社員数3,000名を超えるトヨタシステムズ様は、トヨタグループのITソリューション企業として、サービスの企画・提案から構築・導入・運用に至るまで、トータルでITソリューションを提供されています。
以前より社内外とのコミュニケーションにTeamsなどWeb会議ツールの活用を進めていらっしゃいましたが、コロナ禍でより活用が進むなか、全社員や部門全体といった大規模かつ社内向けの配信には、社内ネットワークの帯域不足という課題がありました。そこで「Kollective SD ECDN」を導入され、既存ネットワークに手を加えることなく、短期間かつコストを抑えて全社員向け動画配信環境を実現されました。
実施成果・導入効果
- 社内ネットワーク環境や運用の変更不要で、全社員向けの動画配信環境を実現
- トライアルでトラフィックの削減効果を確認してから本番導入
- 社内イベントでのTeams Live Event活用は企業文化として定着
【インタビュー対応いただいたお客様】 インフラ企画総括部 岡村 様
新型コロナウイルス感染症の流行により、TeamsなどWeb会議ツール活用が拡大
当社では以前から業務環境のDX・デジタル化、働き方改革などを推進しており、その一つとして、社内外との打ち合わせなどにTeams他Web会議ツールの活用を進めていました。
2020年4月新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出時は、原則在宅勤務とし解除後もテレワークを推奨してきました。新型コロナウイルス感染症の流行により、コミュニケーションが対面からオンラインに一気に変わり、Web会議ツールの活用は大きく進みました。
アフターコロナを見据え、社内向け動画配信環境の最適化が必要に
新型コロナウイルス感染症の流行以前は集合型で、年頭に社長講話を全社員向けにおこなったり、各部門別では年1~2回程度の頻度での総会などをおこなったりしていました。
しかし社内行事は今、従来型での開催は難しくなりました。全社員がテレワークであれば、 Web会議ツールを使って多人数向けの動画配信実施にそれほど課題はありませんが、アフターコロナを見据えると、社内からの視聴も前提にした配信環境の最適化が必要でした。
社内向け動画配信環境の最適化において、回線増強といった手法は年間での利用頻度に対してコストが高すぎるため現実的ではありません。解決方法を模索する中、SDN(Software Defined Network)という方法にたどり着きました。
社内向けの大規模ライブ配信をMicrosoft TeamsのLive Eventでの実施に限定、社内ネットワーク内にソフトウェアによる仮想キャッシュ網を構築し配信をおこなうことで、既存ネットワーク環境や運用を変えることなく、全社員向けの動画配信環境を実現する「ECDN」という方法です。
ECDNを実現できるサービスの中で、Kollectiveが手軽かつ短期間で導入できるということが分かりトライアルをおこないました。
トライアルでトラフィックの削減効果を確認してから本番導入
Kollectiveのトライアルは手順が少なく簡易でした。Kollectiveの連携情報を取得し、Teams・Streamの各管理画面から設定すれば準備完了です。
トライアルで実際にトラフィックの削減効果を確認してから導入できた点も評価ポイントでした。我々所属の本部総会で実際に使用し、約90%のトラフィック削減効果を確認し、導入を決定しました。
社内イベントでのTeams Live Event活用は企業文化として定着
Kollectiveを導入後、Microsoft Teams Live Eventの利用を全社に開放しました。社内イベントを企画・実施する担当者からは、待ちに待った機能ということでとても喜ばれました。
さらに開放から半年ほどで、働き方改革など取り組みの作用もあり、社内イベントでのTeams Live Event活用は当社の企業文化として定着したと感じています。
導入から一年間で、様々なTeams Live Eventを実施
導入から一年の間に、全社員向けや各部門別など様々なTeams Live Eventが実施されました。 運用負荷も上がらず、かつトラフィックも気にせず多人数向けの配信ができるので助かっています。
グループ企業へのKollective導入も推進
オフィスアプリケーションサービス部 オフィスプラットフォーム推進G 瀧谷 俊紀 様
当社はトヨタグループのITソリューション企業として、サービスの企画・提案から構築・導入・運用に至るまで、トータルでITソリューションを提供しています。KollectiveもMicrosoft関連のソリューションとして当社が導入を担っており、既に一部企業ではKollectiveを導入いただいています。
今後は未導入の企業に向けて、動画活用の有効性や利用シーンなど、 Kollective活用に役立つ情報提供もおこないながら、引き続きグループ企業への提案を推進していきます。
ご利用サービス
Kollective SD ECDN
Microsoft 365のMicrosoft Teams Live Eventの最適な動画配信を実現します。
導入によりコンテンツ配信にかかる帯域消費を90%削減し、社内ネットワークを高速化・安定化させます。