2019.06.25
動画企画制作
エンコード・編集サービス
基礎知識
動画配信プラットフォームを使ったインターネットでの動画視聴は、若年層を中心に非常に身近になりました。
しかし今でも、DVD視聴を前提とした動画制作のご相談をいただくことがあります。
DVDには「再生環境(デッキ)が普及している」「直接手元にモノとして届けられる」といった利点があります。しかし、業務で動画制作を担当し、DVD納品を選択することがあるのであれば「今やDVDは画質が悪い」という点を理解しておく必要があります。
「DVDってそんなに画質が悪かった?」そう思われた方もいらっしゃるかと思います。今回はそんな疑問に答える「DVDとその他身近な動画画質」について解説したいと思います。
※DVDには「ビデオDVD」と「データDVD」がありますが、今回はDVDデッキで再生する「ビデオDVD(以下DVD)」として解説しています。
動画活用をご検討中の企業ご担当者様に向けて、活用シーンや効果、対象者を限定した動画配信のために知っておくべきことや、企業向け動画配信プラットフォームについて解説しています。
「〇〇は画質が悪い(良い)」という場合の「画質」ですが、これは「動画などを見た際に人が感じる印象」のことです。画質の良し悪しには動画解像度やファイル容量、表示するディスプレイの解像度や密度、動画そのものの色味など様々な要素が関係してきます。ここでは最も重要な「動画解像度」に絞って説明します。
動画解像度とは画像の精細さを示す言葉です。
代表的な動画解像度を比較してみましょう。
※一部番組やコンテンツ配信によっては上記に当てはまらない場合があります。
ちなみに、当社動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」ではフルHD配信まで対応しています。
DVDの動画解像度であるSDと、HDで比較してみます。SDとHDの面積は3倍近い差があります。
もちろん、小さなデバイスやプレイヤーサイズで視聴する分にはそこまで目立ちませんが、今は大型映像ディスプレイの低価格化が進んでいます。大きなサイズで視聴するとき、SDサイズはかなり画質の悪さを感じる状態になります。
DVD納品の場合、ざっくりとですが動画制作の流れは「企画 → 撮影 → 編集 → エンコード → DVDプレス → 納品」です。
撮影時はフル HDサイズ(1920×1080px)かHDサイズ(1280×720px)になるでしょう。そのままの動画解像度で編集・確認をおこない、動画完成後DVD用にエンコードすると動画解像度はSDサイズ(720×480px)になります。すると、最終段階にきてはじめて画質の悪さを感じる状態になります。
フルHDとSDの比較サンプル
右のSDでは、単に「きれい、汚い」という印象の問題だけではなく、小さな文字が「ギザギザして読みにくい」といった状態です。実際、DVD視聴時には大型ディスプレイいっぱいに拡大されますので、文字は上のサンプルより読みにくく感じるでしょう。これでは、本来伝えたかった情報が伝わらなくなってしまいます。
最終段階でこうならないために、「動画をDVDにする」という案が企画時に出た場合にはあらかじめSD画質がどのようなものか理解し、SDでもしっかり読める文字の大きさで制作する等配慮をしておくのがよいでしょう。もしくは、DVDと並行して動画配信プラットフォームで動画配信を行うことも考えておいても良いかと思います。
以上、DVDとその他身近な動画画質について解説しました。
当社では、動画制作の企画段階から相談いただくケースが多くあります。お客様が「動画を使ってどのような目的を達成したいのか」「どういった方に動画を見てもらいたいのか」「視聴した結果、どのようなアクションを起こさせたいのか」をしっかり理解した上で、最適な企画や視聴方法等を提案させていただいております。
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