海外向けを含むハイブリッド配信での学術セミナー、
日・英に加えアジア地域視聴者向け4言語にも対応

シスメックス株式会社 様​​

シスメックス株式会社 様​​

医薬・医療 製造

検体検査事業のリーディング・カンパニーであるシスメックス様は、医療への貢献を目的としてシスメックス学術セミナー」を毎年開催されており、2022年・2023年はハイブリッド配信で実施されました。

海外売上高比率約85%と海外事業のウェイトが高まっているシスメックス様。海外向けの学術情報発信も重要であり、「第45回シスメックス学術セミナー(2023年)」は日本語・英語に加えアジア4言語に対応、海外向け視聴体験を向上されました。Jストリームは、多言語配信を含むライブ配信現場対応や動画配信プラットフォームの提供、オープニング動画制作など演出を担当しています。

シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
前田 忠 様(写真右) 、Sethi Shinbani 様(写真中央) 、今西 奈津子様(写真左)

シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
前田 忠 様(写真右) 、Sethi Shinbani 様(写真中央) 、今西 奈津子 様(写真左)

実施成果・導入効果

  • 会場+オンラインのハイブリッド配信で開催、インターネット配信は海外からも視聴可能
  • 質疑応答は参加方法問わずオンラインで受け付け、イベントの一体感を醸成
  • 講演音声は日・英に加えアジア4言語に対応、視聴体験をさらに向上

進化し続ける「シスメックス学術セミナー」

シスメックス学術セミナーは医療への貢献を目的とし、医師や研究者、医学部の学生等に向けて最新情報を提供しています。年1回の開催を続け今年で第45回目を開催しました(2020年は新型コロナウイルス感染症流行により延期)。

より多くの方に価値ある情報をお届けできるよう、シスメックス学術セミナーは時代に合わせて進化してきました。
かつては神戸・東京2会場で日時を分けての開催から、2拠点間を衛星通信でつないでの同時開催になり、さらにサテライト会場へも衛星通信で配信、2017年には衛星通信部分をインターネット配信(超低遅延配信)に切り替え、2021年にはインターネット動画配信による個別視聴が加わりました。

2021年に向けては、個別視聴に加えハイブリッド配信が可能な仕組みを構築しました。最終的に2021年は、新型コロナウイルス感染症の状況に鑑みて完全オンラインで開催しましたが、翌年以降ハイブリッド配信で開催しています(2022年・2023年) 。

開催の全体像については、下記事例も参考になさってください。
【関連事例】 J-Stream Equipmedia×Synergy!連携による「学術セミナー」を開催、“快適な視聴体験”と“個人別の視聴時間把握による効果測定”を実現

会場よりオンライン参加者が多い結果に

シスメックス学術セミナーは、企業PR色を排した純粋な学術セミナーです。会場にお越しいただく利点としては、集中しやすい環境で講演を聞いていただける点があります。しかし、参加者同士の交流やおもてなしには意図して力を入れていないため、日本国内に限定してもオンライン参加者の方が多い結果となっています。

海外向けを含むハイブリッド配信での学術セミナー全体イメージ
海外向けを含むハイブリッド配信での学術セミナー全体イメージ

質疑応答は参加方法問わずオンラインで受け付け、イベントの一体感を醸成

メインの動画配信プラットフォームにはJ-Stream Equipmedia、参加申し込みやメール配信・DB (データベース)などにはSynergy!を用いています。海外からの視聴者についても同様です。

また、講演中の質問受付にもSynergy!を用いています。いただいた質問には各講演の最後に発表者が答える時間を設けており、海外参加者も含め多くの質問をいただきます。

質問と合わせて「どの地域から参加されている方の質問なのか」を読み上げるようにしており、参加者の一体感醸成にも役立っています。

シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
前田 忠 様
シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
前田 忠 様

インターネット配信により海外からも視聴可能に

学術セミナーはライブ配信ですので、時差に配慮し視聴対象はシンガポールを中心としたアジア地域としています。

かなり以前に衛星中継を用いて海外配信を行ったこともありました。しかし、衛星中継ではコストが高くなりがちです。継続して海外向けにかつ広く配信できるようになったのは、インターネット動画配信の採用によるものです。

講演音声は日・英に加えアジア4言語に対応、視聴体験をさらに向上

講演音声は以前は日本語・英語のみでしたが、今回アジア4言語にも対応させました。当社の売り上げシェアは海外比率が年々高まっています。 以前から「多チャンネル化は避けられない」と感じていました。

