パートナー選定から3か月で「STVどさんこ動画+」をスピーディーに公開
当社では動画活用自体は元々活発に行っていました。自社Webサイトや番組ホームページ、YouTubeチャンネルなどです。
放送局として動画は多数ある状況の中、社内外から「動画を一か所にまとめて欲しい」「動画に特化した専用サイトが欲しい」といったニーズが出ていました。加えて、インターネットでの動画配信による収益化という事業観点でも数年前から動画ポータルサイトの立ち上げを検討していました。
機能要件や予算、コンセプト等が明確になった2020年秋、インターネット動画配信専門会社数社を対象にパートナー選定に入りました。その時点で動画ポータルサイト立ち上げは3か月後の2020年12月と決めていました。
札幌テレビ放送株式会社 社長室ICT戦略部
熊頭 新平 様、部長 島 昌弘 様、担当部長 山本 典弘 様
機能要件を満たすことに加え初期構築と運用コスト、使いやすさなどで選定
パートナー選定では下記を主な要件としていました
- ✓オンデマンド配信、ライブ配信への対応
- ✓有料動画、無料動画など動画ごとに設定が可能
- ✓無料動画への広告挿入
- ✓想定同時接続数や月間再生数への対応
- ✓独自ドメインへの対応
- ✓コンテンツ保護・セキュリティへの対応
- ✓PC/スマートフォン対応
こういった機能面はもちろん
- ✓幅広い年齢層のユーザーにとって「使いやすい」「見やすい」こと
- ✓運用担当者に使いやすいこと
- ✓導入時のサポート
- ✓動画配信技術や動画配信ビジネスに関する知見
なども選定のポイントでした。
もちろん、事業としての収益化を目指していましたので、初期構築と運用コストも重要でした。
最も良い提案だったのがJストリームです。機能要件を満たしつつ低コストで実現できるプランを提案してくれました。提案時にデモサイトがあり、動画ポータルサイトの完成像をイメージ出来た点も良かったですね。
開発期間はわずか3か月でしたが、期待通り「STVどさんこ動画+」を立ち上げてくれました。初期構築中のサポート「動画配信技術に関する様々な質問への的確な回答」「サイトのユーザビリティをより高める、きめ細やかな調整」といった部分も満足しています。

ライブ・アーカイブまで無料・有料動画を集約した動画ポータルサイト
- ✓TV番組の見逃し配信
- ✓インターネット配信向けオリジナルコンテンツ
- ✓独自イベントのライブ配信
がサイトの主要コンテンツです。
無料動画と有料動画があり有料動画販売は収益源です。また動画ポータルサイト自体にもバナー広告を掲載し収益源としています。
「課金対象の動画」「今後の可能性も含めて収益源として見込む動画」などはJストリームの動画配信プラットフォーム、「権利上問題なくかつ拡散を狙いたいコンテンツ」はYouTube、といったように動画配信プラットフォームの使い分けもしています。
番組制作スタッフや報道記者など現場での運用も安定稼働
「STVどさんこ動画+」の統括は我々の部署で行っていますが、動画のアップロードや公開といった日々の運用は番組制作スタッフや報道記者など現場に任せており、30名程度が運用に関わっています。
動画配信プラットフォーム(J-Stream Equipmedia)や課金動画配信CMSは管理画面の使い勝手がよいですし、操作マニュアルもあり使いやすいと好評です。
「放送と配信の両立」「地域の独自性」に向け
新たなコンテンツ企画の検討も進む公開後、北海道外からのアクセスも多くあり嬉しく思っています。
放送業界では現在「放送と配信の両立」「地域の独自性」という2つの課題を抱えています。
「STVどさんこ動画+」の公開は、北海道のインターネット動画配信のメディアが一つ立ち上がったということです。当社にとって大きな一歩です。
そしてメディア成長の鍵になるのが「ローカルネタにこだわった独自コンテンツの提供」だと思っています。
立ち上げ以降、社内外から新たな動画活用やコンテンツ企画などの相談が寄せられるようになりました。今後は独自のイベントライブをより増やしたり、今より規模の大きなライブ配信も開催したいと思っています。
「北海道の動画ポータル」として益々成長していくためにも、Jストリームには引き続きの支援をお願いしています。
J-Stream Equipmedia/Web制作・運用・システム開発/
コンテンツ課金サービス動画ポータルサイトの仕様策定から有料動画配信に必要となるページ制作やサービスの提供まで幅広く対応可能です。
実施成果・導入効果
パートナー選定から3か月で「STVどさんこ動画+」をスピーディーに公開
「事業成長」「北海道の動画ポータルとしての確立」に向け安定運用をスタート
「放送と配信の両立」「地域の独自性」に向け新たなコンテンツ企画の検討も進む