1972年の富士通テン創立から2022年で50年を迎えられたデンソーテン様。各時代の先進技術を積極的に取り入れながら、カーエレクトロニクスメーカーとして自動車の価値を高める製品を生み出してこられました。そして2030年に向けて、人・モノ・モビリティなど、あらゆる“移動”における困りごとを解決する『モビリティソリューションパートナー』を目指されています。
コロナ禍を背景に、デンソーテン様ではテレワークやオンライン活用が進みました。創立50周年式典開催時も新型コロナウイルス感染防止対策を実施されており、未来に向けて想いを一つにする場として全社員が参加できる環境で式典を開催するために、Teamsライブイベントを使用したライブ配信と会場参加でのハイブリッドイベントに決定されました。
式典開催時の課題「社内向けかつ大規模配信でのネットワーク帯域不足」「配信ノウハウの不足」解消のため、JストリームではMicrosoft 365導入企業向け社内ネットワーク負荷分散「Kollective SD ECDN」導入と、式典のライブ現場対応を担当いたしました。
実施成果・導入効果
- 配信テストを経て削減効果を確認し、Kollectiveの導入を決定
- ハイブリッド形式での創立50周年式典ではライブ配信の現場対応をJストリームに依頼、全世界の社員3,000名超がオンラインで参加
- Kollective導入により、Teams ライブ イベント活用が進む
【インタビュー対応いただいたお客様】
株式会社デンソーテン コーポレート本部 総務部 総務室 総務第一課ご担当者様ほか関係者の皆様
全世界の社員3,000名超に向けて、創立50周年式典をライブ配信
デンソーテン(以降当社)は、1972年の富士通テン創立から2022年で50年を迎えました。
2020年から新型コロナウイルス感染防止対策を実施しており、2020年・2021年の創立記念はオンデマンド配信で代表取締役社長や労働組合委員長のメッセージを配信しました。しかし節目である2022年の50周年式典では、全世界の従業員約3,000名を対象として実施したいという思いが、式典企画・運営チームの中にありました。
50周年式典は端的にいうと、歴史を振り返り未来に向けて想いを一つにしていくためのものです。
当時はまだまだ、多人数で集まることや会食等は避けるべき状況でした。ライブ配信なら、一体感の醸成やリアルタイムのコミュニケーションを実現できるとの想いから、Teamsライブイベントの活用(ライブ配信)を決めました。
Teamsライブイベント利用に2つの課題
Teamsライブイベントを利用して式典を配信すると決まったものの、開催には2つの課題がありました。「社内向けかつ大規模配信でのネットワーク帯域不足」「配信ノウハウの不足」です。
当時の社内環境では、300名程度の同時視聴で帯域不足になることが分かっていました。多人数のオンライン会議なども参加対象者を絞って開催しているような状況でした。
配信テストを経て削減効果を確認し、Kollectiveの導入を決定
社内向けかつ大規模配信でのネットワーク帯域不足を解消するために情報収集するなかで、「Kollective SD ECDN」にたどり着きました。
Kollectiveには無料トライアルがありますので、IPセグメントが同じ100名程度の配信でテストしました。管理画面でピアリング率やネットワーク帯域の使用量を確認し、全社向け配信の規模に置き換えても問題ないことが分かり導入を決めました。
創立50周年式典では、ライブ配信の現場対応をJストリームに依頼
創立50周年式典のイベント会場は当社の体育館です。そこに出演者と、来賓の皆様にお集まりいただきました。従業員はオンラインで参加・視聴します。
ハイブリッドイベントなので、先に述べたように配信ノウハウの不足という課題がありました。式典は失敗できない一発勝負のイベントです。何かあった際のトラブルシューティングも任せられますし、外部に依頼することにしました。
ライブ配信の現場対応をJストリームに依頼したのは、ライブ配信実績が豊富だったことに加え、Kollective導入の過程で様々な問い合わせにしっかり対応いただけ信頼があったためです。
会場となる体育館のインターネット回線の下見をしてもらい、既存回線の速度がやや遅かったので、臨時のLTE回線を用意してもらいました。インターネット回線からエンコーダーなど配信機材も万全を期して冗長化の構成がとられています。
海外からも式典のライブ配信を視聴
本番は大きなトラブルなく無事終了できました。オンライン参加の従業員は、オフィスや自宅などそれぞれの就業場所から視聴しました。海外の従業員は時差もあるので任意参加としましたが、日本と時差の少ないアジアを中心に視聴いただきました。
Kollectiveで社内向け大規模配信が実施しやすく
Kollective導入により社内向け大規模配信が実現し、多くの社員とオンラインで一堂に会することができるようになりました。
Teamsライブイベントは、50周年記念式典以外にも社内表彰や仕事始め式、四半期ごとに開催する幹部社員向けの会議などの配信でも活用しています。正しく情報が伝わることに加え「熱意も感じられる」「直接伝えることの大切さを実感できた」など好評です。
ご利用サービス
Kollective SD ECDN
Microsoft 365のMicrosoft Teams Live Eventの最適な動画配信を実現します。
導入によりコンテンツ配信にかかる帯域消費を90%削減し、社内ネットワークを高速化・安定化させます。
ライブ配信サービス
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