Jストリームから海外向けライブ配信に関する提案がありました。 講演の英語翻訳をWeb会議ツールで海外にいる翻訳者に共有し4言語に翻訳、翻訳音声を1プレイヤーで配信するという方法です。
1プレイヤーで言語の切り替えができる新たなプレイヤーを開発してもらい、視聴体験の向上が実現できました。

多言語プレイヤーイメージ

多言語プレイヤーのイメージ

1プレイヤーで5言語(英語、中国語、タイ語、ヴェトナム語、インドネシア語)を切り替え可能。スライド資料は英語版が表示される。

オープニング動画は日・英版を制作

学術セミナーの開会を飾る役割としてオープニング動画を活用しています。クリエイティブにこだわった動画は、参加者の期待感を更に高め盛り上げてくれます。

オープニング動画キャプチャ
オープニング動画キャプチャ
オープニング動画キャプチャ

2022年開催からナレーション付きになっており、ナレーションは日本語・英語の2種類です。このオープニング動画の制作もJストリームに依頼しています。オープニング動画のトーン&マナーを踏襲した講演テロップと共に、学術セミナーの格式醸成にもつながる、大切な役割を果たしてくれています。

【関連事例】 「第43回シスメックス学術セミナー」のオープニング動画を制作、視聴者の期待感を更に高めイベント本編へスムーズに導入

今後はメールでの集客を強化していく

海外も含めまだまだ集客改善の余地はあると思っています。

国内向け配信については以前より、Synergy!のDBに申し込み者情報を蓄積してきましたが、海外向けは昨年からです。
これまで海外向け集客は、子会社・代理店経由で行っており、コントロールしにくいという課題がありました。しかしDB運用により、海外向けにも日本国内同様、当社からメールプロモーションができるようになりました。集客施策の質と量の改善により、参加者の増加につなげられると考えています。

シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
Sethi Shinbani 様
シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
Sethi Shinbani 様

アーカイブ動画の活用も強化

次年度のテーマは1年前に企画委員会の先生方によって決まります。それを受け秋には次回開催の案内・集客が始まります。

集客に合わせ配信を開始するのが、学術セミナーのアーカイブ動画です。
以前から「シスメックス学術セミナーサイト 会員ページ」に掲載していたのですが、積極的に活用はしていませんでした。

より多くの方に情報を届けていくためにはアーカイブ動画の活用も重要です。メールやチラシなど様々な方法を用いて、視聴を案内していく予定です。

セミナー参加申し込みとアーカイブ申し込みは、実は昨年までDBが分かれており、別々に申し込みが必要な状況でしたがこれを一元化しました。ライブ配信だけでなくアーカイブ配信部分も、国内・海外問わずSynergy!に個人別の動画視聴ログが溜まります。運用改善に向けてデータ活用もシームレスに可能です。

シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
今西 奈津子様
シスメックス株式会社 学術情報部 学術サポート統括グループ
今西 奈津子様

事業成長の方向性に沿い海外向けを重視、インターネット動画配信の有用性を実感

「シスメックス学術セミナー」は2022年・2023年とハイブリッド配信で実施しましたが、海外にも力を入れている当社としては、インターネット動画配信の有用性を強く感じています。正しい情報を多くの対象者に届けられたり、気軽に視聴いただけたりするのは、動画配信の強みだと思います。

Jストリームは、アイデアを具現化してくれる提案力・解決力があり、毎年なにかしらバージョンアップしてくれる姿勢を評価しています。今後は、ライブ配信部分・クリエイティブ部分に加え、集客領域での提案にも期待しています。

ご利用サービス

ライブ配信サービスのイメージ

ライブ配信サービス

豊富な知識と経験を兼ね備えたプロのスタッフが、企画・撮影・現場対応・配信まで徹底サポート。ライブ配信を成功に導きます。初めてのライブ配信でも安心してお任せください。

J-Stream Equipmedia (Equipmedia×Synergy!連携)

Equipmedia は企業における使いやすさと充実した機能を備えた動画配信プラットフォームです。視聴申し込みページやフォームの作成、メール配信、アンケートなどを含めたウェビナー実施をEquipmediaとSynergy!の連携で実現いただけます。

動画企画制作サービス

オープニング動画など演出用動画制作の他、集客用動画制作や、アーカイブ動画制作など幅広く対応いたします。

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