神経科学の分野で国内最大の会員数を有する、日本神経科学学会様が実施された「第43回 日本神経科学大会」は、ストリーミングビデオ配信で実施されました。
講演・シンポジウム・ポスター発表の1,500演題を専用サイトで配信、会期4日間でおよそ45,000回再生され、コロナ禍においても大会を成功されました。
Jストリームは、ストリーミング配信、認証機能サイト制作・運用(コンテンツ管理)を対応しました。
実施成果・導入効果
- 1,500件もの演題をストリーミングビデオ配信、理想的な学会ストリーミングサイトを構築できた
- 過去のリアル開催と比較しても多数の参加を得られ、アンケートでも総じてポジティブな反応
- 今後はリアルとオンラインのハイブリッドがベストなソリューションだと確信
ポスター発表を含む、1,500演題のストリーミングビデオ配信を実現
コロナウイルス流行の影響を受けて、当大会も2020年 3月末にリアル開催中止の判断をしました。プログラム集の配布に留めるのではなく、臨場感のある良い代替方法はないかと模索し、オンラインストリーミングビデオ配信での開催を決めました。
実施に当たってはオーラル発表だけでなく、およそ1,000演題にものぼるポスター発表もビデオ化することに決めました。これは画期的な企画であるものの、講演者自身にビデオ作成を依頼しましたので、収録の負荷やオンライン公開への懸念の声が想定されました。
しかし、簡単にレコーディングができないストリーミング配信を選択したこと、積極的に協力を呼び掛けたことで、結果的には当初予定していた95%の演題をストリーミング公開することができました。
通常の大会よりもかなり前倒しの入稿期限を設けさせていただきましたが、多数の講演者の協力を得られたことに大変感謝しています。
大阪大学大学院
生命機能研究科 教授
北澤 茂 様
サービスは実績とセキュリティを重視
実績とセキュリティを重視してサービスを探し、Jストリームを見つけてからはサービス選定に時間はかかりませんでした。コスト面も問題なく導入決定までは非常にスムーズでした。
理想的な学会用ストリーミングサイト
およそ3カ月という短い企画・制作期間でしたが、ストリーミングサイトの仕上がりについては大変満足しています。
プログラムの検索機能、視聴画面での抄録の表示やメールでの質問機能、演題視聴時のスポンサー広告動画のランダム再生など、希望の機能を叶えられました。
また、オンラインのストリーミング配信のみではライブ感にやや欠けますので、毎日リアルタイムで演題の視聴ランキングを公開するという試みも行い、これも大変好評でした。今後はさらにリアルタイム性を高められれば理想的です。
両社で協力し前に進められた(エー・イー企画様)
大会運営事務局を担当する弊社と一緒に案件を対応させてもらいました。初めての試みにつき手探りでしたので、当初はいろいろと質問や要望をさせてもらいましたが、真摯に対応してくださり何とか現実的な仕様とスケジュールに落とし込むことができました。
非常に大変でしたが、無事大会が成功できたことに感謝しています。
株式会社エー・イー企画
コンベンション部
植田 美香 様
大多数の参加者からポジティブな反響
オンライン配信について、600件いただいたアンケートの結果ではポジティブなご意見を多数いただきました。
やはり24時間いつでも好きな時に、じっくりと見られる点が好評で、1,500演題すべて見たい、4日では足りないという声もありました。子育てや共働きなどでもライフスタイルに合わせてご視聴いただけたこと、他分野の先生にも広くご覧いただけたことは大変よかったです。
各演題の参加数もリアル開催と比較して非常に多く、プレナリーレクチャーをいただいた利根川先生の講演はおよそ1,400回も視聴されていて、これは通常の大会で使用する最も大きな講演会場の許容数を大きく超えています。
リアル×オンラインのハイブリッドがベスト
リアルに人と会ってコミュニケーションを図るのも大切ですので、リアルとオンラインのハイブリッドがベストなソリューションだと確信しました。今後はハイブリッド開催がスタンダードな手法として定着していくことを期待しています。
オンライン対応を取り入れていただければ学会参加の満足度は必ず上がると思いますので、まだ実施されていらっしゃらない学会には導入を心からおすすめします。
ご利用サービス
J-Stream Equipmedia(EQ)/Web制作・運用・システム開発
Jストリームは有料オンラインイベントのトータルプロデュースが可能です。
動画配信プラットフォームのご提供から、ストリーミング配信に必要となるページ制作まで幅広く対応可能です。も視聴されていて、これは通常の大会で使用する最も大きな講演会場の許容数を大きく超えています。