- 「BACKSTAGE」は、各業界のイノベーターが登壇し、体験型マーケティングを学ぶイベントです。
毎年、リアルの会場を借りて開催していましたが、5回目となる「BACKSTAGE 2020」で初めてオンライン配信を併用したハイブリッド型イベントを実現しました。
BACKSTAGE実行委員会様は、オンライン配信の導入効果や、新たなイベント様式が持つ可能性を実感されています。
「BACKSTAGE 2020」で
初めてリアルとオンラインのハイブリッド型開催を実現「BACKSTAGE」は、企業のマーケティング担当者をはじめ、イベント運営会社や映像会社の方々にご来場いただき、受け手の記憶に残るような体験型マーケティングを学ぶ場を提供するイベントです。登壇者として、イベント業界やエンターテインメント業界、コンテンツ業界など、さまざまな世の中の仕掛け人が登場します。
2016年の初開催以降、毎年、リアルの会場を借りて開催していましたが、第5回となる「BACKSTAGE 2020」で、初めてリアルの会場とオンライン配信を併用するハイブリッド型イベントを実施しました。
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配信形式を組み合わせ、プレイベントも実施
「BACKSTAGE 2020」の開催期間は、オンライン配信も含めると約2ヵ月間。プレイベント配信、メインイベント当日、アーカイブ配信の3部構成で開催しました。コンテンツ内容や無料・有料チケットの有無、オンライン配信形式などを使い分けての実施です。
「BACKSTAGE 2020まで待てない!!」と銘打った視聴無料のプレイベント配信は、事前収録した全18セッションの動画コンテンツを疑似ライブ配信。平日の昼12時から本配信したコンテンツは、当日の夜19時から再配信し、その後もアーカイブを無料視聴可能にしました。
有料チケット制のメインイベント「BACKSTAGE 2020」当日は、来場者を招いたリアルの会場で、全11セッションを実施。同時に、その模様をオンラインでライブ配信し、メインイベント終了後にアーカイブ化して有料配信しました。リアルとオンラインのハイブリッド型イベントということもあり、チケットの種類は複数用意。例えば、「メインイベント会場来場用チケット」 「オンライン参加だけのチケット」「アーカイブ視聴のみのチケット」など、参加者の希望に合わせて選択できるようにしました。 -
BACKSTAGE実行委員会
(イベントレジスト株式会社)
総合ディレクター
大友 香織 様
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動画配信とイベントプラットフォームツールを連携し、
専門知識がなくても運営可能ハイブリッド型イベントのオンライン配信方法は、複数のツールを連携しました。
まずは、事前登録システム「EventRegist」に登録した参加者が、オンラインイベントプラットフォーム「enavle (エネイブル)」にアクセスできるようにします。「enavle」では「BACKSTAGE 2020」のコンテンツを視聴できるページを作り、動画配信プラットフォームはJストリームの「J-Stream Equipmedia」を導入しました。
「enavle」には、「次のセッションは何時からです」など、視聴者へのメッセージをタイムリーに送ったり、スポンサーのPRを掲載したりできます。メッセージは、ハイパーリンクや、PDFのダウンロードボタン配置なども可能です。動画配信だけでなく、オンラインのイベント運営に便利な機能もそろっていて、専門知識がなくても動画配信とイベント運営を安心して実施できたと実感しています。
疑似ライブ配信で実現できた集客や負担軽減
今回のハイブリッド型イベントの効果のひとつに、プレイベントの集客効果があります。無料のプレイベント配信で、これまで「BACKSTAGE」を知らなかった人も気軽な気持ちで視聴いただけたようです。オンラインイベントでは、「どれだけの人が視聴してくれるのか?」という心配は付き物ですが、プレイベントを開催することで、その不安を払拭できました。
また、動画配信といえば、ライブ配信とオンデマンド配信の2つがよく知られていますが、疑似ライブ配信という、事前収録した動画をライブ配信する方式を取り入れました。事前に収録して完成している動画をライブ配信するため、すべてを生放送形式で行うライブ配信と比べて、撮影機材トラブルや段取りを気にする労力が大幅に少なくなる点は、運営者にとって大きなメリットです。
なお、同じ収録動画を配信する方式でも、視聴者数でいえば、アーカイブ配信よりも疑似ライブ配信のほうが多かったという結果になりました。視聴者に「今、観なければ!」という動機づけができるのも、疑似ライブ配信のメリットではないでしょうか。
可能性に満ちたハイブリッド型イベント
今回の「BACKSTAGE 2020」を、もし同規模のリアルイベントとして開催した場合には、会場の確保や運営面で大きなコストがかかるでしょう。一方、ハイブリッド型イベントでもコストはかかりますが、自分たちで運営できるオンライン配信方式や企画内容にすることで、最適なコストと体制でのイベント運営が可能です。
参加者にとっても、オンライン配信は場所を選ばず参加しやすいものですから、今後、ハイブリッド型イベントの開催は増えていくのではないでしょうか。
まずは、オンライン配信の運営体験を!
オンラインイベントの開催を企画・検討している方々に伝えたいのは、「まずは、やってみよう!」ということです。初めは身内の人に協力してもらって、参加者数名の小さなセミナーからのスタートでもいいでしょう。まずは、オンラインイベントがどのようなものなのか、運営者として体験してみることが大切だと思います。
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Jストリームはオンラインイベントのトータルプロデュースが可能です。
企業の動画活用に必要なあらゆる機能を有し、手軽に始められる動画配信プラットフォームです。
実施成果・導入効果
疑似ライブ配信、ライブ配信、アーカイブ配信を使い分け、効率的なイベント運営を実現
3週間のプレイベントをオンライン(疑似ライブ配信)で開催し、プロモーション効果を実感
イベント開催期間や参加方法の選択肢が増え、コンテンツ数や参加しやすさに好影響も