バーチャル株主総会とは? ハイブリッド型からバーチャルオンリーまで、株主総会のオンライン開催事例をご紹介

2021.11.25

バーチャル株主総会

事例

2020年・2021年とオンライン化が進んだ株主総会。産業競争力強化法における「場所の定めのない株主総会」に関する制度創設を受け、2021年8月には株式会社ユーグレナ様が日本初となるバーチャルオンリー株主総会を開催しました。
一口に「バーチャル株主総会」といっても、「参加型か出席型か」「ハイブリッドかバーチャルオンリーか」などその形式は様々です。そこで今回は、株主総会運営に関わる方に向けて、バーチャル株主総会の基本解説と、当社のお客様事例を紹介します。

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1.バーチャル株主総会とは?

取締役や株主などが一堂に会するリアル株主総会に対して、株主がインターネット等の手段を用いて遠隔地から参加や出席することができる株主総会のことを「バーチャル株主総会」といいます。また、バーチャル株主総会の中でも、会場かオンラインかを選択できるタイプを「ハイブリッド型バーチャル株主総会」と呼び、オンラインのみのものを「バーチャルオンリー型株主総会」と呼びます。

さらに、ハイブリッド型バーチャル株主総会は「参加型」「出席型」の2タイプに分かれます。

  • 参加型 … 議決権行使を伴わない(インターネット等の手段を用いて遠隔地からライブ配信を視聴できるが、議決権行使はできない。チャットなどを使って質問はできる場合もある。)
  • 出席型 … 議決権行使を伴う(インターネット等の手段を用いて遠隔地から議決権行使や質問等ができる。)

バーチャル株主総会種別の整理

ハイブリッド参加型バーチャル株主総会

リアル株主総会の開催に加えて、リアル株主総会の開催場所に居ない株主が株主総会への会社法上の「出席」を伴わずに、インターネットなどの手段を用いて審議などを確認・傍聴することができる株主総会のこと。チャットなどを使って質問ができるも場合もある。

ハイブリッド出席型バーチャル株主総会

リアル株主総会の開催に加えて、リアル株主総会の開催場所に居ない株主がインターネットなどの手段を用いて、株主総会に会社法上の「出席」をすることができる株主総会のこと。インターネット等の手段を用いて遠隔地から議決権行使や質問等ができる。

バーチャルオンリー型株主総会

物理的な会場を設置しないでインターネット上などで開催され、株主が会社法上の「出席」ができる株主総会。株主のための会場は設置しないが、インターネット配信のための会場(議長や役員、運営スタッフなどが集合)を設置して開催される場合がある。

バーチャル株主総会種別の図

2.参加型か出席型どちらが多いのか

東京証券取引所が2021年3月期決算の会社を対象にした調査結果を発表しています。

2021年3月期決算会社の定時株主総会の動向について 

この調査によると

  • オンライン株主総会の実施企業は2020年3月期より増加予定
  • 「参加型」で実施する予定208社 
  • 「出席型」で実施する予定14社 

という結果でした。

当社では本年も数多くのバーチャル株主総会をサポートさせていただいておりますが、当社での対応種別の傾向でも「参加型」が多い結果となっています。

参加型/出席型いずれにしても、バーチャル株主総会のメリットは新型コロナウイルス感染拡大防止だけではありません。バーチャル株主総会には参加や対話機会拡大といった、株主との健全な対話環境整備としての重要な役割があるといえます。

3.バーチャルオンリー型かハイブリッド型か

経済産業省による改正産業競争力強化法施行を受け、2021年8月にユーグレナ様が日本初となるバーチャルオンリー株主総会を開催されました。
ハイブリッド株主総会に比べるとバーチャルオンリー株主総会は、より開催難易度が高いといえます。それは、万一通信障害が発生してしまうと、決議取消訴訟や総会やり直しに至る可能性があるためです。こちらは、後ほど事例としても紹介させていただきますが、ユーグレナ様では、配信部分への何重もの備え、万が一を前提とした進行台本の準備などしっかりとした事前準備を経て、バーチャルオンリー株主総会を開催されました。

