個人別の動画視聴ログを把握する重要性と活用例

2022.09.27

J-Stream Equipmedia

EQポータル

動画配信

様々な動画共有方法がある中で、動画配信プラットフォームを用いるメリットの一つに「視聴ログ」があります。視聴ログ(動画視聴状況)は、「いつ・だれが・どのコンテンツをどの程度視聴したか」といった動画の活用状況を詳細に把握することができ、効果検証や視聴者のフォローに役立てることができます。今回は動画視聴状況把握の重要性や活用例に加え、当社の動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」のポータル機能を例に視聴ログの紹介をします。

お役立ち資料 【動画配信スターターガイド ~対象者を限定した配信向け~】

1. ログ/視聴ログとは

ログ(log)とは発生した事象を一定の形式で記録し蓄積したデータのことです。動画の場合はその視聴に関する行動をデータとして記録・蓄積したものを指して「視聴ログ」と呼びます。

2. 視聴ログでわかること

動画配信プラットフォームを用いた非認証下での動画配信では、個人単位の視聴ログではなく、視聴者全体を指定期間や動画別などでまとめた数値として視聴ログが確認できるのが一般的です。ただし、視聴ログをマーケティングオートメーションツール(MAツール)に連携させることで、非認証下での視聴でも個人単位の視聴状況を把握することは可能です。

今回例として挙げるEquipmediaのポータル機能では、ユーザー認証型のポータルサイトを簡単に作成・公開することができます。ユーザー認証配下での動画視聴の場合「いつ・だれが・どのコンテンツをどの程度視聴したか」といったユーザーの視聴状況が詳細に把握可能になります。このような視聴ログ確認は、SlackやMicrosoft Teams、Chatworkなどのビジネス系SNSアプリでの動画共有より手軽・詳細に行える傾向にあり、動画配信プラットフォームで動画共有をおこなうメリットの一つといえるでしょう。

3. 視聴ログを活かす

いつ・だれが・どのコンテンツをどの程度視聴したかといったことが把握できることで、各コンテンツの活用度合を把握することが出来ます。
ここでは、用途別にログの活かし方を紹介します。

研修・教育用途の場合

視聴状況の良くない人がいれば。適切なタイミングでフォローが必要です。新人や中途入社したてといった状況では困っていても、学び手自身で声を上げることは難しい場合もあるでしょう。教育担当者が視聴状況を確認して、何か困っていないかなどのフォローを行いましょう。

社内情報共有の場合

だれがどの動画を見たかを把握することができます。また、グループ単位や全体の視聴ログから、どういったコンテンツが良く見られているのかを把握できます。コンテンツ同士の視聴維持率の違いを知ることで、今後の動画制作の改善点を得ることができるでしょう。

代理店向け情報共有の場合

代理店など取引先向けの情報共有では、視聴してもらえたかどうかがログから分かることで、代理店・取引先ごとの活性度やエンゲージメントを推し量る事ができます。また、ドキュメントも含め、必要な情報が1か所に集まっていることで、代理店・取引先との情報共有が円滑に進むでしょう。

お客様向け情報共有の場合

すでに自社サービスをご利用中のお客様に限定して情報共有を行う場合、視聴状況を見て各お客様のフォローをすることが出来ます。「繰り返し視聴している」「まったく見ていない」など状況によって取るべきアプローチは変わります。
また、繰り返し視聴している場合でも、どの部分を良く見ているのかによって「関心が高い」「課題がある」など、状況が分かるかもしれません。しっかりとログを見ることで、お客様の状況に寄り添うことが可能です。

4. 視聴ログ例:ユーザー別の分析

ここからはEquipmediaのポータル機能を例に、個人単位の認証機能を持ったWebサイト内での視聴ログについて解説します。

Equipmediaポータル機能とは

Equipmediaのポータル機能は、Businessエディション以上に標準搭載されている機能で、利用することでユーザー認証型のポータルサイトを簡単に作成・公開することができます。また、「いつ・だれが・どのコンテンツをどの程度」視聴したのか、ユーザー個別の視聴状況から、ポータル全体の利用状況まで、取り組みを評価する上で必要な情報の確認/分析を行えます。
ポータル機能は様々なコンテンツ形式に対応しており、ライブ・疑似ライブ・オンデマンド、関連資料の掲載や、資料のみの掲載も可能です。

ユーザー別の分析

ポータル機能では、ユーザー別に各動画の閲覧状況を一覧として見ることができます。

■ ユーザー別分析の例
視聴ログ(ユーザー別分析の例)

