2026.03.19

レートリミット機能は、ソースIPアドレス(アクセス元のIPアドレス)からのアクセス数を計測し、一定のアクセス数を超えた過剰な通信を自動で拒否する機能です。 設定と計測は、CDNホスト毎、エッジサーバ(キャッシュサーバ )毎、およびソースIPアドレス単位で行われます。
具体的なアクセス制御は、以下の2つの段階で行われます。
この上限を超えたリクエストは、一時的に「キュー(処理待ちの待機場所)」に保持されます。即座にアクセスが拒否されるわけではありません。
キューの保持上限をも超過した場合に初めてアクセスは完全に拒否され、閲覧者には「429 Too Many Requests」というエラーが返されます。
※キューに入ったアクセスは許容レートに影響受けず即時処理されるため、キューに入ったアクセスが大きく遅延することはありません。

CDNextのレートリミット機能を有効にしていただくと以下のメリットがございます。
上限超過時に自動でアクセス制限(429:Too Many Requests 応答)を行うため、DDoS攻撃や突発的なアクセス集中からオリジンサーバーを強固に保護できます。特にセキュリティを重視される環境において、DDoS対策の観点からも本機能の有効化をおすすめしております。
アクセス統計画面ではアクセス状況をひと目でご確認いただけます。 「SOFT(測定のみ)」と「HARD(アクセス拒否)」 という2つのモードがあり、グラフを見るだけで危険な兆候を早期に可視化できる点が特徴です。 「いきなりHARD設定にして正当なアクセスまで遮断してしまうのが怖い」という場合でも、まずはSOFTモードで数日間稼働させ、正常なアクセスを誤検知しないしきい値を見極めてからHARDへ移行するという安全な手順を踏んでいただけます。

統計通知機能と連携することで、レートリミットの統計情報を5分間隔で自動監視します。あらかじめ設定したしきい値に達すると、自動でメール通知を受け取ることができます。これにより、異常発生時の初動対応を素早く行っていただけます。

ひと目で状況を把握できる統計画面と自動通知によって、人による「常時監視」が不要になり、運用負荷や人的コストの削減が期待できます。 また、上限を超過したアクセス情報はLTSVフォーマット(ログのデータ形式の一種)でログに出力されるため、事後分析もスムーズに行っていただけます。
CDNextのレートリミット機能は、一律の制限だけでなく以下のような柔軟な設定が可能です。
たとえば「ログイン画面やAPIエンドポイントなど、攻撃を受けやすい特定のページのみをピンポイントで守る」といった必要な部分だけの適用が可能です。
たとえば「自社オフィスの固定IPを除外設定(ホワイトリスト化)することで、社内からの動作確認で制限に引っかかるのを防ぐ」といった運用を行っていただけます。
APIについては、正当な大量アクセスが想定される場合、SOFTモードで十分に測定した上での設定を推奨します。
今回は、CDNextの新機能である「レートリミット機能」についてご紹介しました。
レートリミット機能は過剰アクセスを自動で制御し、オリジンサーバーを保護しながら、監視やログ解析といった運用負荷を大幅に軽減できます。突発的なアクセス急増やセキュリティ対策の運用にお悩みの方には、非常に有効な機能となっています。ぜひ本機能をご活用いただき、より安定したサービス運用にお役立てください。
Jストリームは今後もJ-Stream CDNextの進化を通じて、より快適なWeb体験の提供を目指してまいります。
J-Stream CDNextのご利用や詳細な機能についてご興味をお持ちの方は、以下のサポートサイトやサービス詳細ページにて詳しい情報をご覧いただけます。ぜひご検討ください。

Jストリームの
ソリューションに
興味をお持ちの方は
お気軽に
お問い合わせください。