2018.08.06
・視聴者に、PCでの視聴時は極力高画質な状態で視聴させつつ、スマートフォンからの視聴時には過度な通信量の発生を抑えたい方
J-Stream Equipmedeia(イクイップメディア)の「デバイス別画質設定」「デバイス別デフォルト画質指定」についてご紹介します。
スマートフォンが普及し、モバイル通信回線も高速化したことで、Webサイトに掲載している動画も、PCだけでなくスマートフォンからのアクセスで視聴される機会が多くなりました。動画コンテンツを載せている側からすると、PCではできるだけ高画質に視聴してもらうことを意識して、フルHDやHD画質を用意していることが多いと思いますが、反面、スマートフォンで視聴された場合に、モバイル端末の小さい画面に必要上に大容量な高画質帯域の動画を配信してしまうことで、視聴者に過度な通信量の発生を強いてしまうのを避けたいと考えるご担当者様も多いことと思います。
こうした場合に、便利にご利用いただけるのが、「デバイス別画質設定」と「デバイス別デフォルト画質指定」です。
1つ目の「デバイス別画質設定」では、複数の画質を持つ動画に対して、PCとスマートフォンで使用される画質の範囲を分けて設定することができます。
たとえば、下の図は、フルHD~低画質まで5種類の画質を持っている動画コンテンツに対して、PC向けには高画質なものだけを配信して低画質を見せないようにし、スマートフォン向けには過剰に通信量発生を回避するために、敢えてHD画質以上の画質を配信しないよう制限を加えた設定例です。
この例では、PCでの視聴は高画質(480p)~フルHD画質(1080p)の間で配信され、スマートフォンでは低画質(270p)~高画質(480p)の間で配信されます。また、プレイヤー上の画質選択ボタンで表示される選択肢も、自動的に制限されます。
「デバイス別画質設定」イメージ図
2つ目の「デバイス別デフォルト画質指定」は、動画再生時の初期画質をPCとスマートフォンで別々に指定しておける機能です。
初期画質の指定には、HD画質や低画質などの特定の画質を設定することもできますし、視聴者の回線速度居合わせて自動で画質が選択される「自動」に設定し、視聴者の回線速度が速ければ、用意した画質の中で高い画質が選択され。回線速度が遅ければ低い画質が選択されるように設定することもできます。
「デバイス別画質設定」と「デバイス別デフォルト画質指定」の2つの設定は単体でも活用することができますが、組み合わせて使用することで、視聴者により最適な視聴体験を提供することができます。
たとえば、下の図のように設定すると、デバイス別デフォルト画質指定が「画質:自動」という設定でも、PC視聴時には、高画質(480p)~フルHD画質(1080p)までの範囲で画質が切り替わり、スマートフォン視聴時には、低画質(240p)~高画質(480p)までの範囲で画質が切り替わるようになります。 こうすることで、たとえデバイス別デフォルト画質指定を「画質:自動」にしている動画でも、スマートフォンでは必要以上に高画質大容量の動画が視聴者に配信されてしまうことを防ぐことができます。
「デバイス別画質設定」「デバイス別デフォルト画質指定」を組み合わせた際のイメージ図
このように2つの設定を組み合わせることで、より細かく視聴者の視聴環境に合わせ、配信される動画の画質に配慮しつつ、モバイル環境での通信量をコントロールすることができます。視聴するデバイスにあわせて適切な動画配信を行うことは視聴者の満足度を上げることにつながります。ぜひ、「デバイス別画質設定」と「デバイス別デフォルト画質指定」の機能を活用いただければ幸いです。
サービス紹介
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