なぜ今「動画マニュアル」が増えてきているのか ~動画マニュアルの特徴/メリットなど導入増加傾向にある理由を解説します~

2020.03.28

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動画マニュアル

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1. 動画マニュアルとは

会社の業務内容の解説や、顧客対応などのマニュアルといえば、何ページにもおよぶ冊子を思い浮かべる方が多いかと思います。冊子に加え、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを使って視聴できる動画にしたものが動画マニュアルです。動画がそのままマニュアルになるケースに加えて、冊子などのマニュアルに記載している情報を補完する役割を担うこともあります。

例えば、商品製作工程における“ネジの締め具合”といった感覚的な作業に関しても、「やってみせる」という手法で理解を促すことができます。視覚的に理解させられることが、動画マニュアルの大きな特徴です。

2. 動画マニュアルの種類

次なんでも動画マニュアルにすれば、どんな利用者にとっても使いやすく、わかりやすいマニュアルになるかといえばそうではありません。例えば、辞書を引くことになれている人にとっては、自分の調べたいモノの名称や項目が説明されているページをすぐに確認できるのが便利だと感じるでしょう。動画で製品説明や部品紹介などをする場合、辞書と同様に利用者が調べたいモノが説明されている箇所がいち早く視聴できるような工夫が必要です。つまり、動画にしておくことでより便利になると思われる内容、あるいは使いやすくなる工夫をしておくことが重要です。

ここでは、動画マニュアルにしておくとより便利に使えるマニュアルの種類や特徴を確認していきたいと思います。

業務手順マニュアル

業務のやり方を動画で示したものです。

動画は空いた時間や、移動時間でも見られることから、業務を教える側、受ける側どちらも時間の節約になります。また、1度で理解できなくても動画であれば、理解できなかった部分をわかるまで何度も繰り返し視聴できるというメリットもあります。

製品マニュアル(取り扱い説明書)

製品の操作方法や使用方法、あるいは危険な使い方、トラブルへの対処方法などを動画で示したものです。

製品マニュアルは取り扱い説明書やチュートリアルとよばれるものです。製品の使い方を詳細に説明し、間違った使い方をしたことでトラブルや製品の破損が生じないようにするために用意されています。
動画の製品マニュアルならば具体的な操作方法を見て、理解できるので、動画を見てユーザーが使い方やトラブルなどの課題を自己解決でき、電話サポートなどの工数削減につながります。

3. 今、動画マニュアルの普及が進んできている背景

動画マニュアルの特徴とメリットをみると、冊子のマニュアルと比べて理解を早く促し、利用者の都合でいつでもどこからでも視聴できるため便利だとわかります。しかし動画マニュアルを企業が採用しはじめたのは、そう古い話ではありません。最近、注目されるようになったツールであるといえるでしょう。

では、なぜ動画マニュアルの活用が増えてきているのでしょうか。ひとつには動画を見ることに抵抗感がなくなったというのが挙げられます。

動画視聴が日常になった

総務省の平成28年版情報通信白書(第1部 三章 第二節)においても、2016年のGoogle社の調査においても、10〜20歳代の層は70%以上がYouTubeを視聴した経験があり、今後も利用を続けるとしています。つまり日常的に動画が活用されるようになったというわけです。

文字を読み、図を確認し、内容を理解するよりも、動画でやってみせてくれる内容の方が体験的に理解できます。実際に正しいやり方を確認できるので、文字を読んで「どうだろう・・・こういうことかな?」と解釈に迷うことがなく、不安に思うことも少ないわけです。

外国人労働者雇用の機会が増えている

外国人労働者を雇用する機会が増えたことも動画マニュアル活用が増加している要因だと考えられます。外国人労働者への教育で最も気をつけたいことが、正しく伝えることです。しかし、言葉の壁があり、微妙なニュアンスを伝えきれない、日本独特の顧客対応マナーが説明しにくいなどといった問題があります。動画で業務マニュアルを視聴してもらえば、言葉の壁を越え、顧客への対応や挨拶の仕方、細かな作業方法などを視覚的に伝えられます。

マニュアルを利用する外国人労働者にとっても、言葉では理解できなくても、実際の動作を見ることができるので理解しやすいでしょう。

アルバイトスタッフ教育に活用しやすい

最近問題になっているのがアルバイトスタッフの業務マナーの悪さです。改善すべき点をひとつひとつ口頭や文章で説明しても伝わらず、時間と労力を要することも少なくありません。こうしたアルバイトスタッフを採用した際の研修マニュアルを動画にしておくことで、何度も繰り返し視聴してもらうことも可能です。また、一度作成しておけば新しいアルバイトスタッフがきても、繰り返し使用することができます。

このように、さまざまなケースで動画マニュアルの活用が増えているのは、動画の特徴である「わかりやすさ」が背景にはあると考えられます。

4. まとめ

今後も企業活動において動画の活用は増えていくと思います。消費者向けの広告や商品・サービス説明も動画を活用することが増えるでしょう。特に、読んでもらえないことが多かった製品マニュアル(取り扱い説明書)を動画にすることは、製品提供側、ユーザー側ともにメリットが大きいと思われます。製品を安全かつ快適に使ってもらい、企業のファンを増やすことにも動画マニュアルは一役を買うかもしれません。

ただし、冊子などのマニュアルの方が使いやすいことももちろんあります。例えば、調べたいところがすぐに索引から探せる冊子のマニュアルの使い勝手も必要でしょう。大切なことは、どちらかだけに決めてしまうのではなく、併用することも念頭におきながら、より詳細に、きちんと伝えられる動画マニュアルの活用方法を検討することです。

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