2020.02.14
CDNの料金体系は「帯域課金」「流量(転送量)課金」「リクエスト(トランザクション)数課金」・・・など、様々ありますが、JストリームのCDNサービスJ-Stream CDNextは「流量(転送量)課金」を採用しています。
CDNの利用方法や、トラフィックによって最適なプランはかわってくるので、一概にどの料金体系が良いとはいえないのですが、料金面で各事業者が提供するCDNサービスを比較する場合、何点か比較のポイントがあります。
今回はCDNextでも利用している流量(転送量)課金での比較ポイントをご紹介していきます。
上の図のように、流量は大きく分けて
の2つに分けられます。
CDN事業者によっては、インバウンドトラフィック、アウトバウンドトラフィックともに課金対象としている場合があります。
インバウンドトラフィック流量はアウトバウンドトラフィック流量のだいたい1~2割程度となるので、両方課金対象となっている場合はコストもその分膨らんでいることも考えられます。
CDNextはCDNとエンドユーザー間の流量(アウトバウンドトラフィック)のみ課金対象としています。
今後CDNを導入される方はもちろんのこと、現在すでにCDN導入済みの方も「どの部分が課金対象となっているか」を改めて確認することでコストダウンにつながる可能性もあります。ぜひご確認ください。
事業者によって課金単位が1024単位または1000単位と違うことがあります。
この単位の違いにより、例えば同じ1TBの流量契約だとしても1024単位と1000単位とでは約10%の差がでます。そのため1TBに対し同じ見積もり(10万円)が出てきたとしても、1024単位を採用している事業者の方が約1割割安ということになります。
1024 | 1000 | 差 | |
---|---|---|---|
1GB | 1,073,741,824 | 1,000,000,000 | 7.37% |
1TB | 1,099,511,627,776 | 1,000,000,000,000 | 9.95% |
1PB | 1,125,899,906,842,620 | 1,000,000,000,000,000 | 12.59% |
ちなみにCDNextは1024単位を採用しています。
この差は流量が大きくなればなるほど拡がっていきます。この部分あまり意識したことがなかった方はぜひ注視してほしいポイントです。
CDNextは流量(転送量)のみを課金対象としていますが、CDN事業者によっては、流量(転送量)とリクエスト(トランザクション)数課金の両方を課金対象としていることがあります。
つまりは流量の他にリクエスト数での課金もプラスになるというものです。リクエスト数は10,000リクエストに対して○円という形態が多いので、利用用途によってはそれほど大きなコストにはならないかもしれませんが、大規模な配信の場合は馬鹿になりません。
CDNextではHTTPでもHTTPSでも配信単価は一定ですが、CDN事業者によっては、HTTPでの配信とHTTPSでの配信単価が異なる場合もあります。ここも注意が必要なポイントです。
このように「どこのCDNを導入しようか」事業者選びに迷った際はこれらのポイントを比較していただければコストを最小限に抑えた、自社に最適なCDNサービスを選定できるものと思います。
Jストリームでは流量(転送量)課金の他にも、オブジェクト(画像/JS/CSS等の静的ファイル)の配信に最適な「従量プラン」、地方公共団体の安定的な情報発信を助ける「地方公共団体向けプラン」、企業のSNSを活用したマーケティング活動を支援する「SNS向けプラン」といった各利用ケースの特性に合わせて導入しやすいプランも提供しています。
お考えのご利用方法に合った最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
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