipmediaを組み合わせたライブ配信を実施しました。
Web会議ツール部分は冗長化がしにくい部分です。そこで配信トラブル対策として、事前に各登壇者にプレゼンテーション動画を入稿してもらい「もし本番中にWeb会議ツール部分でトラブルが生じたら、配信会場でバックアップ動画に切り替える」といった体制も取っていました。
ハイブリッド開催からバーチャルオンリーへの方針転換も、トラブルなく本番を終了
本番3か月前にハイブリッド開催からバーチャルオンリーへと方針を転換しましたが、委員会及び関係各所が一丸となって対応し、大きなトラブルなく本番を終えることができました。
Jストリームに担当してもらったライブ配信領域では、配信会場で発生する課題を速やかに解決してくれました。配信トラブル無しも含めそのクオリティはISPSD2020を超えており、複数の参加者から称賛の声をいただきました。大変感謝しています。本案件は全体統括をされた株式会社JTB様、Web会議ツール運営と会場撮影を担当された株式会社コムエンス様との共同案件です。
本案件は全体統括をされた株式会社JTB様、Web会議ツール運営と会場撮影を担当された株式会社コムエンス様との共同案件です。
ライブ配信サービス/J-Stream Equipmedia/Web制作・運用・システム開発
配信の仕様策定からライブ配信のサポート、動画配信プラットフォームのご提供、オンライン学会の開催に必要となるページ制作や運用の提供まで幅広く対応可能です。