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ー SSAIを活用したライブ配信を実施することになったきっかけは?
コンテンツのマネタイズ化のきっかけとして
「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で、ライブ配信を実施するのは2回目(2年目)です。1回目はYouTubeライブで実施していました。
今回、ユピテル様にスポンサーについていただけたことをきっかけに、今後、自社ライブ配信コンテンツをマネタイズ化するための土台が築けないか検討した結果、Jストリームの提供するSSAIライブ配信を実施することになりました。 -
技術局 技術センター 放送技術担当
兼 総合メディア局 メディア事業部
兼 報道局 ライブセンター(web企画担当)
専任部長 高橋 聡 様
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ー なぜJストリームのサービスを採用したのか?
様々な面を考慮した納得のいく提案がもらえた
問い合わせからの対応が早く、しっかりとした提案をしてくれた点が良かったです。
また、当初提案のあったクライアントサイド動画広告挿入(CSAI)が「スマートフォンでアドブロッカーの影響を受ける」などのデメリットで検討が止まっていた中、別手法であるSSAIができるようになったタイミングでいち早く再提案してもらえたことも決め手となりました。
今回SSAIを活用したライブ配信を初めて実施する中で、事前のテストから本番当日まで満足度の高いサポートをもらえたことが、初の試みを成功につなげることができたのではないかと感じています。 -
総合メディア局 メディア事業部
小谷 明弘 様
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ー ライブ配信を実施しての効果は?
運用コストが見極められた
今回Jストリームのサービスを利用してみて、意図したタイミングで広告が表示され、期待通り動作することが確認できました。トーナメント全開催日のライブ配信(約9時間×3日間)と配信時間も長く不安な面もありましたが、大きな問題なく終えられ、今後実施していく上での知見をためることができました。
また、自社の運用体制だけで実施できることが分かり、そこでかかる運用コストを見極めることができたことも次回実施につながるひとつの成果となりました。
ー 今後の展開
インターネット上での動画活用を促進していきたい
今後もWebでのライブ配信は活用していく方針で、IPサイマル配信の実施数も増やしていきたいです。また、静岡新聞SBSグループ全体でさらに動画の活用を進めていきたいと考えています。
サーバーサイド動画広告挿入(SSAI:Server Side Ad Insertion)
サーバーサイド動画広告挿入とは、動画配信システム側で動画コンテンツに動画広告を挿入し、1本の動画ストリームに統合して配信する技術方式です。従来のクライアントサイド広告挿入に比べ、視聴体験や動画広告のリーチ拡大における技術的な課題を解決する手段として、サーバーサイド動画広告挿入が昨今脚光を浴びています。
1. 視聴体験の改善
動画コンテンツと動画広告は、サーバーサイドで1本の動画ストリームに統合されて途切れなく配信されるため、動画を再生するクライアント側では広告挿入前後でのバッファリングや遅延が発生せず、優れた視聴体験の実現が可能となります。2. 動画広告リーチの拡大
本編動画と動画広告が統合された1本の動画ストリームの形式で配信されるため、クライアント側の動画プレイヤーで本編動画と動画広告を切り替える機能が不要になります。その結果、より幅広い端末への配信が可能となるため、動画広告リーチの拡大が可能となります。3. 広告ブロッカーの回避
広告が挿入された1本の動画ストリームの形式で配信されるため、クライアント側の広告ブロッカー(オンライン広告を表示させなくするソフトウェア)の影響を回避することが可能です。SSAI(サーバーサイド)とCSAI(クライアントサイド)の違い
事例のポイント
テレビ放送と同時にインターネットライブ配信を行う「IPサイマル配信」の実施
「サーバーサイド動画広告挿入(SSAI)」を活用し、本編ライブ映像に「プリロール形式」「ミッドロール形式」動画広告を挿入
事前テストも当日も初の試みでの不安を払しょくする満足度の高いサポート