幻冬舎ゴールドオンライン様は、日本最大級の富裕層向けWEBメディア「幻冬舎ゴールドオンライン」の運営とメディア上でのプロモーションに加え、メディア運営で培ったノウハウをもとに、クライアント向けにオウンドメディア構築・運営支援も提供されています。
「幻冬舎ゴールドオンライン」では以前より集合型セミナーを開催されており、2020年には新型コロナ感染症対策としてオンライン型を導入されました。オンライン化を経て開催回数や参加者数を拡大しながら、現在もオンラインでのセミナーを継続されています。
「幻冬舎ゴールドオンライン」では、会員管理からセミナー集客やフォローなどメディアの軸として、統合型マーケティング支援システム「SHANON MARKETING PLATFORM 」を導入されています。加えて、動画配信プラットフォーム「J- Stream Equipmedia 」連携により、疑似ライブ配信活用や個人単位の動画視聴履歴取得をされており、会員満足度向上と共に運営の効率化を実現されています。
実施成果・導入効果
- 疑似ライブ配信によりセミナーの日曜開催や、運営の働き方改善を実現
- 疑似ライブでもライブ配信と遜色のない参加率や視聴率
- SMPに連携される動画視聴ログを活かしたセミナー企画も
業務効率化やデータ活用のために、SHANON MARKETING PLATFORMを導入
SHANON MARKETING PLATFORM(以降SMPと表記)導入以前は、「幻冬舎ゴールドオンライン」のセミナー運営にはメール配信ツールを使用していました。また、セミナーとメルマガ会員の2つのDBを持っていました。
SMPの導入を検討したのは、会員数が増えセミナー開催数も増える中で、当時のツールややり方では「業務が効率的に進まない」「セミナー申し込みがしにくいなど会員の利便性が悪い」「セキュリティ面で不安がある」といった課題があったためです。加えて、セミナー参加者数や成果の振り返りなど数字の管理・活用面でも充分ではなく、担当者の肌感覚で企画や運営を行っている状況でした。
セミナーの運営・管理やマーケティング・データ活用ができるツールが必要だという結論に至り、情報収集や比較検討をした中で、当社に一番合っていたのがSMPでした。
SMP導入を経て「幻冬舎ゴールドオンライン」のDBが一元化されました。現在は、我々メディア事業部が行っているセミナーの運営・企画、会員獲得・フォローといった業務の中心にSMPがあり、欠かせない存在になっています。
SMPの魅力は「初期導入サポートの手厚さ」「自分たちで細かいカスタマイズができ使い勝手が良い点」 「セミナー管理・振り返りがしやすく次回企画に活かせる点」などです。
セミナーの振り返りは、SMP導入以前は充分には出来ていなかったことです。さらに、SMPで一元管理されている会員やセミナーのデータをAPIで連携し、マイページも生成できるようになりました。マイページ機能により、問い合わせの削減や当社からのメール数も減らせたりと、会員の利便性向上と業務効率化も実現できました。
2020年からセミナーをオンライン化、地方からのセミナー申し込み増や会員増も
「幻冬舎ゴールドオンライン」のセミナーには、営業部門がクライアントから受注してくる「広告型のセミナー」と、「会員を獲得するためのセミナー」があります。
以前は集合型で週に7~8回程度のペースで開催していました。
2020年に新型コロナ感染症対策としてオンラインに移行しました。
移行してすぐは、オンラインセミナーとしてどういった内容が相応しいのかを追求し改善を細かく加えていくために、1日5回などセミナー開催数自体を増やし、たくさん企画し実施するなど試行錯誤していました。
オンライン化したことで、地方在住の方の参加が増えました。集合型で開催していた頃は、名古屋・大阪・福岡などで年2回程度と参加機会が少なかったのですが、オンライン開催で距離は関係なくなり、興味のあるセミナーにご参加いただきやすくなりました。実際に「視聴機会が増えてうれしい」というお声も多数いただきました。
2020年はセミナー申し込み数に加え、会員数も大きく増えた1年でした。ちなみに、当時はZoomを使用したライブ配信のみでの実施で、日曜は実施していませんでした。
ライブ配信の場合、当然その時刻に運営側も講師の方も立ち会う必要があります。どうしても時間的な制約が生じ、1日で開催できる枠にも限界がありました。
