株式会社Jストリーム
株式会社ソシオネクスト
株式会社Jストリーム(マザーズ:4308 代表取締役社長:石松 俊雄、以下Jストリーム)と、株式会社ソシオネクスト(代表取締役社長:岡本 ?史、以下ソシオネクスト)は、両社のライブストリーミングソリューションを組み合わせ、8K映像ライブストリーミングの実証実験を行い、実現可能なことを確認しました。
実証実験の内容
ソシオネクストの8Kストリーミングエンコーダ「e8」に入力した8K/60P映像に、リアルタイムにHEVC/H.265エンコード処理を施し、Jストリームのライブサーバーに送出。ライブサーバーでHLSにトランスコード処理を行い、JストリームのCDNサービス「J-Stream CDNext」から配信された8K映像ライブストリーミングを、ソシオネクストの8Kメディアプレーヤ「s8」で再生しました。
エンコーダーからライブサーバーまでの映像伝送プロトコルとして、SRT(※1)を採用。一般回線においても、最大100Mbpsの映像伝送が可能となり、またCDNを利用することにより複数拠点への8K映像ライブストリーミングも可能となります。これにより音楽ライブやスポーツイベントなどのパブリックビューイング、医療分野での手技映像など、高精細映像の配信が必要とされるライブ中継への対応が可能となります。
※1 SRT(Secure Reliable Transport)とは、リアルタイム性を保持しつつ高い映像品質を維持するという特徴を持つ次世代の映像伝送プロトコルです。通信環境が不安定な状況下でも、安定かつセキュアな映像伝送が可能です。Jストリームは、SRTの普及推進を目的にHaivision社とWowza Media Systems社が設立した「SRT Alliance」に加盟し、全世界で200社以上の映像関連企業とともに、研究開発などを進めております。
8Kストリーミングエンコーダ「e8」・8Kメディアプレーヤ「s8」について
「e8」は、ソシオネクスト製マルチチャンネル・リアルタイムエンコーダSoC「MB86M31」を搭載、8K/60p映像の HEVC/H.265 エンコードをリアルタイムで処理することで、高精細・大容量な8K映像の IP ネットワーク経由でのライブストリーミングを可能にします。
「s8」は軽量・コンパクト・低消費電力でストリーミングデータおよびローカルに保存した映像データの再生に対応します。デコーダSoC「SC1400A」を搭載、H.265/HEVC 8K映像のリアルタイムデコードに対応しており、8K映像の超高精細な画質を最大限に活用できるパブリックビューイングやサイネージ、またe8との組み合わせによる8Kライブストリーミングなどのアプリケーションに最適です。
J-Stream CDNextについて
Jストリームは、動画等の容量の大きいコンテンツを配信するための基盤として堅牢な配信ネットワーク(CDN)を自社で構築・保有しており、これを活用したCDNサービス「J-Stream CDNext」を提供しております。
「J-Stream CDNext」は、SSLや最新の高速化技術に対応し、配信設定コンソールからお客様自身で各種設定を行うことができる高品質なサービスです。また、日本の企業環境や業務上のニーズに寄り添ったサポートは、Jストリームのサービスに共通する特長として顧客から高い評価をいただいています。
「J-Stream CDNext」サービス詳細
www.stream.co.jp/service/cdn/cdnext/
株式会社ソシオネクストについて
株式会社ソシオネクスト(Socionext Inc.)は、SoC(System-on-Chip)の設計・開発および販売を事業とするグローバル企業です。コンシューマ、オートモーティブおよびインダストリアル分野における世界トップレベルの技術を核に、今日のさまざまなアプリケーションの進化を支えます。長年培った技術力と経験、さらに豊富な IP ラインナップをベースに卓越したソリューションを提供し、人々の豊かな体験 = “better quality of experience”の実現に貢献します。2015 年に設立された株式会社ソシオネクストは横浜市に本社を置き、日本国内、アジア、米国およびヨーロッパの各拠点において製品開発および販売活動をグローバルに展開しています。詳しくはwww.socionext.com/jpをご覧ください。