2018.12.04
J-Stream Equipmedia
ウェビナー
11月8日(木)、「自社スタッフがiPadで始めるライブセミナー」という無料オンラインセミナーを開催し、主にライブセミナーの「実施のメリット」「事例/利用ケース」「準備する環境/機材」「効果的に実施するコツ」についてお伝えしました。後ほど詳しくご紹介しますが、本セミナーでの人員・機材構成や実績は以下のようになっています。
・使用アプリ | :EQライブキャスト |
・人員 | :3名 |
・機材 | :iPad、三脚、アダプター(iPad固定用) |
・セミナー申し込みが通常の会場セミナーと比較し約3倍
・セミナー中の質問数については会場セミナーと比較し3~4倍
・申し込み全体の約2割が東京・大阪以外のお客様の申し込み
このように最小限の人員と機材で、非常に大きな効果が得られたということがよく分かるかと思います。今回はこのオンラインセミナーの舞台裏をレポートするとともに、オンラインセミナー実施のノウハウについても合わせて紹介したいと思います。
EQライブキャストのインターフェース
今回のセミナーでは当社の「EQライブキャスト」というアプリを使用しました。
EQライブキャストについては過去のブログでも紹介しましたが、ビデオカメラやエンコーダーなど専用の機材がなくても、iPhone/iPadだけで映像を手軽にライブ配信することができるというアプリです。
セミナー申し込みページ
オンラインセミナーを実施するに当たり、セミナーの申し込みページにライブ配信を視聴するための動作環境を明記するようにしています。ライブ配信の場合、お客様の視聴環境によっては当日視聴できないというお問い合わせが入る可能性があります。特に、限られた人数でライブ配信をする際は、当日のお客様からの問い合わせをなるべく減らすためにこのような対応をすることが重要になります。
機材設置・会場準備の様子
本番開始に向けて、機材設置や会場準備を進めている様子です。
今回セミナー会場には当社会議室を使用しています。また、セミナー講師1名、事務局2名という人員で対応しました(事務局の1名は掲示板の書き込みや動作の確認、もう1名は講師の補助を担当)。ちなみに講師は営業部、事務局2名はマーケティング部に所属しており、特別なエンジニアはアサインしていません。
会場準備では立ち位置の確認のほか、セミナーの流れ、アプリや端末の設定、Wi-Fi環境の確認なども合わせて行っています。特にEQライブキャストを利用してiPhone / iPadでライブ配信する際に注意が必要なのが着信や通知です。着信や通知があるとアプリがバックグラウンドに回ってしまい、強制的にライブ配信が終了してしまいますので、設定を機内モードにし、すべての通知をオフにする設定にすることを推奨しています。
また、演出面の工夫として机を用意しています。何気ない準備かもしれませんが、机1つ用意するだけで画面から伝わる印象も大きく変わりますし、講師も資料などを手元に置くことができるのでセミナーの進行を楽に行うことができます。
セミナーで使用した機材
EQライブキャストを使用することで、当日用意した機材はこちらの3点となりました。iPad、三脚、iPadを固定するアダプター(※掲示板や動画確認用のノートPCも別で用意)のみです。三脚は手ブレなどを起こさないために使用しています。今回は周囲の音が気にならない会議室を使用したのでマイクは使用していませんが、音声を拾うのが難しい場合はマイクも合わせて使用することもお勧めします。
セミナー中の様子
いよいよ本番開始です。セミナーの前半はライブセミナーの「実施のメリット」、「事例/利用ケース」について、後半は「準備する環境/機材」、「効果的に実施するコツ」といった運用面について解説しました。
映像へのスライド画像挿し込みやペンツールで書き込みをする様子
講師のバストアップの映像だけを写し続けてしまうと視聴者の飽きにも繋がってしまいます。視聴者を飽きさせない工夫として、EQライブキャストの画像挿し込み機能を利用して映像の切り替えを頻繁に行う、ペンツール機能を利用して伝えたい箇所を強調するなど、映像にメリハリをつけるようにしています。
また、ライブ配信中に質問を募る掲示板を用意しており、本番では手元のiPadで講師も質問を確認し、状況に応じてその場で質問に回答することでセミナーの臨場感をもたせるようにしました。
掲示板の質問には「スライドの切り替えは講演者1名で行っているのでしょうか?」「今回、何かスライドをキャプチャする特別な機器を間に挟んでおりますでしょうか?」というようなご質問を多くいただきましたが、上記の通り1名で配信から映像の切り替えまでを行っています。
セミナー終了後の様子
今回のセミナーでは会場で実施する通常のセミナーと比較して、3倍程度の集客を行うことができました。当社セミナー用会議室のキャパシティの上限が20名程度なのですが、そのキャパシティを大きく超える数値となっています。申し込みの人数に応じて当社も外部のセミナー会場を借りることがありますが、通常1回あたり5~10万円程度の会場費がかかります。こういったコストを削減できるところがオンラインセミナーの利点といえます。
また、掲示板にはオンラインセミナー中にすべて回答できないほどの質問をいただき、会場セミナーで挙手での質問の数と比較すると3~4倍以上の質問がありました。周りの目を気にすることなく、簡単に質問を行えるところもオンラインセミナーならではの効果といえます。
さらに、申し込み全体の約2割の方が東京・大阪以外のお客様の申し込みだったことを考えると、遠方のお客様に対してのアプローチも効果的に行えたといえます。
その他、セミナー後にアンケートも実施した際にご要望が多かったこともあり、録画した動画をアーカイブ配信しました。EQライブキャストではライブ配信した映像をそのまま録画することができますので、こういったフォローも容易に実施することができます。
以上が簡単ではありますが、当社オンラインセミナーのレポートとなります。
このようにサービス・環境が整ってきたこともあり、ライブセミナーを実施するハードルが非常に下がってきたということを少しでも感じてもらえますと幸いです。ライブセミナー実施に際して色々と不安もあるかとは思いますが、サポートも当社スタッフが懇切丁寧に対応させていただきますので、ご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
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