2014.04.16
ビール業界は、自主規制により5時~18時の間はテレビCMを放映していないものの、CMの出稿本数が多い業界のひとつです。
また、自主規制を行っていることも起因してか、各社サイトやYouTubeでCM関連を中心に動画掲載数も多くなっています。
そこで、今回はアサヒビール・キリンビール・サッポロビール・サントリーの4社の動画掲載状況を徹底的に調査し、そこから見えてきた各社の特徴をまとめてみました。
※記載内容は全て2014年2月末時点のデータです。
※当社が独自に調べたデータであり、各社から情報提供されたものではないため、内容には一切の責任を負いかねます。
まず、動画の掲載総数ではサントリーが323本でトップでした。2位のキリンビールも295本と多く、3位以下を大きく引き離しています。
また、全ての会社でYouTubeよりも自社サイトでの掲載本数が多く、特にアサヒビールでその傾向が顕著です。
いずれの会社でも、CM関連動画の割合が最も高くなっています。ただ、アサヒビール・キリンビールはWeb限定動画、サントリーは企業情報動画の割合が他社に比べて高く、サッポロビールはCM関連動画が大半を占めている点が特徴となっています。
YouTubeの活用状況は、大きく二つのグループに分かれました。
アサヒビールとキリンビールは、Web限定動画をメインに掲載しています。この両社は自社サイトでも他社に比べてWeb限定動画の割合が高くなっていましたが、YouTubeではWeb限定動画が7割を超えています。
一方で、サッポロビールとサントリーは、自社サイトと同様にCM関連動画をメインにしています。 また、全ての会社で、YouTubeでは企業情報に関する動画を掲載していませんでした。
動画掲載数特徴アサヒビールYouTubeでの掲載動画数が少ない
テレビCMの二次利用にとどまらず、お酒に関する豆知識等のWeb限定動画を多く掲載するなど、ユーザーを楽しませる動画が充実
キリンビール自社サイトもYouTubeも動画の掲載数が多く、特にYouTubeの掲載数が4社中トップ
テレビCMのメイキングや話のネタになりそうなWeb限定動画など、ユーザーの関心をひく動画を多数掲載
サッポロビール自社サイトもYouTubeも動画の掲載数が4社の中で最も少ない
工場見学の動画なども掲載しているものの、基本的にはテレビCMの二次利用が中心
サントリー自社サイトもYouTubeも動画の掲載数が多く、特に自社サイトの掲載数が4社中トップ
CSRや広報に関連した動画を他社に比べて多く掲載しており、ユーザーだけでなくステークホルダー全般を意識した動画も多数掲載
ここまでの結果をまとめると、ビール会社4社の特徴は以下のようになります。
各社の特徴(2014年2月末時点)
Jストリームの
ソリューションに
興味をお持ちの方は
お気軽に
お問い合わせください。