4.バーチャル株主総会事例の紹介

ここからは、当社のお客様のバーチャル株主総会実施事例を紹介していきます。

日本初のバーチャルオンリー株主総会(バーチャルオンリー)

株式会社ユーグレナ 様

ユーグレナなどの微細藻類の研究開発、生産、製造、販売からバイオ燃料の研究・開発まで、バイオテクノロジー事業を展開されている株式会社ユーグレナ様は、2021年8月26日の臨時株主総会を日本初となる「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」で実施されました。

バーチャルオンリー株主総会 株式会社ユーグレナ 様

《実施成果・導入効果》

  • 日本初となる「バーチャルオンリー株主総会」を開催
  • 株主約550名が出席、ライブ中継を視聴しながら質問や議決権行使
  • 出席者の約80%が回答したアンケートでは、99.5%が取り組みを「評価する」と回答

当社は収録からエンコード・ストリーミング配信までのライブ配信領域を担当しました。

【事例詳細はこちら】 日本初となる「バーチャルオンリー株主総会」を開催、出席株主はライブ配信を視聴しながら質問・議決権行使

ハイブリッド型バーチャル株主総会(参加型)​

株式会社LIXIL様(2020年)

住生活関連製品の製造・販売・サービスを行われる株式会社LIXIL様は、より開かれた株主総会、株主との対話をさらに広げる施策として、2020年6月にバーチャル株主総会 (参加・対話型)を実施されました。

ハイブリッド参加型バーチャル株主総会 株式会社LIXIL様

《実施成果・導入効果》

  • ライブ配信視聴者数は例年の来場者数を上回り、実会場には来場できない遠隔地(1都3県以外)からも多数視聴された
  • 来場予定ではなかった株主も多数の視聴、およそ9割の視聴株主からポジティブな評価、過半数が次年度以降もライブ視聴を希望
  • 来年開催に向け、よりインタラクティブな対話の推進・オープンな株主総会を実現する運用課題を抽出、ノウハウを蓄積した

当社 はライブ配信及び認証サイト構築、ライブ配信の視聴についての問合せ対応をサポートしました。

【事例詳細はこちら】 ガバナンス改革/株主との更なる対話推進の一環としてバーチャル株主総会(参加・対話型)を導入

ハイブリッド型バーチャル株主総会(出席型)​

株式会社LIXIL様(2021年)

株式会社LIXIL様 は、2020年の参加型での開催をより進化させ、2021年6月に議決権行使を伴う「ハイブリッド出席型バーチャル株主総会」を実施されました。

ハイブリッド出席型バーチャル株主総会 株式会社LIXIL様

《実施成果・導入効果》

  • 新たな取り組みもトラブルなく本番完了でき 社内からも高評価
  • オンライン出席での議決権行使に加え、拍手やチャットでの質問など対話機能も充実
  • 事前に会場出席かオンライン出席かを選択する方式で、会場混雑をコントロール
  • 役員の一部をWeb会議システムからの参加で 投影・配信し、より会場の密を避ける取り組みも

本総会は、従来より証券代行業務を担われる三菱UFJ信託銀行様、会場運用にかかわる映像・音響業者様、通訳業者様とWeb・ライブ配信対応を行うJストリームが連携し対応を行いました。

【事例詳細はこちら】 2021年は株主総会をより進化させ、議決権行使を伴う出席型バーチャル株主総会を導入

以上、株主総会運営に関わる方に向けて、バーチャル株主総会の基本解説と、当社のお客様事例を紹介しました。本記事が株主総会運営関係者様にとってのヒントになれば幸いです。

当社ではバーチャル株主総会の案件実績が多数ございます。ライブ配信や動画配信プラットフォーム提供、認証サイト・議決権行使システム構築などに加え、各信託銀行様との連携も含めた支援が可能です。
バーチャル株主総会実施をご検討の企業様はお気軽にお問い合わせください 。

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