「無人でセミナーができないか」「録画したものを配信できないか」という考えに至り、色々と調べる中で「Equipmedia」に出会いました。
Equipmediaの疑似ライブ機能を再配信に活用、ライブ配信と遜色のない参加率や視聴率
Equipmedia導入の決め手となったのは、疑似ライブ配信機能に加え、SMPとの連携がある点でした。
利用手順は簡単で、まずEquipmediaにあらかじめ収録・編集を終えた動画をアップロードし配信設定をします。その後、取得した疑似ライブ配信のタグをSMPに登録します。指定時間になると配信が開始、個人単位の視聴状況が蓄積され、視聴後のフォローがスムーズに実施可能になります。
あとは、導入検討時の営業担当者の丁寧な対応や、欲張りなリクエストに対して色々な提案をいただいたのも好印象で、導入の後押しになりました。
Equipmedia導入後、さらにセミナーの開催頻度が増えました。Zoomでのライブ配信も併用していますが、週に5~7回ほどはEquipmediaの疑似ライブ配信を使用しています。さらにEquipmediaでのアーカイブ配信もしており、視聴機会の拡大は会員満足度の底上げにもなっていると考えています。
疑似ライブ用の動画は、Zoomでライブ配信したもののアーカイブに、パソコンに元々搭載されている編集ソフトを使用し、編集を加えて完成させています。作業としては、冒頭へのサムネイル追加や、末尾へのセミナー終了とアンケート誘因のためのQRコード情報の挿入です。
テロップ挿入など凝った編集は行っていませんが、充分お客様に配信できるクオリティだと思っています。
セミナー集客は企画次第、SMPに連携される動画視聴ログを活かした企画も
セミナーの規模は30名くらいのもの、50名くらいのもの、100名くらいのものなど様々です。SMPの機能を使い、セグメント別にメールを配信するなど集客をより高める工夫もしていますが、セミナー集客は企画次第だと思っています。
世の中の動きに対し集客ターゲットの関心度を加味して企画をしたり、講師の方の個性や活動なども活かしながら企画をしています。「幻冬舎ゴールドオンライン」で人気の記事のテーマや見出しも参考にするなど、メディア運営をしている当社ならではの企画も行っています。
疑似ライブ配信によりセミナーの日曜開催や、運営の働き方改善を実現
Equipmediaの疑似ライブ配信機能の活用により、時間的制約が緩和され平日にセミナー業務を集中させることが可能になりました。
会員から要望のあった日曜日のセミナー開催を実現しつつも、週末の勤務が必要ないという、運営に携わる我々にとっては働き方の改善にもつながる嬉しい結果になりました。
今後に向けハイブリッド開催も検討、視聴割合に応じたフォローも
引き続きオンラインでのセミナーは続けていく予定ですが、アフターコロナの状況に合わせてハイブリッド開催も増やしていきたいと思っています。また、Equipmedia×SMP連携で得られた個人別視聴割合に応じたフォローや、更なる会員満足度の向上に向けて引き続き取り組んでいく予定です。
新たにスタートした有料のオンデマンド配信見放題サービスでも、
SMPやEquipmediaの活用を深めていく
新規事業として、有料のオンデマンド動画サイトを最近リリースしました。視聴日時の決まっているライブ配信・疑似ライブ配信と異なり、有料ではありますが過去のアーカイブがいつでも見放題になるというものです。
見放題サービスのWebサイトには動画サイト構築システムを使用し、動画配信部分にはEquipmediaを使用しています。
新規事業に取り組めた背景には、疑似ライブ配信による運用効率化の影響もあります。セミナー部分で引き続きSMPやEquipmediaを利用するのはもちろんのこと、見放題サービスの利用者の増加にも、活用を深めていきたいと思っています。
関連情報
ご利用サービス
J-Stream Equipmedia
(SHANON MARKETING PLATFORM連携)
Equipmedia は企業における使いやすさと充実した機能を備えた動画配信プラットフォームです。視聴申し込みページやフォームの作成、メール配信、アンケートなどを含めたウェビナー実施をEquipmediaとSHANON MARKETING PLATFORMの連携で実現いただけます。