2024.10.25
医薬・医療業界向け
調査レポート
当社は医療系Web講演会実績年間約2,100件(※1)を持つインターネット動画配信を得意とする企業です。2024年3月に実施した製薬会社主催の講演会に関する医師へのアンケート調査から、今回は「処方に有用な情報源」「Web講演会の参加しやすい時間帯」「Web講演会の適当な時間の長さ」「今後のWeb講演会への要望」についてご紹介します。
1 2022年度実績。
全ての調査項目と結果をご覧になりたい方は、下記より調査資料をダウンロードしてご確認ください。
製薬会社主催の講演会に対する医師の評価 《2024年調査》
本記事ではホテルや会議室などの会場やスタジオでの講演をインターネット上で配信する形の講演会「Web講演会」に対して、会場参加で行われる講演会を「リアル講演会/リアルな講演会」と表記しています。
処方に有用な情報源は、 「Web講演会」が70.5%で最も多く、次いで「学会、研究会」が66.2%、「リアル講演会」43.5%となりました。
2021年3月に実施した調査では、「Web講演会」は「学会、研究会」に次いで2位でした。コロナ禍でWeb講演会による情報収集体験が増加し、効率的な情報源としての定着や理解が広がったと考えられます。
Web講演会の参加しやすい時間帯は、「平日夜(19~22時台)」が63.8%と最も多く、次いで「平日夕方(16~18時台)」27.5%、「休日夜(19~22時台)」22.2%という結果になりました。
2021年3月に実施した調査と比較した場合、2024年調査では「休日夜(19~22時台)」がやや増えるという結果でした。「医師の働き方改革」に関する法律が施行され、労働時間の短縮を柱とする対応が求められる中で、参加しやすい時間帯に変化が生じていると考えられます。
Web講演会の適当な時間の長さは、「全体で1時間以内」が51.7%と半数以上。「全体で30分以内」は20.3%という結果になりました。
2021年3月に実施した調査と比較して大きな変化は見られませんでしたが、「医師の働き方改革」に関する法律が施行され、労働時間の短縮を柱とする対応が求められる中で、時間の長さの変更や企画の変化にチャレンジする必要があると考えられます。
今後のWeb講演会への要望は、「1演者1講演を視聴する」が40.1%と最も多く、次いで「アンケートなどに参加できる参加型」31.9%という結果になりました。
その他、「WEB会議ツールを用いた他拠点講演会の視聴」や「異なる演者による2拠点双方向講演会」、「WEB会議ツールを用いた他拠点多人数参加型」などが、それぞれ2割近い結果となりました。
以上、2024年3月に当社が行った医師へのアンケート調査の結果から、「処方に有用な情報源」「Web講演会の参加しやすい時間帯」「Web講演会の適当な時間の長さ」「今後のWeb講演会への要望」について紹介しました。
Web講演会は、多忙な医師にとって、手軽・効率的に情報収集できる、処方に有用な情報源です。医師の働き方改革の影響で、情報収集にかけられる時間は減っていることが推測される中、限られた時間や隙間時間を利用して情報を収集したいというニーズに応える取り組みが必要といえるでしょう。
本調査ではご紹介の内容に加え、以下の調査結果も掲載しています。
全ての調査項目と結果をご覧になりたい方は、下記より調査資料をダウンロードしてご確認ください。
【調査方法】医師インターネットアンケート
【調査対象】400床以上の病院の勤務医
【調査期間】2024年3月
【有効回答】207名
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