ポータルにユーザーとして登録してある人別に、かつ期間を指定して「ログイン数」「オンデマンド、ライブ・疑似ライブ、ドキュメントの再生や視聴状況」「閲覧コンテンツのカテゴリ比率」「コンテンツ閲覧状況」が確認できます。

ユーザー別分析ページの下部にある「コンテンツ閲覧状況」では、ヒートマップで、コンテンツのどの部分を特に良く見ているのかが確認できます。

■ コンテンツ閲覧状況の例
視聴ログ(コンテンツ閲覧状況の例)

その人が、特定のコンテンツをどの程度視聴・閲覧したかも「視聴状況の詳細」として確認できます。下記がその画面です。

■ 視聴状況の詳細の例
視聴ログ(視聴状況の詳細の例)

上記は動画視聴の場合です。特定のユーザーが特定の動画において、どの程度視聴したのか、エンゲージメントグラフとして視聴維持率を確認できます。0%になっている部分は、視聴をスキップした部分です。100%を超えているのは繰り返し視聴をした部分です。

先ほど、ポータル機能は様々なコンテンツ形式に対応しており、ライブ・疑似ライブ・オンデマンド、関連資料の掲載や、資料のみの掲載も可能と述べましたが、人単位・コンテンツ単位のログはドキュメントの場合でも確認できます。

5. 視聴ログ例:動画別・ドキュメント別・グループ別

Equipmediaのポータル機能機能では、ポータル全体における視聴ログの確認やドキュメントの個別分析もできます。

動画別の分析(コンテンツ別分析)

動画全体の集計データの画面

先ほどの人単位の画面とは異なり、動画全体の集計データの画面です。コンテンツをクリックすることで、動画単位の視聴状況が確認できます。
下記は確認できる内容の例です。

■ オンデマンド動画ダッシュボード
  • 「視聴ページ表示数」「ユニークユーザー数」「動画再生数」を月・週・日・時単位でグラフ表示
  • 「コンテンツリスト一覧」
  • 「ユーザー環境(デバイス別・OS別・ブラウザ別・画面サイズ別)のグラフ表示
■ ライブ/疑似ライブダッシュボード
  • 「ユニークユーザー数」「平均同時接続数」を月・週・日・時単位でグラフ表示
  • 「コンテンツリスト一覧」
  • 「ユーザー環境(デバイス別・OS別・ブラウザ別・画面サイズ別)」のグラフ表示

ドキュメント個別分析

Equipmediaのポータル機能機能では、ドキュメント単位の閲覧状況を確認できます。

  • 「ユニークユーザー数」 「ドキュメント閲覧数」を月・週・日・時単位でグラフ表示
  • 「ページ毎の閲覧時間(最長・中央値・平均)」「コメント」と各ページサムネイルの表示
  • 「閲覧ユーザーリスト(ユーザー名・グループ名・閲覧回数・閲覧時間・閲覧ヒートマップ)」の表示
  • 「ユーザー環境(デバイス別・OS別・ブラウザ別・画面サイズ別)」をグラフ表示
  • 「他のユーザーとの視聴状況の比較」
■ ドキュメントのページ毎の閲覧時間、コメントの例
ドキュメントのページ毎の閲覧時間、コメントの例

ドキュメントをどのくらい見ていたのか、スライド単位で「最長閲覧時間、中央値、平均」などが確認できます。上記はユーザー全体での状況ですが、個人別に特定資料のページ毎の閲覧時間を確認することも可能です。

グループ別分析

Equipmediaのポータル機能では、コンテンツの出し分けのためのユーザーグループを設定できます。例えば、会社の組織単位や、代理店など取引先単位などです。分析は、設定したグループ単位でも可能です。

グループ別分析

以上、動画視聴状況把握の重要性や活用例に加え、当社の動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」のポータル機能を例に視聴ログの紹介をしました。冒頭にも述べたように、視聴ログは動画配信プラットフォームを用いるメリットの一つです。動画共有には動画配信プラットフォームを用いることをおすすめします。

Equipmediaの場合、動画共有のためのポータルサイトの作成・公開には、htmlや動画配信のタグなどの知識は不要です。公開までの手順も簡単で、大まかに紹介すると下記のようなステップになります。

ポータルサイト作成・公開のステップ

Equipmediaのログ分析機能は、権限を有した人にのみ画面上から閲覧できるようになっています。どなたでもすぐに使え、グラフィカルで直感的に操作が可能です。
30日間無料でお試しいただけますのでご興味のある方はお問い合わせください。

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