株式会社Jストリーム
株式会社Jストリーム(マザーズ:4308 代表取締役社長:石松 俊雄、以下Jストリーム)は、英国Grabyo社が提供しているクラウドベースのリアルタイム動画編集サービス「Grabyo」の国内販売を開始しました。
併せて、日本国内のユーザーとしてスポーツテレビ局の株式会社ジェイ・スポーツ(代表取締役社長:木下 伸、以下「J SPORTS」)において、ライブ映像のクリッピングおよびSNSへの投稿ツールとして採用されたことをお知らせいたします。
リアルタイム動画編集ツールの重要性
Jストリームでは、1997年の創業以来、様々なイベントのインターネットライブ配信を手掛けてきましたが、多彩なライブ映像のスイッチング、既存の素材の切り出しや編集、自社サイト・動画サイト・SNS等への配信等、複数の機能を、複数のアプリケーションソフトを使い分けて運用することには高度なノウハウが必要でした。特にスポーツ中継のように、多数のアングルを切り替えることで魅力的なコンテンツを制作できる一方、機器の導入が煩雑で環境が安定しない利用シーンにおける難易度は更に高いものとなりました。
しかし、最低限ネット接続が確保できれば、こうした複数の機能を統合し、クラウドベースで運用できるリアルタイム動画編集ツールはこうした環境を一変させました。Jストリームでは、インターネットライブのスムースな運用環境を提供し、一層の普及と発展を図るべく、「Grabyo」の提供を開始しました。
「Grabyo」について
「Grabyo」は、クラウドベースの動画制作、編集支援プラットフォームです。クラウドベースのサービスのため、従来の動画編集ソフトのようにPCにインストールする必要がなく、インターネットに接続できる環境であればどこからでも操作が可能です。
クラウドベースの利点を生かし、離れた環境からのチームエディトリアルや、SNS自動投稿機能、時限削除機能の利用によってコンテンツ管理業務の効率化などが実現できます。
・本サービスの主要機能
「Grabyo」を使うことで、動画の編集、インターネットサービスへの動画展開がクラウド上ですべて行えます。
1.ライブ映像制作「Grabyo Producer」
Webブラウザ上でライブ映像のスイッチングが行えます。
スイッチング機材の導入費、現場対応スタッフの工数が削減できます。
2.動画の即アップ「Grabyo Studio」
Webブラウザ上でライブ映像のクリッピングおよびSNSへの投稿が行えます。
公開までの工程が簡略化できるため、運用者の工数が削減できます。
3.動画の編集「Grabyo Editor」
動画編集ツールのような操作性で、Webブラウザから画像の切り出し、編集作業が行えるため、配信用動画ファイルが「Grabyo」のみで作成できます。
「Grabyo」サービス詳細
www.stream.co.jp/service/grabyo/
J SPORTSにおける「Grabyo」の活用
J SPORTSはTwitter、Facebook、Instagramを中心に20以上のSNSアカウントを運用しています。ラグビーではトップリーグの試合映像を、プロ野球ではキャンプの映像など、各Twitterアカウントにて、「Grabyo」を利用した動画付き投稿の運用が開始されています。
J SPORTSラグビー公式
https://twitter.com/jsports_rugby
J SPORTS中日ドラゴンズ公式
https://twitter.com/jsports_dragons
Grabyo社シニアディレクター兼APAC地域最高責任者 Elliot Renton氏のコメント
「日本のオンラインビデオ業界は急速に進化しています。ネットワークインフラおよび決済システムの普及に加えて、ニュース、スポーツ、エンターテイメントにまたがる日本のコンテンツは無限の可能性を秘めています。視聴者は、コンテンツの利用方法に関してより多くの選択肢と柔軟性を求めており、これが業界全体でより多くの戦略と創造性を促進しています。オンライン、モバイル、デジタル消費の増加は、テレビ市場の構造に大きな影響を与えており、今回のJストリームとのパートナーシップにより日本の放送およびデジタルに関わる方々に必要なすべてのツールが提供されることで、彼らが現在直面している課題の解決を助け、今後のビジネスを支援します。」
Grabyo社について
Grabyo社は本社をロンドンに置き、2013年の設立以降、ヨーロッパ、北米、アジア太平洋地域の主要なスポーツ連盟やメディア企業に対してリアルタイム動画編集サービス「Grabyo」を提供しているテクノロジー企業です。